物が多い家の片付け方法とは?手順やコツ、収納スペースの作り方を解説

家に物が多くて、「片付けがなかなか進まない」「片付けたいと思いながらも、どこから手を付ければいいのかわからない」と、悩む方は多いのではないでしょうか。物が多いと、収納スペースはいっぱいになり、探し物に時間がかかるなど、生活にストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。
この記事では、物が多い家で片付けをする手順やコツ、収納スペースの作り方を解説します。さらに、片付けを習慣化させるポイントやよくある質問にもお答えします。今日から実践できるヒントを参考にして、効率よく片付けを進めましょう。
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物が多い家で片付けをする手順
家に物が多く、片付けてもすぐに散らかってしまうという方は多いのではないでしょうか。効率の良い片付けの手順は以下になります。
- 荷物の仕分け用に段ボール箱を用意する
- 出しっぱなしの物を仕分ける
- エリアを決めて荷物を全部出し、仕分ける
- 必要な物を収納する
- 不要な物を処分する
- 掃除をする
- 保留の荷物を再検討する
それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
1.荷物の仕分け用に段ボール箱を用意する
片付けを始める前に、仕分け用の段ボールを用意しておきましょう。段ボールは「必要」「不要」「保留」の3種類を用意し、荷物を仕分けしていきます。保留に分類された物は、一定期間経ってから必要か不要かを再度検討します。段ボール箱はネットで購入することもできますが、ドラッグストアやスーパー、家電量販店などでもらえることもあります。
2.出しっぱなしの物を仕分ける
テーブルの上やキッチンカウンター周り、床の上などに出しっぱなしの荷物があるのであれば、まずはこれらの物を仕分けていきましょう。ここでは、出しっぱなしの物を一度すべてしまうのがポイントです。
テーブルの上のリモコンなどは収納ケースへ、キッチンカウンターの食器などは食器棚へ、床に直接置いてある衣類などがあればクローゼットにしまいましょう。もし洗う予定の服があれば、洗濯機に移動させます。
3.エリアを決めて荷物を全部出し、仕分ける
次に、エリアを決めて荷物を全部出してから仕分けます。家中の荷物をすべて出してしまうと大変なので、エリアごとに出して仕分けするのがおすすめです。
エリアの例は「リビング」「キッチン」「トイレ」「クローゼット」「押入れ」などです。手順1で用意した「必要」「不要」「保留」の3種類の段ボールに荷物を仕分けしていきます。処分するか悩むような荷物は「保留」に入れることで、スピーディーに仕分けることができます。
4.必要な物を収納する
続いて、「必要」に仕分けされた荷物を収納していきます。荷物を収納する際には、収納スペースの8割程度に留めておきましょう。荷物をスペースいっぱいに詰め込んでしまうと、出し入れが困難になるだけでなく、通気性も悪くなりカビなどの原因になります。
生活動線を意識した場所に収納するのも大切なポイントです。リモコンはテレビの近くに、家の鍵は玄関先に置くなど、その物を使う場所の近くに収納することを意識しましょう。
また、使用頻度の高い物は収納スペース内の取り出しやすい高さに置き、滅多に使わない物は上や奥、重い荷物は安全性を考慮し下に収納することを意識すると良いでしょう。
5.不要な物を処分する
「不要」に分類された物は、以下の方法で処分するのが一般的です。
- ゴミとして処分する
- 自治体の粗大ゴミのルールに則って処分する
- フリマアプリやオークションに出品する
- 家族や友人に譲る
- 寄付する
不要な物をゴミとして処分する場合には、地域のルールに従いましょう。粗大ゴミとして出す際は、粗大ごみ処理手数料などが必要になります。自治体によって回収方法や料金が異なるため、公式サイトなどで確認しておくと安心です。
フリマアプリやネットオークションに出品する時は出品期限を決め、期間内に売れなかったら処分する潔さも必要です。
家族や友人に譲る場合には、「いらない物を押し付けられた」と思われることがないように、相手の意向を必ず確認しておきましょう。なお、本や衣類・タオル・シーツ、食器については、寄付を募っている団体もあるため、探してみるのもおすすめです。
6.掃除をする
不要な物を処分した後は、掃除を行います。この段階になると家の中から不要な物がなくなっており、家の掃除がしやすくなっているでしょう。床だけでなく照明や棚の上などの日頃掃除がしにくいところまで掃除し、部屋の隅々までキレイにしましょう。
7.保留の荷物を再検討する

「保留」の段ボールに入っている荷物は、一定期間置いてから必要か不要かを再検討しましょう。「保留」の荷物の収納場所として、トランクルームを活用するのも1つの方法です。
トランクルームとは自宅の収納の延長として利用する事ができる収納サービスです。
トランクルームの中には屋内型トランクルームもあり、空調・除湿設備が整っている場合もあります。保留としている荷物の置き場にお困りの方は、トランクルームの利用も検討してみましょう。
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関連記事:トランクルームとは?使い方や選び方、メリットを徹底解説
物が多い家の片付けの6つのコツ
家に物が多いけれどどうしていいかわからないという方も、コツをおさえることでスムーズに片付けが進むかもしれません。ここでは片付けをスムーズに進めるための6つのコツを紹介します。
- 物の適正量を考える
- アイテムをグループでまとめる
- 使用頻度で荷物の置き場所を決める
- 物の定位置をしっかり守る
- 収納アイテムを先に買わない
- 家族で役割分担をする
1つずつチェックしていきましょう。
物の適正量を考える
片付けのコツとして、物の「適正量」を理解することが重要です。クローゼットや押入れ、パントリー、本棚などの収納スペースに対して8割程度が適正量の目安とされています。物を詰め込みすぎず適正量を守り、日用品などのストックも買いだめしすぎないよう意識しましょう。
アイテムをグループでまとめる
物を収納する際には、アイテムをグループに分けましょう。掃除用品、書類、キッチン用品、おもちゃ、防災グッズ、趣味のものなど、荷物を大きなグループに分けます。
グループごとに分けたら、物を使用する場所の近くにまとめて収納します。グループでアイテムがまとまっているので管理しやすく、必要な時に迷わずすぐに取り出すことができます。
使用頻度で荷物の置き場所を決める
荷物によっては毎日使う物から、年に数回しか使わない物もあります。荷物の置き場所を決める際には、使用頻度を考慮するのがおすすめです。使用頻度が高い物は取り出しやすい場所に置き、年に数回しか使わない物は、クローゼットや押入れの奥に収納しておくと良いでしょう。
ただし、防災グッズなど緊急時に必要な物は、取り出しやすい玄関付近や寝室などに置くのがおすすめです。
物の定位置をしっかり守る
アイテムをグループでまとめて片付けても、使ったら使いっぱなしで放置してしまうと家はすぐに散らかってしまいます。物の定位置を決め、使ったら必ず元の位置に戻す習慣を付けましょう。家族やパートナーと同居している場合は、決めた定位置を共有し、意識して守ってもらうよう働きかけましょう。
収納アイテムを先に買わない
収納アイテムを片付けより先に買わないことも、覚えておきたいコツの1つです。
片付けをするなら「まずは収納グッズを買わなくては」と考えてしまいがちですが、サイズが合わなかったり、結局使わなかったりすることもあります。こうなると、かえって物を増やしてしまうかもしれません。
一通り片付けを終えて、残す物を決めてから、収納スペースのサイズをきちんと測りましょう。そのうえで必要な収納アイテムを購入すれば、無駄な買い物を防げるだけでなく、使い勝手の良い空間づくりにもつながります。
購入した収納アイテムのサイズや種類をメモしておくと、後々の模様替えにも柔軟に対応でき、買い足しや入れ替えの際もスムーズに進められるためおすすめです。
家族で役割分担をする
家族やパートナーと同居しているのであれば、みんなで役割分担して取り組むほうが、物が多い家の片付けは効率的に進みます。
たとえば、リビング・寝室・クローゼットなど、エリアごとに担当を決めて作業すると、短時間でも成果を感じやすく達成感が得られます。子どもには、自分の部屋やおもちゃ収納の見直しを任せるなど、年齢やできることに合わせた役割分担をするとよいでしょう。
ただし、家族の持ち物を本人に確認せず、勝手に捨てたり移動したりするのはトラブルのもとになるため注意しましょう。「もう使っていないだろう」と思える物でも、本人にとっては大切な思い出がある品や必要な品かもしれません。必ず持ち主に許可をとり、同意を得ながら進めることで、家族みんなが気持ちよく片付けを終えられます。
物が多い家の収納スペースの作り方
物が多い家の場合、限られた収納スペースを有効に使うことが大切です。物が多い家の収納スペースの作り方として、以下の方法を実践するのがおすすめです。
- デッドスペースを活用する
- トランクルームを活用する
それぞれの特徴を詳しく解説します。
デッドスペースを活用する
収納スペースが足りない場合には、家の中のデッドスペースを収納スペースに活用するのも方法の1つです。デッドスペースを収納スペースに変えるためには、以下のようなアイテムを利用すると良いでしょう。
| アイテム | 使用方法 |
|---|---|
| S字フック | クローゼットのバーや押入れ、スチールラックの棚に使用し、ベルトなどの「かける収納」にする |
| 突っ張り棚 | 洗面台内などの床上の空間に設置し、収納スペースを増やす |
| 粘着フック | 壁や扉などに貼ることで、はさみやゴムなどの小物の「かける収納」にする |
| スタッキング可能な収納ボックス | 収納スペース内に置き、空いている空間を有効活用する |
| キャスター付きの収納ケース | ベッド下や押入れに設置し、来客用の寝具やオフシーズンの衣類を収納する |
便利なアイテムを利用して、デッドスペースを収納スペースに変えましょう。
トランクルームを活用する

片付けをしてもまだまだ物が多いなど、自宅の収納スペースだけでは足りないという方には、トランクルームの活用もおすすめです。トランクルームとは、自宅の収納スペースの延長として利用できるサービスです。
トランクルームには、収納スペースを取る季節家電やレジャーグッズなども収納でき、自宅の収納スペースが足りないという場合でも荷物の置き場所を作ることができます。また、屋内型トランクルームには空調設備のある物件もありますので、デリケートな荷物の収納にも向いている場合が多いでしょう。
【トランクルーム利用例】

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関連記事:トランクルームとは?使い方や選び方、メリットを徹底解説
片付けを習慣化させるためのポイント
片付けは、一度きりでは意味がありません。日々の生活の中で片付けを習慣化し、スッキリした状態を維持することが大切です。
ここでは、無理なく続けられる片付け習慣を身につけるためのポイントを2つに絞って紹介します。
- 1日の中で「片付け時間」を設ける
- 完璧を求めない
どちらも難しいことではなく、少し意識を変えるだけで毎日の暮らしに自然と取り入れられます。それぞれの具体的なポイントを、順に確認していきましょう。
1日の中で「片付け時間」を設ける
1日5分だけでもよいので、毎日の暮らしの中に「片付け時間」を設けることが大切です。たとえば、「今日はテーブルの上だけ」「明日は引き出しの中だけ」のように、小さな範囲で取り組むと、負担なく習慣化できます。
少しずつでも毎日継続することで、片付いた状態を無理なくキープできるようになります。
完璧を求めない
完璧を求めないことも習慣化のためには覚えておきたいポイントです。一度に家をまるごとスッキリ片付けるのは、簡単なことではありません。完璧を目指そうとすると疲れてしまったり、途中で挫折してしまったりするでしょう。
片付けは、自分のペースで取り組めば良いと理解することも大切です。忙しい日は思うように手をつけられないこともありますが、予定どおりに進まなくても焦る必要はありません。完璧を求めず、柔軟な姿勢を持つことで、無理なく片付けを習慣化できます。
物が多い家の片付けでよくある質問
ここでは、物が多い家の片付けでよくある3つの質問にお答えします。
- 物が多くなる原因って?
- 処分するか判断に悩む際はどうする?
- 片付け業者とトランクルーム利用はどっちがいい?
疑問を解決したうえで片付けに取り組めば、迷いが減って作業がスムーズに進みます。さらに、自分に合った進め方が見えてくることで、片付けが一時的な作業ではなく、暮らしやすさを維持するための習慣としても根づきやすくなるでしょう。
物が多くなる原因って?
物が多くなる原因は人によってさまざまですが、代表的なパターンとして以下のケースが考えられます。
- 買い物が好き
- 趣味のコレクションがある
- ストック品を多めに買ってしまう
買い物自体は悪いことではありません。しかし、物の適正量を意識できなければ、物はどんどん増え、収納スペースを圧迫します。
物が多くなりがちな人は、まず自宅の収納スペースにどれだけの物が収まるかを把握しましょう。「1つ増やしたら1つ手放す」など、自分なりのルールを設ければ、必要以上に物が増えるのを防ぎ、スッキリした空間を保てます。
処分するか判断に悩む際はどうする?
前述したように、処分するか判断に悩む物は「保留」に仕分けるのがおすすめです。判断に悩む時間を減らせるため、片付けがスピーディーに進みます。
とはいえ、「保留」にしたままではいつまで経っても家は片付きません。あらかじめ「半年後に見直す」など、期限を決めておきます。このとき、保留として仕分けたダンボールに日付を書き込むと、うっかり忘れてしまうのを防ぎやすくなります。
期限が近づいたら、改めて中身を再確認しましょう。その時点で「使っていない」「必要ない」と感じる物は、潔く手放すことも大切です。時間を置くことで気持ちが整理され、後悔なく処分できます。
片付け業者とトランクルーム利用はどっちがいい?
物が多すぎて自分だけでは手に負えない場合、片付け業者に依頼するか、トランクルームを活用するか迷うかもしれません。判断は人によって異なりますが、それぞれの特徴を理解したうえで検討することが大切です。
片付け業者のメリットは、短期間で一気に家を片付けられることです。仕事や育児で忙しく、短時間でスッキリさせたい方におすすめです。
一方、トランクルームを活用すれば、時間をかけて物の整理や見直しができます。処分に迷っている物を一時的に収納しておき、本当に必要かどうかをじっくり考えてから判断したい方に向いています。
「物の処分で後悔したくない」「気持ちの整理に時間をかけたい」という場合は、トランクルームを利用して、少しずつ片付けに取り組むのも選択肢の1つです。
物が多い家の片付けにはトランクルームも検討しよう
ここまで、物が多い家を片付ける手順や片付けのコツ、収納スペースの作り方を解説してきました。物が多い家の片付けは、決して簡単ではありません。正しいステップで進めることに加え、片付けを習慣化することも大切です。
片付けは、無理をして一気に終わらせる必要はありません。家の収納スペースに余裕がない場合や、時間をかけてじっくり整理したい場合には、ぜひトランクルームの活用も検討してみましょう。
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エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄
2020年 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年 整理収納アドバイザー1級 取得
2024年 防災士 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
災害大国の日本でお家の整理収納は非常時にも役立つという思いもあり、本格的に防災について学ぼうと防災士を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納 × 防災 × トランクルームで、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。

