筋トレ部屋を自宅に作るには?必要なスペースやポイント、注意点を解説
体を鍛えたりジムに通っている人の中には、自宅に筋トレ部屋を作りたいと思う方もいるのではないでしょうか。この記事では、筋トレ部屋に必要なスペースのサイズ、自宅で作る方法やポイント、作る際の注意点を解説します。
筋トレ部屋作りでお悩みの方は、是非参考にしてください。
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筋トレ部屋に必要なスペース
筋トレ部屋を設置する際に必要となるスペースは、器具の数やサイズによっても広さの目安は異なります。余裕を持った筋トレ部屋を作りたい場合には、一般的に6〜8畳の広さが必要とされます。
スペースに余裕がないという場合は、最低でも2m×2m程度の広さは確保しておきましょう。例えば、バーベルシャフト(バーベルのバー部分)の長さは短いものでも1m60cmほどはあるため、使用する場合は2m×2m程度の広さが必要になってきます。
自宅のスペースにさまざまなトレーニング器具を設置するのは難しいでしょう。そんな時に役立つのがパワーラックです。
パワーラックとは、バーベルを設置する台のことをいいます。ベンチプレスやスクワットなど、さまざまなバーベルトレーニングを行うことができるため、胸、肩、背中、下半身など複数の部位を鍛えることができます。パワーラックを設置するのに必要な部屋のサイズは、最低でも4畳半程度といわれています。
筋トレ部屋を自宅に作る方法
筋トレ部屋を自宅に作る方法ですが、一般的に以下が挙げられます。
- 使っていない部屋を活用する
- ガレージ内のスペースを活用する
- 玄関土間のスペースを活用する
- リビングや寝室の一部分を活用する
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
使っていない部屋を活用する
使っていない部屋があれば、それを筋トレ部屋にするのがもっとも手軽な方法です。広めの納戸など、部屋数に余裕がある場合であれば是非活用しましょう。
ただし、部屋の中に荷物がある場合には筋トレの邪魔になるため、別の部屋に移動させるようにしておきましょう。別の部屋に荷物をおくスペースがない場合は、トランクルームなどの活用もおすすめです。部屋の荷物をトランクルームに収納することで、空いた部屋を筋トレ部屋として使用できます。
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ガレージ内のスペースを活用する
海外のホームジムではガレージを筋トレルームとして使用することがあります。ガレージは器具の搬入もしやすく、スペースも十分に確保しやすいことも多いとされています。また、コンクリートでできていることも多く防音対策も万全です。
ただし、ガレージ内は外気の影響を受けやすく温度変化も激しいため、エアコンやサーキュレーターなどを設置することが大切です。
玄関土間のスペースを活用する
玄関土間が広い場合には、筋トレ部屋として活用できます。また、土間がコンクリートなら床が抜けるなどの心配もないでしょう。
ただし、玄関土間にはシューズクロークや収納棚が設置されていることがほとんどです。筋トレスペースが取れるほどの土間スペースがある物件は少なく、生活動線になる場所でもあるため安全に配慮することが必要です。
注文住宅などを考えているのであれば、設計時点から玄関土間のスペースなどに筋トレ用のスペースを設けたいと希望を出すのも方法の1つです。
リビングや寝室の一部分を活用する
空き部屋や土間などがなく、専用の筋トレ部屋を作ることが難しい場合は、リビングや寝室の一部分を活用してみましょう。リビングや寝室の一部を筋トレ用のスペースにする際は、コンパクトに収納できる器具を選択することが大切です。小さいサイズのフィットネスバイクや折り畳み式のトレーニングベンチなどを活用するのがおすすめです。
筋トレ部屋を作るためのポイント
筋トレ部屋を自宅に作る際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 床の補強を行う
- エアコンを設置する
- トレーニング器具以外のアイテムも用意する
- トランクルームを活用する
ポイントを具体的にご紹介します。
床の補強を行う
筋トレ部屋を自宅に作る際には、床の補強が必要です。筋トレでは重量のあるダンベルを床に落としてしまうこともあるため、トレーニング用のゴムマットを敷いて床を補強しておきましょう。
重量のあるトレーニング機器を設置する場合は、できるだけ1階に設置するのがおすすめです。また、床の補強もより念入りに、床にクッション性のあるジョイントマットを敷き、その上に合板、さらに硬めのゴムマットを載せた3重構造にするなどの対策が必要です。その際、ゴムマットは硬めのものを選ぶと安定感が増すためおすすめです。
エアコンを設置する
ジムにはエアコンなどの空調設備が必須です。筋トレ部屋を自宅に作る際も同様で、必ずエアコンやサーキュレーターなどを設置するようにしましょう。トレーニング中は汗をかき、室内も高温になりがちです。夏場は熱中症になることもあるので、エアコンの設置も進めておきましょう。
ただし、エアコンの風が直接身体に当たると冷えすぎてしまうことがあります。器具などの置き場所や実際にトレーニングをするスペースなどは、事前に確認しておきましょう。
トレーニング器具以外のアイテムも用意する
筋トレにはトレーニング器具以外にも必要なアイテムが多くあります。例えば以下のようなアイテムが必要になります。
- 全身鏡
- 部屋用の消臭剤
- 休憩用のベンチ
全身鏡は筋トレ時のフォームチェックに役立ちます。また、筋トレ部屋は汗や器具、ゴムマットなどの臭いが混じりあうため、消臭剤も用意しておきましょう。また、休憩用ベンチがあるとよりトレーニングがしやすくなります。
トランクルームを活用する
トランクルームは自宅の収納スペースの延長として利用できるサービスです。自宅内に筋トレ部屋を作る際、元々あった荷物などの置き場としてトランクルームを活用する方法もあります。トランクルームにシーズンオフの衣類や家電などを収納することで、自宅内のスペースを確保しやすくなります。
また、屋内型トランクルームの中には空調・除湿設備のある物件もあり、湿気に弱いデリケートな荷物の収納にも向いている場合が多いとされています。かさばりやすい衣類や書類などの収納にも利用できるため、トランクルームを利用することで、荷物が多すぎて筋トレ部屋を作るスペースがないというお悩みも解消しやすくなります。
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関連記事:トランクルームとは?使い方や選び方、メリットを徹底解説
筋トレ部屋を作る際の注意点
安全で快適な筋トレ部屋を作る際には、以下の注意点を確認しておきましょう。
- キズ対策をする
- 振動・騒音対策をする
- 安全な使用を心がける
それぞれの注意点を解説します。
キズ対策をする
筋トレ時にふとしたことで床や壁にキズをつけてしまうことは少なくありません。賃貸物件の床や壁にキズをつけてしまうと、退去時に原状回復費用が発生することがあります。原状回復費用は高額になることもあるので、キズ対策は必須になります。
器具を床に置く場合、ジョイントマット、合板、硬めのゴムマットなど複数のアイテムで保護しておくことが大切です。また、賃貸物件によっては筋トレ部屋を作ることが不可なものもあるため、事前に管理会社に確認しておくことも大切です。
振動・騒音対策をする
筋トレ時には振動や騒音が発生することがあります。特に集合住宅の場合、振動や騒音は近隣トラブルになる可能性があるため、必ず振動・騒音対策をしておきましょう。具体的には以下のような対策を進めておくのがおすすめです。
- 防振マットを敷く
- ベンチプレスを使用する際は、プレートの金属音防止としてラバープレートにする
- ダンベルラックにはジョイントマットなどを敷く
筋トレをする際は、近隣の方に迷惑をかけないような使い方を心がけておきましょう。
安全な使用を心がける
トレーニングジムなどでは、ジムスタッフやトレーナーが常駐していることがほとんどです。そのため、何か事故が起こった場合には対応してくれます。
一方、自宅の筋トレ部屋では1人で使用することが多く、自分自身で安全対策を行わなければいけません。器具の危険な使い方をしない、過度なトレーニングは控える、体調が優れない時はトレーニングを休むなどの対策が重要です。
また、お子さんがいるご家庭の場合、トレーニング器具で遊んでケガをする恐れもあります。使用していない時間は部屋の鍵をかけるなどしておきましょう。
筋トレ部屋を作る際にはトランクルームも検討しよう
ここまで、筋トレ部屋に必要なスペースのサイズ、自宅で作る方法やポイント、作る際の注意点を解説してきました。自宅に筋トレ部屋を作る際は必要なスペースを把握し、部屋のサイズにあった器具を置くことが大切です。
床の補強やエアコンの設置、キズ・振動・騒音対策をし、安全な使用を心がけるようにしましょう。
また、自宅内に筋トレ部屋を作るために、荷物の置き場を探しているという場合は、トランクルームの利用も検討してみてください。
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監修
エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄
2020年8月 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年5月 整理収納アドバイザー1級 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納の知識とトランクルームを掛け合わせ、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。