引っ越し時のテレビの梱包方法は?事前に準備すべきことや配送料金の相場を解説
引っ越し時に、テレビの梱包や配送方法にお困りの方も多いのではないでしょうか。この記事では、引っ越し時のテレビの梱包方法や配送費用、注意点を詳しく解説します。
引っ越し時のテレビの取り扱いでお悩みの方は、是非参考にしてください。
引っ越し時テレビはどうする?
引っ越しの時にテレビをどうすればよいか、その対処方法は主に以下3つです。
- 自分で運搬する
- 業者に頼む
- 処分する
それぞれの対処方法を解説していきます。
自分で運搬する
近場の引っ越しの場合は車を用意し自分で運搬することが可能です。ただし、テレビはサイズによって、労力が必要であるため、家族や友人など手伝ってくれる人員を確保しておくとよいでしょう。
また、テレビ本体が傷ついたり故障しないように、正しく梱包することも大切です。
業者に頼む
テレビの運搬は、引っ越し業者に依頼することもできます。業者に依頼した場合には、故障のリスクが低くなる傾向にあります。
また、引っ越し業者の中には大型家電のみを運搬する専用プランを用意している業者もあるので、事前に確認しておきましょう。
処分する
テレビが不要であれば、廃棄や売却を検討するのもよいでしょう。テレビは家電リサイクル法の対象品目であるため、通常の粗大ゴミのように自治体が収集して処分することができません。
処分の際には、リサイクル料金がかかります。リサイクル料金はテレビの種類(ブラウン管・液晶など)や家電メーカー、サイズによっても異なります。
以下はテレビを処分する際のリサイクル料金の目安です。
テレビの種類 | リサイクル料金 |
---|---|
ブラウン管式テレビ(小) | 1,320〜1,870円 |
ブラウン管式テレビ(大) | 2,420〜2,970円 |
液晶・プラズマ式テレビ(小) | 1,870円 |
液晶・プラズマ式テレビ(大) | 2,970円 |
参照:一般社団法人 家電製品協会「再商品化等料金一覧」
また、売却する場合には、リサイクル業者やフリーマーケットアプリなどを利用するとよいでしょう。
テレビを買い替える使用年数の目安
テレビを新居へ持っていくべきか、処分するべきか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。一般的にテレビの寿命は10年とされています。
テレビの修理可能な期間は平均8〜10年であることが多いとされています。電源が入らない、画面が暗い・色調がおかしい、画面に線が入る、音割れが酷いなどの不具合がなければ、そのまま使用しても問題ないでしょう。
テレビを処分する方法
テレビを廃棄する際は家電リサイクル券を購入し、業者に依頼して回収してもらいます。テレビの処分料金はリサイクル料金と回収運搬料金が必要になります。
回収運搬料金は、依頼する業者によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
配線の取り外し
テレビを運搬する際には、電源ケーブルやアンテナケーブルを取り外すのはもちろん、ゲーム機、DVD・Blu-rayプレーヤー、録画用の外付けHDDのUSB端子なども取り外します。
引っ越し先では再接続する必要があるため、接続で困らないように配線番号をコードなどにつけておくと便利です。
梱包に必要な資材を準備
テレビは精密機器であるため、梱包は丁寧に行う必要があり、特に液晶画面が割れないようにしっかりと保護します。テレビを梱包する際には以下の道具を事前に用意しておくとよいでしょう。
- テレビを入れるための段ボール
- テレビを入れるためのビニール袋
- テレビのリモコンなどの付属品が入るビニール袋
- テレビを保護する緩衝材(発泡スチロール・エアークッション・新聞紙など)
- ガムテープ・養生テープ
テレビ本体をビニール袋に入れ、テレビの画面や全体を緩衝材で保護し、段ボールに梱包します。
引っ越し時のテレビの梱包手順
それでは引っ越しでテレビを梱包する手順をみていきましょう。
- テレビ周りの掃除
- 付属品の取り外し
- ビニール袋に包む
- テレビの画面を保護
- テレビ本体を緩衝材で保護
- テレビと付属品を段ボールに入れる
- 段ボールを二重にする
- 蓋をしガムテープで止める
手順ごとに解説していきます。
手順1|テレビ周りの掃除
テレビは、静電気の発生などによりホコリが溜まりやすい家電の1つです。テレビの画面や裏側はホコリが溜まりやすいため、梱包前にホコリを除去、タオルや雑巾などで乾拭きしておきます。
テレビの画面はデリケートなので安易な水拭きはさけ、汚れが酷い場合には水で100倍に薄めた中性洗剤を使用して汚れを取り、最後に乾拭きするとよいでしょう。
手順2|付属品の取り外し
電源やアンテナのコード、テレビの台座などの付属品を取り外します。取り外しが不可なコードは、養生テープや結束バンドなどでまとめておくと梱包しやすくなります。
取り外したコードやリモコン、外付けHDDなどの付属品はテレビとは別のビニール袋に入れてまとめておくとよいでしょう。
手順3|ビニール袋に包む
水濡れ対策として、テレビ本体もビニール袋で包み密封しましょう。引っ越し時の天候や、運搬中のトラブルで水がかかってしまうこともあるため、ビニール袋での梱包が最適でしょう。
手順4|テレビの画面を保護
テレビの画面は破損しやすい箇所であるため、テレビの画面に合わせたサイズに段ボールをカットし、養生テープなどで貼り付けて画面を保護します。
手順5|テレビ本体を緩衝材で保護
画面を保護したら、次にテレビ本体自体を緩衝材(発泡スチロール・エアークッション・新聞紙など)で包んで保護します。テレビの脚などは運搬中に特に破損しやすい箇所なので、念入りに保護しておきましょう。
手順6|テレビと付属品を段ボールに入れる
テレビのサイズにあった梱包用の段ボールを組み立て、テレビ本体と付属品を入れます。テレビのサイズに合った段ボールを通販などで購入すれば、ほとんど隙間ができないので安心です。
強度の高い段ボールが最適ですが、通常の段ボールでも端や底をガムテープなどで補強することで強度を上げることができます。
手順7|段ボールを二重にする
テレビを梱包した段ボールを一回り大きな段ボールに入れて、二重梱包するとさらに保護力が高まります。隙間ができる場合には、緩衝材や新聞紙で埋めて固定しましょう。
手順8|蓋をしガムテープで止める
段ボールの蓋をし、中央と端をしっかりガムテープで止め完成です。
引っ越し時にテレビの梱包を業者に依頼する場合の料金相場
テレビの梱包や運搬の料金相場は、引っ越し業者や配送距離、引っ越し時期、ほかの荷物の量によって費用は異なりますが、一般的には35,000円程度の金額から依頼できます。テレビの梱包は、引っ越し業者の基本サービスに含まれている場合が多いです。
業者に依頼する場合は引っ越し当日にテレビを梱包してくれる場合が多いため、事前に自分で作業する必要がなく労力を削減することができます。ただし、専用の梱包資材などは、事前に申し込みが必要である場合や別途料金がかかる場合があるので事前に確認しておきましょう。
引っ越しで入居日・退去日が合わない場合の対処法
引っ越しでは新居の入居日が、退去日に間に合わない場合があります。入居日まで時間があり、荷物の置き場所に困った場合にはトランクルームを活用するとよいでしょう。
トランクルームを利用することで、荷物を収納することができます。また、新居の収納スペースに不安のある方はトランクルームを利用することで収納スペースを拡張することができます。
テレビの梱包をする際には細心の注意を払おう
ここまで引っ越し時のテレビの梱包方法や配送費用、注意点を解説してきました。テレビを運搬する際には正しい方法で梱包し、細心の注意を払って運搬することが大切です。
テレビの配送を業者に依頼する場合の費用も事前にしっかり確認しておきましょう。また、荷物の置き場に困っている方はトランクルームへの収納がおすすめです。
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監修
エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄
2020年8月 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年5月 整理収納アドバイザー1級 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納の知識とトランクルームを掛け合わせ、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。