トランクルーム

扉の向こうはワンダーランド!?
わたし流・トランクルームの使い方

トランクルームをご利用中の方にインタビュー。”モノとの上手な付き合い方”のヒントが隠されています。

Vol.5 
「トランクルームは、新天地への準備室」

アラキ ジュンさん/ 仮名(デザイン事務所代表)

Profile

アラキ ジュンさん

東京都渋谷区にオフィスを構える、デザイン会社の代表。独立をしてデザイン事務所を始めて約7年、現在のスタッフは4名。仕事の規模が大きくなるにつれ事務所も広くしてきたが、コロナへの対応でリモートワークにトライ。その結果、オフィスを物理的にコンパクトにすることを選択。その引越しのために吉祥寺の自宅からアクセスのよいトランクルームを短期間借りることに。

時代の流れに合わせて、 オフィスをミニマムに最適化。

代表を務めるデザイン会社の移転にともない、はじめてトランクルームを利用したアラキさん。単なる荷物置き場としてではなく、引越しプロジェクトの作戦ルームにすることで、より快適でスマートな事務所移転ができたそう。

「仕事柄なのでしょうか、ゴチャゴチャしてるのが苦手で。整理された空間の方が、思考がクリアになる気がするんです。だから今までは、仕事場もかなり広めにとっていました」
ところがリモートワークがはじまり、状況が一変。
「はじめは事務所に行かないと仕事にならない、と思ってましたが、今では快適。自宅はもちろん、大げさに言えば世界中どこにいても仕事ができる。スタッフも喜んでますし、新鮮な発想が生まれやすいのか、クオリティも上がりました。もう事務所で徹夜…なんて時代じゃないですね、確実に。

そんな訳で、顔を合わせてミーティングする必要があるときだけ、オフィスに来るようになりました。そうすると広さよりも、集まりやすい立地とか、リラックスしてアイディアを出しやすい空間みたいなものの方が重要になったと気づいたんですよね。
そんなとき理想に近い物件に出会ってしまい、ひと目惚れ。トントン拍子でオフィスの移転が決まりました。

想定外の大型プレゼンを受注!断捨離はトランクルームで。

時代に合わせて、サイズダウンを選んだ今回の移転。オフィスの移転日が決まり、新しい環境づくりに思いを巡らせていた矢先、なんとビッグプロジェクトの依頼が舞い込んだのです。
「まさかこのタイミングで…とは正直、思いました。時間に余裕のあるうちに不要品は捨てて、資料のデータ化も進めたい、なんて考えていたところだったので。でも僕たちのデザインを選んでくれたクライアントに対して、手を抜くなんてありえない。引越し作業はストップです。」

とはいえ迫る移転日、進まない荷物の取捨選択…。そんなときスタッフのAさんが提案してくれたのが、農業を営むAさんのご実家に荷物を置かせてもらう、という案。
「ありがたい提案だったのですが、荷物の往復にコストがかかるし、不用品整理のために出向く時間も必要と考えると実際は難しくて。そこでトランクルームはどうだろう?となりました。

調べてみると数ヶ月単位で契約できるし、部屋のタイプも色々あり、場所の選択肢も多い。これは便利だ、となりまして。自宅近くに借りて、汚したくない制作物は空調の効く屋内型、その他のオフィス家具などはすべてコンテナに収納。そこで荷物の仕分けもすることにしました。」

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https://www.hello-storage.com/list/

引っ越しを快適にする、トランクルーム活用法

お邪魔したのは、新しいオフィスへの移転が終わり、引越し作業も終盤に差し掛かったアラキさんの屋外型トランクルーム。そこには引越しをスムーズにするヒントが沢山ありました!

1.「出入口付近に掃除道具はまとめて置いておくといつでもわかりやすいですよ」

コンテナの場合、多少はホコリが入ってしまうので、ほうき&ちりとり、ハンディ掃除機を入り口に常備していたそうです。

引越し作業に必要なアイテムは、筆記用具系(カラーペン、ハサミ、ガムテープ)と掃除系(ゴミ袋、ウエットティッシュ、雑巾)とに分けて収納。

2.「広いコンテナ型トランクルーム を借りて、奥は荷物置き場、手前は作業場に」

引越し作業終盤とはいえ、かなり空間に余裕がある状態。奥から荷物を出し、手前のスペースで選別し、車で搬出、というスムーズな流れのおかげで作業効率がアップ。

3.「目の前に車がつけられる屋外型の1階は、搬入搬出もラクです」と。

荷物の搬入搬出が、わずか2〜3歩で完了!さらに車のバックドアを開けると、雨の日でも濡れずに作業ができるという裏ワザも。

美しい空間というだけでなく、身軽さも心地いい。

オフィス移転の中継地として、そして断捨離の場としてもトランクルームを活用することにしたアラキさん。もとは急場しのぎの対策でしたが、実際に使ってみると想像以上に快適だったそう。
不用品の選別って、けっこう集中力がいるんですよね。トランクルームでやると余分な思考が入らないからなのか、いつも以上にスムーズに進みました。それから新しいオフィスがダンボールで埋まることなく、美しい状態でスタートできるのも気持ちが良かったですね。

引越しが終わってからも、トランクルームの利用は続けようかと思っています。いま考えているのは、データ化できない制作物やオリジナルをとっておきたい資料を集めた『蔵』のようなイメージ。 場所に縛られない働き方ができるようになったいま、トランクルームがあればもっと身軽で自由になれる気がして。これから自分のワークスタイルがどう変わっていくのか、楽しみです。」

アラキさんからのアドバイス

「引越しには絶対トランクルームの利用をおすすめします。そしてトランクルームを利用するなら、少し広めのスーペースを確保してみてください。荷物の仕分けはもちろん、最後まで捨てるか迷った家具やインテリアも、一旦トランクルームに収納したおかげで冷静に判断でき、時間的な余裕も生まれたので友人に譲ることができました。」
短期間でオリジナルのトランクルーム活用法を実践したアラキさん、これからの使い方にも注目です。

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テキスト/村田華子
写真/クラスル編集部

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