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物置収納できるものって?収納アイデアや収納アイテム、注意点を解説

物置

物置は収納力の高いスペースのため、自宅の敷地内などへの設置を検討している人もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、物置には収納に適しているものと適していないものがあるため注意が必要です。

この記事では、物置の収納に適しているものと適していないもの、物置収納のアイデアや役立つ収納アイテム、注意点を解説します。

物置の収納方法でお悩みの方は、是非参考にしてください。

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物置の収納に適しているものと適していないもの

物置は基本的に屋外に設置することが多く、温度や湿度の影響を受けやすくなっています。そのため、収納に適しているものと適していないものがあり注意が必要です。

それでは、物置の収納に適しているものと適していないものをそれぞれ見ていきましょう。

物置の収納に適しているもの

アウトドア用品

物置での収納に適しているのは以下のようなものです。

  • アウトドア用品(バーベキュー用品、キャンプ用品、アウトドアチェアなど)
  • 園芸用品(スコップ、ハサミ、芝刈り機など)
  • 車用品(タイヤ、洗車グッズなど)
  • 趣味のもの(スケートボード、スノーボード、スキー用品、釣り道具など)
  • 季節家電や季節もの(ストーブや雪かきグッズなど)
  • 外遊び用のおもちゃ(水鉄砲、ラケット、ボールなど)
  • 自転車
  • 防災用品

物置は屋外に設置するため、庭や外で使用するアウトドア用品、園芸用品、車用品、自転車、外遊び用のおもちゃなどの収納に向いています。

趣味のものや季節家電など、自宅の収納を圧迫しがちな荷物を物置に収納することで、自宅の収納スペースに余裕ができます。また、防災用品を物置に入れておくことで、いざという時に役立つでしょう。

物置の収納に適していないもの

衣類

物置での収納に不向きなのは以下のようなものです。

  • 衣類
  • 寝具
  • 食料品
  • 紙類(本・書類・アルバム・絵画など)
  • 精密機器
  • 人形(ひな人形など)
  • ガスボンベ

物置は、温度や湿気に影響を受けやすい荷物の収納には向きません。衣類や食料品、紙類や精密機械、人形などを物置に収納すると劣化やカビの恐れがあります。もしこれらを物置に収納したい場合は湿気対策などの劣化を防ぐための対策が必要になります。

また、ガスボンベは夏の温度上昇で破裂する恐れがあるため、物置での収納は避けておいたほうがよいでしょう。

物置の収納アイデア

物置はアイデア次第で使いやすい収納場所に早変わりします。まずは以下のようなアイデアを参考にしてください。

  • 空間を仕切る
  • 収納するものの定位置を決める
  • 重いものを下に置く

物置の収納アイデアを、具体的にみていきましょう。

空間を仕切る

物置に荷物を収納する際には空間を仕切ることが大切です。

物置の収納に適しているものは幅広く、自転車のような大きくて場所を取るもの、釣り竿のような高さのあるもの、スコップやおもちゃなどの小さなものまでと、そのサイズは様々です。

何をどこに入れるかを考え、物置の空間を区切ることで整理された物置になります。例えば高さのある荷物を収納するために、木製ボードなどで仕切りをつければ「背が高いものの収納エリア」として空間を仕切ることができます。

空間を仕切る際には、その他にも棚や収納ボックスなどのアイテムが活用できます。

収納するものの定位置を決める

物置に収納する荷物は「定位置」を決めましょう。収納する荷物の定位置を決めることで、取り出しがしやすくなるだけでなく、整理された物置になります。

収納ケースなどをうまく活用して、荷物の種類別に定位置を作るとわかりやすくなります。また、前述したように空間を仕切ることで、荷物の定位置を決めやすくなります。

重いものを下に置く

物置収納に限ったことではありませんが、軽い物は上、重い荷物は下に収納するのが鉄則です。軽くて使用頻度の高い荷物は、腰より上あたりに収納すると出し入れが楽になります。

重い荷物をラックの上段などに収納すると、出し入れが大変なだけでなく落下や怪我の原因にもなるので注意しましょう。

物置の収納アイテム|収納ケースや収納ラックなど

物置に荷物を収納する際には、アイテムを活用することで収納しやすくなります。以下のようなアイテムを活用しましょう。

  • 収納ケース
  • 収納ラック
  • 吊り下げフック
  • 突っ張り棒
  • マグネット
  • ワゴン

アイテム別に特徴や使い方をご紹介します。

収納ケース

収納ケース

押入れに収納ケースを入れることで、荷物の分類や出し入れがしやすくなります。ポリプロピレン収納ケースは頑丈なので物置の中で使用するのにおすすめです。

透明や半透明のポリプロピレンケースを使用すれば、中の物が見えるので出し入れがしやすくなります。また、収納ケースに収納する荷物によっては、除湿剤や防虫剤を入れておくことで中の荷物の劣化を防ぎやすくなります。

収納ラック

収納ラック

物置に収納ラックを設置することで、デッドスペースを作ることなく収納できます。

収納ラックの素材でおすすめなのは金属製です。金属製のラックは丈夫なため、重い荷物を載せることも可能です。

プラスチック製のラックは軽量なものを収納するのに向いており、安価で購入できるのがメリットです。収納ラックの種類やサイズを統一することで、見た目がすっきりとした収納空間を作り出せます。

吊り下げフック

吊り下げ可能な荷物の整理には、吊り下げフックが便利です。使用頻度の高い園芸用スコップやほうきなどをフックにかければ、出し入れもしやすくおすすめです。吊り下げフックは物置の側面に設置できるので、壁面スペースを有効に活用できます。

突っ張り棒

突っ張り棒やワイヤーを物置に設置することで、物置の収納力を上げることができます。突っ張り棒とフックを組み合わせてランタンを吊るし、物置内の照明を簡易的に作るのもおすすめです。

なお、突っ張り棒を設置する際には、どのくらいの重さに耐えられるかの耐荷重をチェックするようにしましょう。

マグネット

スチール製の物置であればマグネットを活用するのもおすすめです。例えば、マグネットで固定するフックは取り付けしやすいだけでなく、フックのサイズも豊富です。

ネオジム磁石を使用した超強力なものもあり、重い荷物を吊り下げても落下する心配が少なくなります。 360°回転するタイプのものなら物置の天井に付けることも可能です。

マグネットフックにレインコートやヘルメット、ほうきなどをかけて収納するのもアイデアの1つです。

ワゴン

屋外で使用する細々とした荷物は、アウトドアワゴンにまとめて入れておくのがおすすめです。アウトドアワゴンには車輪がついており、簡単に移動させることができます。

例えばレジャーグッズなどをアウトドアワゴンにまとめておけば、レジャーに行く際にそのまま持ち出せるので便利です。

物置収納の注意点

物置収納は出し入れのしやすさや、収納する荷物の種類を確認することが大切です。物置収納をする際には、以下のような点に気を付けて収納するとよいでしょう。

  • 動線を確保する
  • 湿度対策をする
  • スペースいっぱいに収納しない
  • ストーブ収納時には引火対策をする

物置に荷物を収納する際の注意点をそれぞれご紹介します。

動線を確保する

物置内では、人が通れる動線を確保することが大切です。最低でも大人1人が歩ける程度の通路を確保しなければ、物置の奥に収納した荷物を取り出すのが困難になります。

動線が確保できない場合にはサイズの大きな物置を購入するか、不要なものを処分するといった工夫が必要です。

湿度対策をする

物置は屋外に設置されているため湿気がこもりやすい場所です。そのため収納する荷物によっては劣化やカビが発生する恐れがあります。

換気扇の設置、除湿剤・除湿シート、物置の下部にすのこや新聞紙を敷く、備長炭などのアイテムを利用すると、湿気対策に効果的です。

スペースいっぱいに収納しない

物置に荷物を入れすぎると通気性が悪くなり、カビや雑菌の発生リスクが高まります。物置に収納する際にはスペースいっぱいに収納せずに、8割程度に留めておきましょう。

また、物置にスペースの余裕を作ることで動線の確保もできます。

ストーブ収納時には引火対策をする

物置に石油ストーブや石油ファンヒーターを収納する際には注意が必要です。

灯油が入ったまま収納すると本体の故障や火災の原因になります。灯油は燃やし切ってから収納するようにしましょう。

また、ストーブは灯油だけでなくホコリやゴミの付着でも引火することがあります。段ボールなどに入れてホコリやゴミの付着を対策することが大切です。

収納が足りない場合にはトランクルームも検討しよう

屋外トランクルーム

ここまで物置に収納できるものとできないもの、収納アイデアや役立つ収納アイテム、注意点を解説してきました。物置には荷物を何でも入れていいわけではなく、収納に不向きな荷物もあるため注意が必要です。

また、物置は収納アイデアや収納アイテムを用いて整理整頓することでより快適に利用できます。ただし、物置はスペースいっぱいに荷物を収納せずに、動線を確保する程度の余裕が必要です。

物置だけでは収納が足りない、物置を所持していない、置く場所がない場合には、トランクルームの利用を検討してみるのはいかがでしょうか。トランクルームとは自宅の収納の延長として利用できる収納スペースで、主に屋内型と屋外型の2種類があります。

物置の収納に適していないような温度や湿度に弱い荷物は、空調・除湿設備があることの多い「屋内型トランクルーム」を利用するのもおすすめです。

関連記事:屋内トランクルームの特徴は?メリット・デメリットや料金相場を解説

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監修

小川真澄さん

エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄

2020年8月 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年5月 整理収納アドバイザー1級 取得

子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納の知識とトランクルームを掛け合わせ、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。

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