トランクルーム徹底活用!
トランクルームの靴&帽子収納
「下駄箱からはみ出した靴が、玄関のたたきに溢れて困っている」という人はいませんか。玄関に並んでいるのは履いている靴で、下駄箱に入っているのは履いていない靴、という人も多いかもしれません。そこで今回は、手持ちの靴と帽子の整理収納にチャレンジしてみましょう。ふだん使わない靴や帽子は、思い切ってトランクルームに収納するのもひとつの手です。家でもトランクルームでも活用できる、靴と帽子の収納方法をご紹介します。
どうして玄関に靴が溢れてしまうの?
玄関のたたきに出ている靴は、どんな靴でしょうか。
よく履く靴、ときどき履く靴、ついこの間まで履いていた靴、気がつけばだいぶ履いていない靴・・などなど。
本来、履かない靴は、下駄箱にしまうのが理想的。1日履いた靴はひと晩置いて湿気を逃し、翌朝、その日に履く靴と入れ替えで下駄箱にしまうと、玄関はいつもすっきりとした状態をキープできます。
ところが、入れ替えるのが面倒だったり、容量オーバーだったりすると、いつしか玄関のたたきには靴でいっぱいになってしまいます。
下駄箱の靴を全部出し、履かない靴は処分
そこでまず、下駄箱からすべての靴を出し、今後も履かないと思った靴をピックアップしましょう。
足に合わない靴は、どんなにきれいでも気に入っていても、今後も履かない靴なので、思い切って処分しましょう。
それから、普段履いている靴と履いていない靴に分け、普段履いている靴から下駄箱に入れていきます。
履く靴だけに厳選すると、玄関はいつもすっきり!
あまり出番のない靴は、あえて下駄箱の見えやすい場所に収納してみましょう。半年くらい経っても履かないようなら処分するか、どうしても捨てられない場合には、収納場所を移動することを考えましょう。
シーズンものの靴や、冠婚葬祭でしか履かない靴も、クローゼットやトランクルームなど、玄関以外の場所に移動しましょう。
玄関も下駄箱もスペースが限られていますので、履かない靴を置かないようにすること。いつも履く靴だけに厳選することで、玄関まわりがすっきりと片付きます。
今回は、実際にトランクルームを使用して収納
まずトランクルームを利用する場合は、靴の量に合わせて部屋のサイズを選びましょう。
収納方法としては、下駄箱やカバー付きシューズラックを用意するか、または棚を利用します。
<カバー付きシューズラックを利用する場合>
カバー付きのシューズラックは、少ないスペースで効率よく靴が収納できます。トランクルームだけでなく、自宅のサブのシューズラックとしても活躍します。
・シューズラック10段 / MULSH 4,599円(税込) *参考価格
このシューズラックは組み立て式で、最大約30足が収納できます。不織布製のカバー付きなので、通気性も抜群です。
カバーは左右のファスナーで開け閉めできます。前面カーテンをくるくると巻いてベルトで止めると、オープンにして使うこともできます。
パンプスやサンダルなら1段3足、スニーカーや革靴なら1段2足置けます。
棚を外せばロングブーツを収納することもできます。
靴のお手入れをしてから収納を
靴をしまうときは、必ず靴の汚れを落とし、お手入れをしてからしまいましょう。次に履くときにきれいな状態で履けるだけでなく、カビを防ぎ靴を長持ちさせることにもつながります。
<棚を利用する場合>
棚を利用すれば、さまざまな種類のシューズ、量に合わせて収納することができます。
棚の奥行きは30cm程度を目安に。靴は、シューズケースに入れて収納しましょう。
おすすめシューズケース
棚に収納する場合は、次の点を押さえてシューズケースを選びましょう。
- 埃から守る
- 湿気から守る
- 型崩れを防ぐ
- 中に入っているものが見える
- 靴の出し入れが楽
- スタッキングできる
- 数が増えても買い足せる
- 持ち運びしやすい
など
●紙製シューズボックス
紙製で軽く、簡単に組み立てられます。前面に窓が付いているので中に何が入っているのかひと目で分かります。引き出しタイプなので、スタッキングしたまま靴が取り出せるのも便利。
・シューズボックス10個組 / uyoyous 3,799円(税込) *参考価格
●ポリエステル製シューズボックス
ワンアクションで組み立てが可能。前面がメッシュになっており、中身が見えるうえ、通気性も抜群。スタッキングもできます。メッシュの扉を上げれば靴の出し入れができます。
・シューズボックス4ピース / IKEA 1,299円(税込)*参考価格
●ポリプロピレン製ブーツケース
こちらも組み立てタイプで、ロングブーツを寝かせた状態で収納できます。半透明だから中身は一目瞭然。スタッキングした場合、一旦取り出す必要がありますが、高さのない隙間にも収納できます。
・女性用ブーツボックス ロング3箱 / COMO STOCK 1,980円(税込) *参考価格
●不織布製ブーツ収納袋
不織布製のブーツ用収納袋。ファスナー付きの袋が左右別々にあるので、中でブーツが倒れるのを防いでくれます。持ち手はフックにひっかけて収納できるほか、持ち運びの際にも便利。ショートとロングの2タイプあり。
・ブーツ収納袋 ロング / LONTG 1,400円(税込) *参考価格
・ブーツ収納袋 ショート / LONTG 1,380円(税込)*参考価格
ブーツが倒れない収納アイデア
ロングブーツは自立しにくく、グニャっと倒れがちです。
型崩れを防ぐために、ブーツを吊るして収納するという方法もあります。ブーツの口を洗濯バサミではさみ、S字フックを利用して、棚や突っ張り棒に引っ掛けます。ブーツが浮かない程度に吊るすのがポイントです。
帽子の収納
帽子の収納も靴と考え方は同じです。
シーズンオフのものや、冠婚葬祭でしか使わない帽子は、別の場所に収納しましょう。
帽子は、素材や形によって、収納方法が異なります。型崩れが気になる大事な帽子は、帽子専用のボックスに入れて収納しましょう。通常、ひっかけて収納している帽子は、いくつか重ねて箱などに入れるか、または連結式の帽子ハンガーを利用するとよいでしょう。帽子ハンガーは、家具の隙間など、縦のスペースを効率よく使えるのがメリット。ハンガー部が丸いので型崩れも防いでくれます。
・左 ハットボックス 丸箱 / 2,750円(税込) *参考価格
・右 帽子ハンガー / DAISO 110円(税込)
まとめ
靴や帽子を収納する場合は、次の3つをポイントに計画しましょう。
①玄関、下駄箱に置くのは、ふだん使うものだけに厳選する
②シーズンオフや冠婚葬祭用のものは別の場所に収納する
③別の場所に保管する場合は、型崩れや取り出しやすさに気をつける
春と秋に衣替えを兼ねて、玄関と下駄箱の中をチェックし、靴や帽子の入れ替えをし、種類や数の整理をしてみましょう。
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取材・文/福井順子 撮影/野地康之