バイク企画 PART3
トランクルームをガレージ化計画!
屋外型コンテナの活用法アレコレ。
屋外型コンテナでスペースを広々と使う!
今回は前回に引き続き、トランクルームをガレージに改造する計画第2弾。
自転車の駐輪場のように、他人とスペースを共有する駐車場では気を遣うし、2台以上持っている人や、自分だけの空間を作りたい、という方にオススメの駐車方法です。
前回紹介したバイク専用のトランクルーム、バイクBOXの広さは約2帖。大型バイク1台がぴったり収まるサイズなので駐車するだけなら十分ですが、より大きなスペースの空間を使えば好きなモノに囲まれた趣味性の高いガレージを作ることができます。そこで今回は約8帖のコンテナをバイクガレージとして使う方法を紹介します。
基本的にコンテナ内での大掛かりな作業は使用上の規約でNGとなっています。今回は作業場としてのガレージではなく、駐車スペース+バイクに乗る際に必要な道具を置くガレージとしての活用法を考えました。
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置きたいモノから必要なスペースを考える
屋外型のコンテナを使うメリットは何よりもそのサイズ。スペースを広々と使えるので、バイクを複数台置くことが可能です。賃貸マンションなどで、バイクを二台以上置かせてもらえる物件はかなり少数なので、何台も所有したいバイク好きにとっては大きな魅力でしょう。
また、家族がいる人は趣味の道具で自宅のスペースを使うと、家族の迷惑になってしまいかねないですが、コンテナを有効活用してバイクに乗る際に使う道具を収納すれば、趣味と日常生活で使う道具を分けることができます。
デフォルトのセキュリティは、契約時に購入する南京錠でシャッターをロックするシステム。ハローストレージの屋外型コンテナは複数のコンテナを積み重ねて配置しており、利用者が他にもたくさんいるので、比較的セキュリティ面は安心できるでしょう。
今回利用したハローストレージ宮前梶ヶ谷のサイズは、幅220cm/奥行き555cm/天井高226cm。バイクだけ置くのであれば3〜4台は余裕を持って収納できます。また、車体以外のギアや道具、パーツ類を収納する場合はバイク1〜2台と大きめの棚を用意すると空間を有効に使うことができます。賃料はバイクが利用できる1階の8帖のタイプで4万9500円。
*金額やサイズは物件により異なります
ラダーとライトは必須
コンテナは入り口が段差になっているので、バイクをコンテナ内に入れるためのラダーが必要です。簡易的なラダーはバイク用品店などで、およそ1万円代で購入できます。ただし対荷重には要注意、愛車に合ったラダーを用意してください。
また、室内にコンセントがないので、明かりが必要な場合はライトを用意してください。今回は乾電池式のライトを使用しました。シャッター内側にマグネットライトを取り付けられる場所がありましたが、横や奥の壁にはフックをかけられないので、棚を設置する際にライトの位置を検討しておきましょう。
*物件により設備が違うので契約前にご確認ください
ライトの位置を工夫して、バイクにスポットライトが当たるように設置すれば、暗い時間も昼とはまた違うガレージの雰囲気を楽しむことができます。
収納スペースは自分で用意
屋外型のコンテナなので、備え付けのラックやフックをかけられる場所はありません。自分が置きたいモノや用途に合わせて収納スペースを用意する必要があります。
今回は業務用の大きなラックとDIYの棚を使用しました。
低予算で大きな棚を設置するには、ホームセンターなどで取り扱いのある2×4の柱を使うと便利です。今回はサブロクサイズ(910mm×1820mm)の有孔ボードに合わせて棚をDIYで作りました。
ホームセンターで相談したところ、幅が1820mmあると柱が両脇一本ずつでは強度が足りないとのことだったので、両側に2本ずつ立てています。
既製品に比べればクオリティは低いですが、DIYで作れば置きたい荷物のサイズに合わせて棚の配置を自由に設定できます。
自分でメインテナンスや作業をする人であれば工具を並べたいところですが、今回はバイクの駐車がメインの空間。家に置いておくとスペースをとってしまうパーツ類や、ツーリングの際に使うギア、キャンプ道具などの収納を最優先に考えました。こういった道具を置いておけば、家から手ぶらで出てきて、ここでバイクに乗る際の準備をほぼ完結することができます。
狭いスペース内でバイクを動かす時はバイクリフターが大活躍
プロショップでも使用されているバイクリフターという道具。初めて見る人も多いと思いますが、実はコレ、ガレージ内でバイクを移動させるのにとても便利なアイテムなんです。
使い方は、まず写真のようにバイクリフターに足を引っ掛けて先端を後輪の下に滑り込ませます。そして足を踏み込むと車体が浮いて、バイクリフターの底面にタイヤが付いているので、簡単に車体を水平移動させられるのです。
テコの原理でバイクをスライドできるので、特に力は必要ありません。
女性でも軽々と大型バイクを動かせるはず。狭いスペース内でハンドルを何度も切り返しながら移動させるのは面倒なので、複数のバイクを収納する人にオススメのアイテムです。
ハローストレージの屋外型コンテナは全国で展開されていますが、自宅のすぐそばにあるとは限りません。しかし、コンテナが自宅の徒歩圏内にないからと言って諦めるのはまだ早い。自転車などで行ける範囲内にあれば、コンテナでバイクと自転車を入れ替えるだけで利用できるので、意外と使い勝手は悪くないのです。
本来仕事の道具や家の荷物などを収納することに使われることが多いコンテナですが、収納方法を工夫すれば広々としたバイクガレージとして使うことができます。趣味の道具を詰め込んだガレージ空間を手に入れるアイデアを参考にしてみてください。
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カメラマン/ 澤田聖司 取材・文/金原悠太