服の断捨離の3ステップとは?基準や注意点、断捨離後のポイントまで解説

服の断捨離は自宅をスッキリさせるのに効果的な整理術ですが、大切な服まで捨ててしまい後悔したという方も少なくありません。
この記事では、服の断捨離をするステップをはじめ、断捨離を行うメリットや断捨離の対象となる服を見極めるポイントについて詳しく解説します。また、後悔しないための注意点、断捨離後に意識したいポイントなども紹介します。
服の断捨離をしたい方や断捨離で失敗したくないという方は、ぜひ参考にしてください。
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服の断捨離の3ステップ
古くなった服や着る機会の少ない服の断捨離をしたいという方は多いでしょう。服の断捨離は、一般的には以下の3ステップで進めていきます。
- 服を全部出す
- 服を分別する
- 必要な服を収納する
各ステップについて、それぞれ見ていきましょう。
服を全部出す
服の断捨離をする際には、自分が持っている服がどのくらいの量なのか、どのような服を持っているのか把握することが大切です。
まずはクローゼットや押入れにしまっている服をすべて出してみましょう。持っている服の一部だけの断捨離を行うと、中途半端になることが多く、再度行わなければならないことも少なくありません。そのため、すべて出すのがポイントだと覚えておきましょう。
服を分別する
持っている服をすべて出したら、次に服をカテゴリごとに分別していきます。カテゴリは「必要」「不要」「保留」の3つに分類するのがポイントです。
カテゴリごとに段ボールを用意し、服を仕分けして入れていきます。断捨離をするかどうか迷う服は「保留」に仕分けることで、捨てなければ良かったという後悔を防げます。
「保留」とした服の置き場所に悩む場合は、トランクルームを活用するのも方法の1つです。トランクルームを活用するメリットについては後述します。
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必要な服を収納する

「必要」とした服は、クローゼットや衣装ケース、チェストなどに収納します。
クローゼットに収納する服の量は、クローゼットに対して7〜8割を目安にするのがおすすめです。服を詰め込み過ぎると服を探すのが難しくなるため、余白を作ることが大切です。
引き出しタイプのチェストに収納する際には、服を畳んで縦に入れるのがポイントです。縦に入れることで、服を引き出し内で積み重ねることがなくなり、中の服が把握しやすくなります。
断捨離で「不要」と判断した服は、適切な方法で処分をしましょう。詳しい処分方法については後述します。
断捨離とミニマリズムの違い
断捨離と似た言葉にミニマリズムがあります。どちらも物を減らすという点は共通していますが、目的や考え方に違いがあります。
ミニマリズムとは、「必要最小限」の持ち物しか持たず、シンプルな生活を追求する考えやライフスタイルのことです。例えば「Tシャツは5枚まで」「コートは2着まで」などと、具体的な数値を設けるケースが多いです。
一方、断捨離とは、「自分にとっての適正量」を見極める作業のことです。身の回りを整理することで、快適な生活を目指すため、数値の縛りやルールを設ける必要はありません。
断捨離の目的は、快適で心地良い暮らしを実現することです。やみくもに物を減らす作業ではないことを理解しておきましょう。
服の断捨離を行うメリット
服の断捨離を行うことは、多くのメリットをもたらします。具体的なメリットは以下の5つです。
- 服が探しやすくなる
- コーディネートが決めやすくなる
- 自分の好みを把握できる
- 衝動買いや無駄遣いを減らしやすくなる
- スッキリとした気持ちになる
それぞれのメリットについて、詳しくみていきましょう。
服が探しやすくなる
服の断捨離を行うと、服が探しやすくなります。
クローゼットに服があふれている状態では、着たい服がすぐに見つかりません。服を探すことに時間を割かなければならず、身支度に余計な時間がかかってしまいます。
断捨離をすると、余分な服がなくなるため、着たい服をすぐに見つけられるようになります。収納スペースには空きが生まれ、日々の整理整頓も楽になるでしょう。衣替えの手間も軽減し、次の季節に向けての準備もスムーズに行えます。
コーディネートが決めやすくなる
コーディネートが決めやすくなることも、服の断捨離を行うメリットです。
手持ちの服が多すぎると、「どれを着るべきか」と、コーディネートを決めるのにも一苦労してしまいます。服の断捨離を行えば、厳選された服だけが手元に残り、コーディネートを決めやすくなるでしょう。
自分の好みを把握できる
断捨離は、自分自身の好みを把握するきっかけにもなります。
服の断捨離をする場合、1着ずつ手に取り、「気に入っているか」「よく着ているか」「自分に似合っているか」などを考えます。この作業を繰り返すことで、自分が大切と思う服や普段よく着ている服などの傾向が明確になります。
服に対する自分の好みが自然と分かってくれば、自分らしいスタイルが確立でき、毎日のコーディネートも楽しくなるでしょう。
衝動買いや無駄遣いを減らしやすくなる
「流行っているから」という理由だけで購入した服が、実際に着てみると着心地が悪かったり、似合わなかったりすることはよくあります。このような衝動買いは、無駄遣いにもなってしまいます。
断捨離の作業を進めることで自分の好みを把握できれば、必要なものと不要なものの判断もつきやすくなります。結果として、衝動買いや無駄遣いを減らしやすくなるでしょう。
スッキリとした気持ちになる
収納スペースが服であふれた状態では、服が取り出しにくく、片付けもしにくくなります。整理整頓が追いつかなくなれば、さらに乱雑になったり、整理が面倒になったりと、悪循環に陥ります。
また、ごちゃごちゃした空間は、心理的にも圧迫感を与えるため、知らず知らずのうちにストレスを感じているかもしれません。
断捨離を行い、不要な服を処分すれば、クローゼットや部屋の中には必要なものだけが整然と並んだ状態になります。キレイに片付いた空間は、気分をスッキリさせてくれるでしょう。
断捨離の対象となる服を見極める6つの基準

服の断捨離をするためには、処分する服の基準を設けることが大切です。一般的には、以下の6つのポイントを参考にするのがおすすめです。
- 1年以内に着用したか
- 汚れやほつれ、毛玉などが多くないか
- コーディネートしやすいか
- 現在着用できるか
- デザインが好みか
- 高価な服であっても着ているか
それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。
1年以内に着用したか
断捨離をする判断基準として「1年以内に着用したか」を確認しましょう。1年以上着ることがなかった服は、今後も着る機会がない可能性が高いと考えられます。
ただし、スーツやジャケット、冠婚葬祭に着用する礼服は機会が少なくとも今後必要になる可能性がありますので、1年以上着ていなくても処分する必要はありません。
汚れやほつれ、毛玉などが多くないか
汚れやほつれ、毛玉、色褪せなどで見た目が悪くなった服は、処分の対象として検討しても良いでしょう。汚れやほつれなどがある服は古くなっていることが多く、着心地も悪い場合があります。思い切って新品の服と買い換えることで、気分がスッキリするかもしれません。
コーディネートしやすいか
コーディネートしやすいかどうかも、判断基準の1つとなります。服自体は素敵であっても、他の服と合わせにくいと着る機会は減ってしまいます。着用頻度が少ない場合は、思い切って処分することも方法の1つです。
服を購入する際にも「コーディネートしやすいか」という点を含めて検討することが、大切なポイントです。
現在着用できるか
現在着用できるかどうかを確認することも大切です。服の断捨離をする際には、一度袖を通してみて今の自分の体型にフィットしているかをチェックすると良いでしょう。
サイズが合っていない服は見栄えが悪く、着心地も悪くなりがちです。いつか着るだろうとサイズの合わない服を残しておくと、クローゼットはスッキリしません。着用しにくい服は、断捨離をする対象として検討しても良いでしょう。
デザインが好みか
自分の好みのデザインかどうかも、服の断捨離をする際には大切なポイントです。購入当時はデザインを気に入っていても、時間が経つことで好みではなくなってしまうことも少なくはありません。また、「流行のアイテムだから」と購入したものの、あまり自分自身の好みではなかったと購入後に気付くケースもあります。
服の断捨離では、自分自身の好みを大切にしながら処分する服の判断をしましょう。
高価な服であっても着ているか
高価な服は処分するのに躊躇してしまいがちです。しかし、たとえ高価な服であっても着る機会が少なければ、タンスの肥やしになってしまいます。捨てるのが心苦しい場合には、友人に譲ったり、フリマサイトなどで売却したりする方法もあります。
服の断捨離をする際に注意すべき点

服の断捨離をする際に注意すべき点をご紹介します。
- 悩んだ際は検討期間を設ける
- 季節物・フォーマルな服は慎重に
- 家族の服の断捨離には許可を得る
- 思い出の服は極力処分しない
注意点を詳しく見ていきましょう。
悩んだ際は検討期間を設ける
服の断捨離をする際には、捨てるべきか悩むことがあります。そういった場合にはすぐに処分せず、「保留」にしてしばらく検討することが大切です。検討期間を設けることで、処分してからの後悔を防ぐことができます。日を改めてチェックすることで、必要かどうかの判断がつきやすくなる場合もあります。
検討期間は半年などに設定し、その期間に着用しなかったら処分するなどのルールを作りましょう。
季節物・フォーマルな服は慎重に
季節物やフォーマルな服の処分は慎重に行う必要があります。
断捨離をする際、どうしてもシーズンオフの服が対象になりやすい傾向があります。夏であれば冬服を、冬であれば夏服を処分の対象に選びがちです。実際に着用する季節が訪れた際に「やっぱり必要だった」と思うケースも少なくはありませんので、季節物の服の判断は慎重に行いましょう。
また、冠婚葬祭の礼服などフォーマルな服は着る機会が少なく処分対象になりがちです。しかしながらフォーマルな服を着る機会は突然やってくることが多く、処分してしまうと慌てて購入することになります。着用に問題がないのであれば、処分せずに取っておくと良いでしょう。
家族の服の断捨離には許可を得る
家族の服を勝手に処分してしまうとトラブルになる可能性があります。家族であっても相手の許可を得ないで処分するのはやめましょう。他の人から見ると不要な服でも、本人にとっては思い出の詰まった服であることも少なくありません。
思い出の服は極力処分しない
思い出の服の処分はなかなかできないものです。処分するべきか悩む場合には極力処分しないようにしましょう。処分するのは簡単ですが、思い出の服を取り戻すことはできません。処分してから後悔しても取り返しがつかないため、収納スペースを確保して取っておくのがおすすめです。
断捨離した服の処分方法
断捨離した服の処分方法は、主に以下の3つです。
- ゴミとして処分する
- 知人・友人に譲る
- フリマアプリなどに出品する
断捨離したとはいえ、服をゴミとして捨てることに「もったいない」と感じる方がいるかもしれません。服の状態や手間をかけられるかどうかを考慮しながら、処分方法を判断するとよいでしょう。
ゴミとして処分する
ほつれや汚れがあるなど、状態が良くない服はゴミとして処分しましょう。
地域によってゴミの分別ルールは異なります。衣類は「資源ゴミ」に分類される地域もあれば、「燃えるゴミ」として処分できる地域もあります。
処分したい服がどの分類に当てはまるのか、事前に自治体のホームページやゴミ収集カレンダーで確認してください。
知人・友人に譲る
目立った汚れや着用感のない、状態のよい服であれば知人や友人に譲るのも処分方法の1つです。ただし、知人・友人に譲る際は、不要な物を押し付ける形にならないよう注意しましょう。「本当に必要としているか」「サイズ感が合うか」など、必ず相手の意向を確認してください。
知っている相手に譲ることに抵抗がある場合は、自治体やショッピングモールなどに設置されている「衣類回収ボックス」を利用するのも方法の1つです。
フリマアプリなどに出品する
状態が良い服は、フリマアプリなどに出品するのもおすすめです。服を処分できるだけでなく、収入も得られる点は大きなメリットだといえるでしょう。
ただし、出品したからといって必ず売れるわけではありません。また、写真を撮影したり、購入者とやりとりをしたりなど、手間がかかることも理解しておきましょう。
一定期間出品しても買い手がつかない場合は、ゴミとして処分する潔さも大切です。
服の断捨離後に意識しておきたい3つのポイント

せっかく服の断捨離をしたのにもかかわらず、時間の経過とともに、また服が増えてしまうというケースは少なくありません。意識的にコントロールをしていないと、服はすぐに増えてしまいます。
ここでは、服の断捨離後に意識しておきたい3つのポイントを紹介します。
- 服の購入はしっかりと考える
- 新しい服を買うたびに手持ちの服を見直す
- トランクルームの活用を検討する
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
服の購入はしっかりと考える
新しい服を購入する前には、しっかりと考えることが大切です。「本当に必要なのか」「手持ちの服とコーディネートしやすいか」といった視点を持つようにしましょう。
また、どんなに素敵な服でも、着用できる機会そのものがなければもったいない買い物になってしまいます。そのため、実際に自分が着用するシーンを想像できるかというのもポイントの1つです。
加えて、サイズを確認することも重要です。店頭では必ず試着をする、オンラインショッピングではサイズをよく確認することも忘れずに行いましょう。こうすることで無駄な買い物の防止になり、断捨離後のスッキリした状態のキープにつながります。
新しい服を買うたびに手持ちの服を見直す
新しい服を買うたびに手持ちの服を見直すことも、断捨離後に意識しておきたいポイントの1つです。
例えば、新しいシャツを1枚購入したのであれば、手持ちのシャツを「必要」「不要」「保留」に分類してみましょう。同じようなデザインのシャツや、長らく着ていないシャツがあるかもしれません。
新しい服を買うたびに、必ずしも手持ちの服を捨てる必要はありません。しかし、不要な服を増やさないためには、手持ちの服をこまめに見直すことは大切です。
手持ちの服を常に把握しておくことで、足りていないアイテムがはっきりし、次に買うべき服も明確になります。
トランクルームの活用を検討する

服の断捨離をしても、そもそも自宅の収納スペースでは足りないという方がいるかもしれません。また、「保留」とした服の置き場所がないというケースもあるでしょう。そのような場合は、トランクルームの活用も方法の1つです。
トランクルームは、自宅の収納スペースの延長として利用できるサービスです。断捨離の際に「保留」とした服や、シーズンオフの服、手放したくない思い出の服などの収納場所として活用できます。
屋内型トランクルームなら、空調・除湿設備のある物件もあり、湿気などに弱い衣類の収納にも向いている場合が多いです。
トランクルームをうまく活用すれば、服を手放すことなく、自宅の収納スペースをスッキリとできます。
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服の断捨離をする際は後悔しないように行おう
ここまで、服の断捨離をするステップや断捨離をするメリット、注意点や断捨離後に意識したいポイントについて解説しました。
服の断捨離をする際には、「必要」「不要」「保留」に分類し、処分する服の基準を設けることが大切です。一度手放してしまった服は、取り戻すことができません。後悔しないよう、慎重に行いましょう。
自宅の収納スペースが狭いことが理由で、服の断捨離を考えているのであれば、トランクルームの利用も検討してみてください。トランクルームを活用することで、自宅のスペースを有効活用できるようになります。
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小川 真澄
2020年 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年 整理収納アドバイザー1級 取得
2024年 防災士 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
災害大国の日本でお家の整理収納は非常時にも役立つという思いもあり、本格的に防災について学ぼうと防災士を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納 × 防災 × トランクルームで、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。