数字から見る人、モノ、暮らし
「クラスル Data」
今回のテーマ
Vol.1 自宅の収納と自宅外の収納スペース<トランクルーム>の活用意識について
現代の日本では手軽にモノを手に入れることができます。また四季に恵まれた気候、さまざまなイベントを楽しむ国民性と相まって、私たちの所有するモノが増えがちであることは確かです。でもみんなは、お隣さんは、いったいどうやってモノと付き合っているのだろうと思いますよね?
そこでクラスル編集部では、モノの収納やその選択肢の一つであるトランクルームについてみなさんがどう考えているのかを調べてみることにしました。
今回の調査は、関東1都3県(埼玉県、神奈川県、千葉県)、愛知県、関西2府1県(兵庫県)に在住の方に行われたものです。
気になるみなさんの収納に関する調査結果は下記の通りです!
自宅の荷物を自宅以外の場所に収納したいと思ったことはどの程度ありますか。
みなさんはこの結果を見てどう思われましたか?
クラスル編集部では、「荷物を収納したいと思っている人がもっと多いと思っていた」「え!半数の人は収納に満足しているの?」「やっぱり住宅が狭いのは都市部に限られているのかなぁ」という感想やつぶやきが聞こえました。
このアンケートでは、自宅外に荷物を収納したいと思うことが「頻繁にある」というかたは12 .1%、「たまにある」というかたは34.7%。つまり 46.8%のかたは「自宅の荷物を自宅外に収納したい」と思っていることが分かりました。
四捨五入をすると、約半数の人が自宅の荷物が多いと感じ、それをどこか自宅以外の場所で収納をしたいと思っているのですね。
捨てるわけにはいかないが、自宅に置いておかなくてもいいものがある。それは掃除をするときには邪魔だと感じるでしょうし、このスペースがあけばもっとすっきりした部屋になるのに… 等、自分でも気づいているかどうかわからない程度かもしれませんがストレスを引き起こす要因になっていることは確かです。
だったらトランクルームを借りて一気にスッキリライフに突入すればいいのですが、そうならないのはトランクルームが認知されていないということなのでしょうか?
ということで2問目は、トランクルームなど自宅外に荷物を収納するサービスについてです。
自宅の荷物を自宅以外で収納するサービス(個人向け貸し倉庫やトランクルーム、ダンボール預かりサービスなど)をご存知ですか。また利用したことはありますか。
まず、そんなサービスがあることを知らないというかたが18%いらしゃいました。その数字についてはクラスル編集部内でも「妥当な数字」「意外と知られてないんだ」というように意見は分かれました。
それよりも驚いたのは、「知っているが、利用したことはない」かたが73.0%にものぼるということでした。これに「利用したことがある」という人をプラスすると78.4%を占めます。ひとつ前の質問、自宅外に荷物を収納したいかということに対して約50%が希望しているにも関わらず、このような結果になるのはなぜなのでしょうか。
自宅の荷物を自宅以外に収納できるサービスついて「知っているが、利用したことはない」とお答えの方におうかがいしました。
利用しようと思ったがそうしなかった方に、その理由としてあてはまるものをすべて教えてください。
自宅外の場所での収納にいたらなかった理由、つまりトランクルームを借りなかった理由の発表です!
第1位「思ったより高かった」
第2位「近くに施設自体がなかった」
第3位「セキュリティに不安があった」
第1位の「思ったより高かった」。そういう感想を持つかたが多いのはとってもよくわかります。私たちも以前そう思っていました。押し入れのもをスッキリさせようと思ったら「月1万円(仮)かかるのか〜」というような反応です。
ただ少し考え方を変えると、この狭さを解消するために引っ越すとなると今の住まいより地の利が悪くなったり、引越し費用やなんやかんやですごくお金がかかりますから、それだったら、車のために駐車場をかりるのと同じ感覚で考えてトランクルームを借りるほうがいいかな、と考えたりするようになりました。
また一度荷物を出して自宅外に収納して一定期間が経つと、モノへの思いも変わります。「大事かも」と思っていたものが「やっぱりいらない」というようなことに。あるいは半年、1年で荷物を整理すると決めてトランクルームに入れて、その期間中に冷静に判断するという作業場として借りるのもおすすめです。そうすれば一定期間の契約で済むので出費も抑えられます。
第2位の「近くに施設自体がなかった」。まずトランクルームや倉庫は賃貸不動産と同様に入れ替わりが結構頻繁にあるので、HP等で1回見て諦めるのではなく、まめにチェックすることや問い合わせをしてみるのがおすすめです。
トランクルームの部件室数ではハローストレージが業界No.1 です。チェックするならハローストレージからぜひチェックしてみてください。
また全国の不動産と住宅に関する情報サイトLIFULL HOME’S でもトランクルームは検索できます。このサイトでは、ハローストレージをはじめとして、トランクルームを運営する複数の会社の物件を取り扱っていますから、エリアを限って集中的に探したい場合は特に便利です。
また、月額料金の幅を設定したり、条件を絞って検索できたりするのでおすすめです。
第3位の「セキュリティに不安があった」。ハローストレージでは出入り口に防犯カメラなども設置していますし、万が一に備えて保障をするサービスなども用意しているので、女性のかたでも契約されています。
でも運営する会社の規模によってもそのあたりは大きく異なるので、実際に借りる前に下見をされてから決めるのが安全策だといます。
今回は株式会社LIFULL SPACE(本社;東京都千代田区)さんが実施されたアンケートをもとにクラスル編集部が、都市部在住のかたたちの収納とトランクルームに関する意識を探ってみました。
引用元:トランクルーム 情報サイト『LIFULLトランクルーム 』の「子育て中の収納に関する課題と対策」に関するアンケート調査
文/柿谷 紅