断捨離とミニマリストの違いは?自宅をスッキリさせるポイントや注意点も解説

「気づけば物が増えて部屋がごちゃごちゃしている」「片付けてもすぐに散らかってしまう」そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
スッキリした空間で暮らしたいと思ったときによく耳にするのが、「断捨離」や「ミニマリスト」という言葉です。どちらも「物を減らして快適に暮らす」という点では共通していますが、実は目的や考え方には違いがあります。
この記事では、断捨離とミニマリストの違いをわかりやすく整理し、自宅をスッキリ整えるためのポイントや注意点を紹介します。
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断捨離とミニマリストの違い
断捨離とは、「断行(入ってくる不要な物を断つ)」「捨行(家にずっとある不要な物を捨てる)」「離行(物への執着心をなくす)」を組み合わせた言葉です。本当に大切な物を選び、物への執着から離れることで心のゆとりを生み出す、行動・手段・考え方を指します。
一方、ミニマリストは「必要最低限の物だけで暮らす」ことに価値を見出す人、またはそうしたライフスタイルを意味します。
両者は似ているようで、目指すゴールや重視するポイントが異なります。ここでは、その違いを次の3つの視点から整理してみましょう。
- 目的
- 実践方法
- 物の持ち方
目的
断捨離の目的は、物への執着を手放し、自分にとって必要な物を見極めながら、快適な生活を目指すことです。物を減らすことで、気持ちをリセットし、今の自分に本当に必要なものを見極めることを重視します。
一方、ミニマリストの目的は、最小限の持ち物で、より自由に生きることです。物に縛られない暮らしを実現し、時間・お金・人間関係などに余白を生み出すことで、心の豊かさを感じられる生き方を目指します。
実践方法
断捨離では、まず不要なものを捨てることから始めます。ただし、やみくもに物を減らすのではなく、本当に必要な物を選び残すことが大切です。何を手放すかではなく、何を残すかを選ぶことこそが、断捨離の本質といえるでしょう。このプロセスを通じて、物への執着を手放し、心地よく快適な暮らしを目指します。
ミニマリストは、洋服を10着に絞る、家具を必要最小限にするなど、持ち物そのものを徹底的に減らすのが特徴です。中には「物を持たないこと」自体を追求し、家具や家電も必要最低限にとどめ、身の回りを極限までシンプルに整える方もいます。
このように、断捨離の実践方法は「必要なものを見極めて減らす」、ミニマリストの実践方法は「最初から持たない暮らしを続ける」という点で違いがあります。
物の持ち方
断捨離は「自分にとって必要なものを大切に持ち続ける」という考え方が基本です。生活に欠かせない実用品だけでなく、心が満たされる物や思い出の品など、気持ちに寄り添う持ち物も大切にします。こうした物との付き合い方を通じて、「お気に入りの物に囲まれた暮らし」を目指します。
一方、ミニマリストが重視するのはできるだけ物を減らし、持ち物を最小限に抑えることです。一つの物を多目的に使うなど、少ない持ち物で心地よく暮らす工夫を取り入れ、物に左右されない、軽やかな暮らし方を実現します。
断捨離で自宅をスッキリさせる5つのポイント

断捨離を実践する際は、やみくもに捨てるのではなく、ルールや習慣を決めて行うことが大切です。ここでは、断捨離で自宅をスッキリ保つためのポイントを5つ紹介します。
- ルールを決める
- 断捨離を定期的に行う
- 物の定位置を決める
- 完璧を目指さない
- トランクルームを活用する
これらを意識するだけで断捨離を無理なく、心地よく続けることができるでしょう。
ルールを決める
断捨離に取り組む際は、荷物を「残す」「保留」「処分」の3つに仕分けるのがおすすめです。事前にルールを決めておくことで、スピーディーに作業が進みます。
今の生活で使っている物や、見て心が満たされる物は「残す」に仕分けます。一方、1年以上使用していない物や壊れている物、期限が切れている物などは「処分」と判断して問題ないことが多いでしょう。
手放すべきか判断に悩むものは、一度「保留」に仕分けておくと、作業中の迷いや時間のロスを大幅に減らせます。「保留」にしたものは、3カ月以内など期限を決めて再度見直すことが大切です。
断捨離を定期的に行う
断捨離は、一度やって終わりではありません。生活しているうちに物は自然と増えていくため、定期的に見直す習慣をつけることが大切です。
たとえば、月に1回や季節の変わり目、年末の大掃除など、タイミングを決めて「断捨離デー」を設けてみましょう。定期的に時間を取ることで、不要な物が溜まる前にリセットでき、常にスッキリとした状態を保てます。
断捨離を習慣化しておくと、片付けに対するストレスが減り、自分にとって心地よい空間をキープする力が自然と身についていきます。
物の定位置を決める
断捨離で物を減らしても、収納場所が決まっていなければ、すぐに散らかってしまいます。
「使ったら戻す」を習慣づけるためにも、物の定位置を決めることが大切です。どこに何をしまうかが決まっていれば、迷わず片付けられるようになります。
定位置に入りきらなくなったら、断捨離のタイミングと捉えましょう。新しい収納グッズを買い足すのではなく、今ある物を見直すことが大切です。
完璧を目指さない
断捨離をする際は、「完璧に片付けよう」と気負いすぎないようにしましょう。「一度に片付けて、すべてスッキリさせたい」と意気込んでも、思うように進まず挫折してしまうケースも少なくありません。
断捨離は、一気に終わらせるものではなく、少しずつ進めるものです。1日10分だけ整理する、週末に1カ所だけ見直すなど、短時間から始めます。完璧を目指すより、「少しスッキリできた」くらいの気持ちで進める方が、長く続けやすいです。
トランクルームを活用する

トランクルームとは、自宅の収納の延長として利用できる収納サービスです。断捨離で「保留」と仕分けた物の置き場所や、シーズンオフの家電・衣類など、今は使わないけれど取っておきたい荷物の収納場所として活用できます。
「自宅の収納が足りない」「スペースに余裕がない」といった方にもトランクルームはおすすめです。家に置く物を必要な分だけに絞ることで、見た目も気持ちもスッキリと暮らせるようになります。大切な物を手放さずに快適な暮らしを送りたい方は、ぜひ上手に活用しましょう。
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関連記事:トランクルームとは?使い方や選び方、メリットを徹底解説
ミニマリストライフや断捨離を進める際の注意点
ミニマリストライフや断捨離を進める際には、いくつかの注意点があります。スッキリした空間を目指すことは大切ですが、進め方を間違えると後悔につながることもあります。
特に気をつけたい注意点は以下の3つです。
- 物を捨てすぎない
- 家族やパートナーの物は勝手に捨てない
- 焦りすぎない
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
物を捨てすぎない
断捨離や片付けを進めるときは、物を捨てすぎないように注意が必要です。
片付けを始めたばかりの頃は、勢いがつきやすく、本当に必要な物まで手放してしまうことがあります。あとになって「やっぱり必要だった」「思い出の品を処分して後悔した」と感じるケースも少なくありません。
断捨離の目的は、物を捨てることではなく、必要な物を選別することです。一気に処分するのではなく、段階的に整理していくことを心がけましょう。
また、保留にしておいた物の置き場所が足りないという場合は、トランクルームを活用するのもおすすめです。
関連記事:断捨離で後悔する物って?理由や後悔しないためのコツも解説!
家族やパートナーの物は勝手に捨てない
断捨離を進めるときは、家族やパートナーの持ち物を勝手に捨てないことが大切です。自分にとっては不要に思える物でも、思い出や大切な価値を持つ物かもしれません。
たとえば、使っていない趣味の道具や古い服でも、持ち主にとっては「まだ必要かもしれない」「思い出がある」など、手放していない理由がそれぞれにあります。
家族の持ち物に触れるときは、必ず本人に相談し、同意を得てから整理を進めましょう。
焦りすぎない
「早くスッキリした部屋にしたい」と思っても、焦りすぎないことが大切です。見た目の変化を急ぎすぎると、本当に必要な物まで手放してしまうかもしれません。
前述したとおり、完璧を目指さず、少しずつ取り組むことを意識しましょう。焦らず、自分のペースで続けていくと、自然と心地よい空間が整っていきます。
ミニマリストを目指すならトランクルームもおすすめ
ここまで、断捨離やミニマリストについて解説していきました。
断捨離もミニマリストも、「物を減らすこと」が目的ではありません。断捨離は「必要な物を選び残す行動」であり、ミニマリストは「必要最低限の物で豊かに暮らす生き方」です。どちらも、自分らしい暮らしを見つめ直すきっかけになります。
大切なのは、完璧を目指すのではなく、自分のペースで少しずつ整えていくことです。必要なものに囲まれたスッキリとした空間は、心に余裕をもたらしてくれます。
無理なく続けるためには、トランクルームの活用もおすすめです。すぐには手放せない思い出の品や季節物を大切に残しながら、自宅をスッキリと整えることができます。トランクルームを活用し、自分らしいバランスの取れた暮らしの実現を目指しましょう。
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エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄
2020年 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年 整理収納アドバイザー1級 取得
2024年 防災士 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
災害大国の日本でお家の整理収納は非常時にも役立つという思いもあり、本格的に防災について学ぼうと防災士を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納 × 防災 × トランクルームで、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。

