寝袋(シュラフ)の手洗い方法や畳み方、収納に向いている場所を解説
キャンプなどで使用する寝袋(シュラフ)は場所を取るアウトドアグッズであるため、収納スペースの確保にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
また、寝袋を長く利用するためには、生地の劣化や汚れ、カビの発生を防ぐための工夫も必要です。
この記事では、寝袋の種類や手洗い方法、畳み方、収納に向いている場所を解説します。寝袋のメンテナンスや収納方法を知りたい方は、是非参考にしてください。
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寝袋(シュラフ)の種類
寝袋(シュラフ)と一口にいってもさまざまな種類があり、形状や特徴が異なります。また、素材によってもお手入れ方法や洗い方、畳み方に違いがあります。寝袋の種類には主に以下のようなものがあります。
- レクタングラー型(封筒型)
- マミー型(人形型)
それぞれの特徴を見ていきましょう。
レクタングラー型(封筒型)
レクタングラー型は封筒型とも呼ばれる寝袋(シュラフ)で、上から下まで幅が同じ長方形タイプの寝袋です。ゆったりとしているので寝返りを打つことも可能で、通常の布団のような感覚で寝ることができます。
また、レクタングラー型はファスナーで開閉するタイプなので、暑い時には足元だけ開けるという使い方ができるのもメリットです。
ただし、体への密着度は後述するマミー型(人形型)よりもないため、保温性は落ちます。
マミー型(人形型)
マミー型の名前は、ミイラを意味する「Mummy(マミー)」に由来するもので、「人形型」とも呼ばれています。人間の体に沿った形状をしているので、体がすっぽりと寝袋の中に収まる点が特徴です。
レクタングラー型と比べて余分な隙間が少なく体への密着度が高いため、保温性が高くなっています。
標高の高い山などの気温が低い場所や、寒さに弱い人におすすめのタイプの寝袋です。
寝袋(シュラフ)の手洗い方法
寝袋(シュラフ)は使うたびに洗濯する必要はありませんが、30〜50泊ほど使用したタイミングが洗濯の目安といわれています。ただし、使用回数が少なくても汚れなどが目立ったり、臭いが気になったりする場合は洗濯しましょう。
寝袋の中には洗濯機の使用不可とされているものも多いため、以下の手順で手洗いをするのがおすすめです。
- 素材や洗濯表示をチェックする
- 砂や土汚れを落とす
- ぬるま湯で押し洗いをする
- 脱水する
- しっかりと乾かす
手順ごとに詳しく解説します。
1.素材や洗濯表示をチェックする
まずは寝袋の素材と洗濯表示をチェックしましょう。寝袋の素材によって正しい洗濯方法が変わってきます。
手洗いが基本になりますが、洗濯機が使用可能な寝袋の場合は、大型の洗濯機の使用が望ましいでしょう。ご家庭に大型の洗濯機がない場合はコインランドリーを利用し、布団用の洗濯ネットに入れてから洗うのがおすすめです。
2.砂や土汚れを落とす
手洗いする前に、寝袋に付着した砂や土汚れを落としておきましょう。
キャンプ後の寝袋は汚れが付きがちです。ふるったりブラシをかけたりして、しっかりと砂や土汚れを落としておきましょう。
3.ぬるま湯で押し洗いをする
浴槽や桶などに約30℃程度のぬるま湯を張ります。中性洗剤をぬるま湯に溶かし、寝袋のジッパーを閉めてから浸しながら洗います。
手や足でやさしく押し洗いし、汚れを取り除いていきましょう。ただし、もみ洗いやこすり洗いは生地を痛める可能性があるので避けるようにします。
汚れが気になる箇所は、1時間程度つけ置きするとより効果的です。
4.脱水する
洗濯後に十分にすすいだら浴槽や桶からお湯を抜き、寝袋を押したり踏んだりして脱水します。
ある程度水分を取ったら、寝袋の端から丸めて水分をゆっくり押し出していきます。このとき、寝袋をひねったりしぼったりすると生地の傷みにつながるため、避けておきましょう。
仕上げに乾いたタオルなどで残った水分を拭き取るのも忘れずに行います。
5.しっかりと乾かす
脱水後は風通しの良い場所で陰干しします。寝袋は一見乾いているように感じても、内側や奥に水気が残っていることもあります。そのため、4〜5日は陰干しして完全に湿気をなくすようにしましょう。
完全に乾いたら、中の綿をほぐして形を整えておくことも大切です。
寝袋(シュラフ)の畳み方
寝袋(シュラフ)を収納する際はコンパクトに畳んでから収納するのがおすすめです。寝袋には以下の素材があり、それぞれ畳み方が異なります。
- 化学繊維の寝袋の畳み方
- ダウンの寝袋の畳み方
それぞれの畳み方を具体的に見ていきましょう。
化学繊維の寝袋の畳み方
化学繊維の寝袋は、水に強くお手入れが簡単ではあるものの、重くてかさばりやすいともいわれています。
化学繊維の寝袋は以下の手順で畳みましょう。
- 縦半分に寝袋を折る
- 足元側から丸めて巻いていく
- 空気を抜きながら膝でおさえる
- ベルトや紐で固定し収納袋に入れる
化学繊維の寝袋は、「縦半分に折って足元側から巻く」のが基本的な畳み方です。巻きはじめの部分は芯になるので、固く強く巻くようにしましょう。
化学繊維の寝袋を乱雑に収納してしまうと、中の繊維が切れる可能性があります。繊維を切ってしまうと保温性が低くなるので注意しましょう。
ダウンの寝袋の畳み方
ダウンの寝袋は化学繊維の寝袋のように折りたたむ必要はありません。収納袋の底に足側から詰め込んでいけば問題ありません。
詰め込む際には、寝袋全体の空気を抜いてから押し込み、収納袋がきつくなってきたら隙間を埋めるように入れましょう。
寝袋(シュラフ)の収納に向いている場所
寝袋(シュラフ)は収納スペースを取る荷物であり、湿度が高い場所にしまうとカビなどが発生する恐れもあるため、収納場所には注意が必要です。
寝袋を収納するのに向いている場所には以下のようなものがあります。
- クローゼット・押入れ
- 土間
- トランクルーム
収納場所ごとの特徴を見ていきましょう。
クローゼット・押入れ
クローゼットや押入れは、寝袋の収納場所としてよく利用されています。
寝袋を収納する際は、通気性の良い不織布の収納袋に入れてから収納しましょう。クローゼットや押入れの下段は湿気が溜まりやすくなるため、湿気が少ない上段に収納するのがおすすめです。除湿剤を設置するなどの除湿対策もあわせてしておくとよいでしょう。
土間
土間収納がある場合は、寝袋などのアウトドアグッズの収納に向いています。土間ならアウトドアグッズの汚れを室内に持ち込むこともなく、キャンプなどに出かけるタイミングでの荷物の出し入れもスムーズです。
ただし、土間は湿度が高くなることもあるので、湿気対策として除湿剤を設置する、こまめな換気をするなども忘れず行いましょう。
関連記事:土間収納のメリット・デメリットとは?収納する荷物の例をご紹介
トランクルーム
自宅に寝袋(シュラフ)を収納するスペースがない場合は、トランクルームに収納するのも1つの方法です。トランクルームとは自宅の収納の延長として利用する事が出来る収納サービスです。
寝袋だけでなく、キャンプで使用するアイテムの収納場所として活用することができます。屋内型トランクルームの中には空調・除湿設備が設けられている物件もあり、湿気に弱いデリケートな荷物の収納に向いている場合が多いとされます。
また、屋外型トランクルームは湿気や温度変化への対策はより必要になるものの、車を横付けできる物件も多く、寝袋やキャンプで使用する荷物の出し入れがしやすいというメリットがあります。
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関連記事:トランクルームとは?使い方や選び方、メリットを徹底解説
関連記事:キャンプ道具の収納方法は?注意点や最適な場所を解説
寝袋(シュラフ)の収納にトランクルームも検討しよう
ここまで、寝袋(シュラフ)の種類や手洗い方法、畳み方、収納に向いている場所を解説してきました。寝袋はできるだけ小さくまとめて、湿気の少ない場所に収納することが大切です。正しい洗い方や畳み方を行い、劣化を防いだ収納を心がけましょう。
また、自宅に寝袋の収納場所がない場合や、寝袋の数が多く収納場所にお困りの場合は、トランクルームの利用も検討してみてください。
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監修
エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄
2020年 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年 整理収納アドバイザー1級 取得
2024年 防災士 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
災害大国の日本でお家の整理収納は非常時にも役立つという思いもあり、本格的に防災について学ぼうと防災士を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納 × 防災 × トランクルームで、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。