衣替えはいつからやる?時期や気温の目安、衣替え準備のポイントを解説
衣替えとは、季節の変化に合わせて衣類などを入れ替えることです。
衣替えのタイミングは、一般的に6月と10月といわれていますが、明確な日時が設定されているものではありません。そのため、「いつから衣替えをすればよいのだろう」と悩む方も多いでしょう。
この記事では、衣替えはいつからやるべきなのか、時期や気温の目安、準備のポイントについて解説します。衣替えでよくある質問についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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衣替えはいつからやる?
衣替えをいつからやるべきかを悩んだ場合には、以下の2つをポイントに判断するとよいでしょう。
- 衣替えの時期の目安(1)時期
- 衣替えの時期の目安(2)気温
それぞれの目安を詳しく解説します。
衣替えの時期の目安(1)時期
衣替えをいつからするかは、時期を基準に決めている人も多いといわれています。
春夏秋冬に合わせ、年4回の衣替えをする場合、時期の目安は以下のとおりです。
時期 | 衣替えの詳細 |
---|---|
4月上旬 | 冬服から春服へ |
6月上旬 | 春服から夏服へ |
9月ごろ | 夏服から秋服へ |
10月ごろ | 秋服から冬服へ |
衣替えは、年2回のパターンもあり、その場合は6月初旬に春〜夏服へ、10月初旬に秋〜冬服へと衣替えを行います。
日本列島は南北に長いため、住んでいる地域により衣替えのタイミングは異なります。同じ4月上旬であっても、北海道ではまだ雪が残っている地域がありますが、沖縄県では初夏のような気候の地域もあるでしょう。
衣替えを時期だけで判断することが難しい場合は、気温を目安にするのもおすすめです。
衣替えの時期の目安(2)気温
前述のとおり、気温を目安として衣替えのタイミングをはかる方法もあります。具体的には、以下を参考にしてみるとよいでしょう。
最高気温 | 衣替えの詳細 |
---|---|
15度以上が続く | 冬服から春服へ |
22度以上が続く | 春服から夏服へ |
19度以下が続く | 夏服から秋服へ |
15度以下が続く | 秋服から冬服へ |
目安となる最高気温が、3日〜1週間ほど続いたタイミングが、衣替えの目安です。
毎日の服選びは、その日の気温を参考にする方も多いでしょう。気温に合わせて衣替えをすることで、最適な服選びができ、快適に過ごしやすくなります。
衣替えの期間の目安
衣替えは、一気に終わらせるのではなく、移行期間を設けて行うことをおすすめします。
衣替えを一気に終わらせてしまうと、予想外の温度変化があった場合に対応できません。片付けた服をもう一度取り出す手間がかかるだけでなく、気温に対応できずに体調を崩してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
衣替えには、2〜3週間程度の移行期間を設けておくと、安定しない気温にも対応できます。すべてのアイテムを入れ替えるのではなく、前シーズンのアイテムを数点残しておき、気温が安定してきたタイミングで、残りのアイテムを収納するとよいでしょう。
近年は気候変動が激しく、衣替えをいつ行うかの判断が難しくなりつつあります。衣替えの移行期間を設けるとともに、通年で着られる服を持っておくと安心です。
衣替え準備のポイント
衣替えは、ただ衣服を入れ替えて収納すればよいというだけではありません。衣服をキレイな状態で保ち、長く着るためのメンテナンスという役割も担っています。そのため、衣替えをする前には準備を行うことが大切です。
衣替え準備のポイントとしては、以下のような内容が挙げられます。
- 洗濯やクリーニングをする
- 衣類をしっかり乾燥させる
- 洗濯やクリーニングできない場合はアイロンがけをする
- クローゼットなどを掃除する
- 収納アイテムを用意する
- 晴れた日に衣替えをする
1つずつ詳しく解説します。
洗濯やクリーニングをする
衣替えする衣服は、まず洗濯やクリーニングをし、キレイな状態にしておくことが大切です。
衣類に残った皮脂や汗、食べ物の汚れなどは、時間の経過とともに黄ばみやシミになります。嫌なにおいや虫食いの原因にもなりかねません。
洗濯やクリーニングは手間のかかる作業ですが、大切な衣類を長く着るためにも、衣類のタグなどにある洗濯表示を確認し、正しい方法で汚れを落とすようにしましょう。
衣類をしっかり乾燥させる
衣替えをする前には、衣類をしっかり乾燥させることも大切です。
洗濯で汚れを落とした衣類でも、湿気が残っている状態ではカビが発生する可能性があります。天日干しをしたり乾燥機を使用したりして、衣類の種類や素材に合わせた適切な方法で、しっかりと乾燥させておきましょう。
クリーニングから返ってきた衣類は、ビニールカバーを外し、風通しのよい日陰で乾燥させます。ビニールカバーは、通気性がないため湿気がこもりやすいといわれています。そのまま収納すると、カビが発生する恐れがあるため、必ず外すようにしましょう。
洗濯やクリーニングできない場合はアイロンがけをする
洗濯やクリーニングができない衣類の虫食い予防には、アイロンがけも効果的です。
衣類の虫食いの原因となるのは害虫です。害虫は熱に弱いため、アイロンの熱で死滅させられるでしょう。アイロンをかけることで、衣類のシワも伸ばせるため、キレイな状態で収納できます。
ただし、衣類によっては、アイロンが使用できないものや、温度設定に上限があるものもあるため、注意が必要です。アイロンがけをする前には、必ず洗濯表示を確認しましょう。
クローゼットなどを掃除する
衣替えをする前には、クローゼットや衣装ケースなどの掃除も大切です。
いくら衣類をキレイにしたとしても、収納する場所が汚れていては意味がありません。衣替えのタイミングで、中のものをすべて出し、すみずみまで掃除しましょう。
空になったクローゼット内は、ハンディモップや掃除機などで、ホコリを取り除き、ポール部分や床部分はアルコールで除菌します。衣装ケース内や引き出し内なども、忘れずに掃除しておきます。
掃除をしたクローゼットは、しばらく扉を開けておき、しっかりと乾かしましょう。
収納アイテムを用意する
衣類に適した収納アイテムを用意しておくと、スムーズに衣替えができます。
衣類により、使用すべき収納アイテムは異なります。例えば、シワや折り目を防止できるハンガーは、ジャケットやワンピースの収納に向いている場合が多いです。一方、ニット類は、ハンガーにかけると型崩れの恐れがあるため、衣装ケースなどでの保管が適しています。
適切な収納アイテムを用意することは、衣類を長持ちさせることにもつながるため、足りないようであれば、事前に買い足しておきましょう。
晴れた日に衣替えをする
衣替えは、なるべく晴れた日に行うのがおすすめです。
雨の日に衣替えをすると、衣類と一緒に湿気までしまい込んでしまい、カビの発生リスクが高まります。雨の日だけでなく、湿度が高い日や曇りが続いている場合も、できる限り避けた方がよいでしょう。
衣替えは、湿度の低い、晴れた日に行うのが理想です。クローゼットにたまった湿気を逃がすためにも、部屋の空気を入れ替えて、換気をしながら衣替えを行いましょう。
衣替えでよくある悩み
衣替えでは、いつからやるのかといった時期以外にも、保管の仕方や収納方法などに悩む場合があるでしょう。ここでは、衣替えでよくある悩みについてまとめました。
- 服の劣化が心配
- 上手な畳み方やしまい方がわからない
- 衣替えした衣類の収納スペースが足りない
衣替えでよくある悩みと、その対処法について詳しく解説します。
服の劣化が心配
服の劣化は、ケアや保管方法によって大きく左右されます。特にデリケートな素材の服は、洗濯ネットやおしゃれ着用洗剤を使用し、適切かつ丁寧にケアしましょう。
衣類の防虫対策には、市販の防虫剤を使用するのも有効です。防虫剤の成分は空気より重く、上から下へ広がります。衣装ケースなどで衣類を保管する場合は、衣類の上に防虫剤を置くと効果的です。クローゼット内では、ハンガー状になった吊り下げタイプの防虫剤を使用するとよいでしょう。
正しい方法で保管することで、服の劣化を防ぎ、次のシーズンも気持ちよく着られます。
上手な畳み方やしまい方がわからない
衣類は適切な畳み方やしまい方をしておくと、キレイな状態で収納でき、次の衣替えも楽になります。
衣装ケースなどにしまう衣類は、「立てる収納」がおすすめです。立てる収納とは、衣服を立てられるように四角に畳んで収納する方法で、積み重ねる平置き収納よりも、どこに何があるかが一目瞭然となり、出し入れがスムーズです。
特にニットはハンガーに掛けておくと伸びてしまうため、畳むのがおすすめです。かさばりがちなTシャツ類やワンピースなども、畳んでおけば省スペースでスッキリ収納できるでしょう。
【立てる収納の例】
関連記事:衣替え収納のコツやポイントは?服の畳み方や役立つアイテムも解説
衣替えした衣類の収納スペースが足りない
手持ちの衣類が多い、自宅の収納スペースが狭いなど、自宅の収納スペースが足りない場合は、トランクルームを利用するのも方法の1つです。
トランクルームとは、自宅の収納スペースの延長として利用できる収納サービスです。
衣替えをしたシーズンオフの衣類の収納場所として活用すれば、自宅の収納スペースに余裕を持たせられるでしょう。トランクルームには、空調・除湿設備のある屋内型トランクルームもあり、大切な衣類の収納にも向いている場合が多いとされています。
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関連記事:トランクルームとは?使い方や選び方、メリットを徹底解説
衣替えは時期や気温を参考に、準備をした上で行おう
衣替えをいつからやるかを迷った際には、時期や気温を参考にしながら、2〜3週間の移行期間を設けて行いましょう。
大切な衣類をキレイに長持ちさせるためには、衣替えの前の事前準備が大切です。洗濯でしっかりと汚れを落としたり、クローゼット内を掃除したりして、カビや虫食い対策を心がけましょう。
衣類の収納スペースが足りない場合は、トランクルームを利用するのもおすすめです。
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監修
エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄
2020年8月 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年5月 整理収納アドバイザー1級 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納の知識とトランクルームを掛け合わせ、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。