トランクルーム

トランクルーム徹底活用法!Vol.1

棚活用でストレスフリーに!

トランクルームを 借りるとき、先のことは考えず、とりあえず荷物を入れてしまおう! という人は多いようです。けれども、せっかく月々の賃料を払っているのですから、使い勝手のよいストレスフリーなトランクルーム にしたいもの。そこで、トランクルームを上手に活用するための「棚使いの基本」について、ご紹介したいと思います。

棚活用で、なぜストレスフリーになるのか

トランクルーム に荷物を入れれば、自宅はすっきり!

目的はもちろん達成されます。しかし、段ボールを入れただけでは宝の持ち腐れに…。いざ、荷物が必要になったとき、積み重なった段ボールの中身を1つ1つ確認することになり、結局、それが面倒で入れっぱなしになってしまうからです。

そこでおすすめしたいのが棚収納です。

わざわざ棚を用意して? と思うかもしれませんが、収納するときに、荷物をきちんと整理しておけば、出し入れが快適になり、収納したモノたちも生かされます。

まずはトランクルームのサイズを確認する

トランクルームを借りることになったら、まずはお部屋のサイズを確認しましょう。

サイズは、各店舗のウエブページに掲載されていますが、時間に余裕があれば、メジャーを持って現地まで足を運び、幅、奥行き、高さを測りましょう。天井の梁や壁下の巾木があるかないかもチェックします。
梁や巾木が邪魔をして、荷物や棚が置けない場合があるからです。サイズを測ったら、しっかりメモもとっておきましょう。

*物件によっては棚付きのお部屋もあります。棚を自分で用意するのが面倒な人は、棚付きを借りるという手もありです。

Point

チェックポイント1:天井の梁

チェックポイント2:壁の巾木

チェックポイント3:扉の高さ

▼こんなのもあります!棚付きのトランクルーム

これが重要! 棚の配置を考える

次に棚の配置を考えます。部屋の広さや形、出入り口の位置によって、効率の良い配置があります。小さな部屋での棚の配置は、大きく分けると4通り考えられます。

1.横幅が広く、奥行きが浅い部屋

収納力を確保するなら壁1面に棚を置きます。全体が見渡せ、どこに何があるわかりやすい置き方です。

2.幅が狭く、奥行きが深い部屋

奥行きが深い場合も、長いほうの壁1面に棚を置くと、収納全体が見渡せるので使いやすくなります。収納力を最大にしたい場合は、反対側の壁側に奥行きの浅い棚を置くという手もあります。

3.正方形に近く、入り口がどちらに寄っている部屋

こういう場合はL字型に配置。Lの角は人が入れるスペースを確保するか手が届くことを確認して

4.幅も奥行きもそこそこある

ベースは2列の対面式をお勧め。向かい合う棚とのスペースが広ければ低い引き出しや棚を置いても。

置きたいもののサイズも考えながら、どの配置が使いやすいか考えましょう。棚の配置を考えるときに、物を出し入れするためのスペースを確保することも忘れずに。スペースが余っているからといって、棚や物を入れすぎないように気をつけましょう。

次に、入れるものを考慮して棚を選ぶ。

部屋の幅(または奥行き)に合わせて、スペースが無駄にならないように、できるだけぴったりの幅の棚を選びます。

棚の奥行きは、入れるものに合わせ、小物なら30cm、段ボールや衣装ケースなど大きなものが多い場合は45cmくらいを目安にして、収納グッズと合わせて選びましょう。効率良く収納するためには、棚の奥行きと収納グッズの奥行きを合わせることもポイントです。

棚と収納グッズ、どちらともラインナップしているメーカーは、モジュールを合わせている場合が多いので、同じメーカーで揃えるとすっきりと収まるでしょう。またその際には、棚の対荷重も要チェックです。以外と荷物を詰め込むと重くなりますから。

トランクルームを使用されることになったら、とりあえず今あるかたちに入れるのではなく、棚を入れることをお勧めします。

Point

棚使いのメリット
  1. 出し入れが、段ボール積み重ねよりは楽にできる
  2. トランクルームを天井高まで目一杯使用することが可能になる(つまりお部屋がとってもスッキリするということです!)
  3. 床置きではなくなるので、湿気対策も期待できる

最後に。収納の基本に従い、重いものは下、軽いものは上

書類のように重いものは棚の下段に、小物など軽いものは上段に入れます。出し入れが楽になるだけでなく、下段が重いほうが、地震が来たときにも、棚が倒れにくく安心です。

身体のパーツで説明すると、膝から胸のあたりまでは、無理のない姿勢で使える高さなので、頻繁に出し入れし、あまり重くないものを中段に入れます。

一番下の段には、重くなりがちな書類や書籍などを置きます。収納箱と棚板の間に多少隙間を設けるのがおすすめ。ぴったりいれてしまうと出し入れしにくくなりますので、ご注意を。

身体のパーツで説明すると、自分の肩より高いところは出し入れしにくくなります。ですから、できるだけ軽いものを置くことをおすすめします。まとめて入れると重くなってしまいそうであれば、小分けにして収納するという手もあります。

自宅の収納もトランクルームの収納も、棚さえあればどんなものもすっきりと収納できます。次回は、収納BOX 、収納ケースについてお伝えしたいと思います。

カメラマン/野地康之 取材・文/福井順子

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