トランクルームのカビ対策!湿気を防いで荷物を守るテクニック

トランクルームを利用していて「荷物にカビが生えてしまった」という話を聞いたことはありませんか。カビはどんな場所でも湿度や温度の条件が揃うとすぐに発生し、大切な荷物を台無しにしてしまいます。特に梅雨時期や冬場の結露が発生しやすい時期は、適切な対策を取らないとカビのリスクが高まります。
この記事では、トランクルームでカビが発生し得る要因をはじめ、事前の物件選び、実際にできる対策方法まで具体的に解説します。正しい知識と対策で、荷物を安全に収納しましょう。
トランクルームでカビが発生する原因とリスク
トランクルーム内であっても、カビが発生する原因は主に湿度と通気性の問題です。場所に限らずカビは湿度60%以上で活性化し、温度20〜30℃の環境で急速に繁殖します。
ここからは、カビが発生する原因とそのリスクについて、以下の4点を解説します。
- 高い湿度と結露
- ほこりの蓄積
- 収納物別の被害
- 健康や資産価値への影響
高い湿度と結露
もしトランクルームでカビが発生した場合、考えられる原因は高い湿度によるものです。たとえば、密閉されたつくりの空間では空気が循環せず、湿気がこもりやすくなります。特に梅雨時期や冬場は外気温との温度差で結露が発生し、床や壁に水分が付着します。
屋外型トランクルームでは外気温の影響を受けやすく、朝晩の気温変化で結露が起きやすい環境にあります。屋内型トランクルームでも、建物の断熱性が低い場合は同様の問題が発生します。
湿度が高い状態が続くと、カビ菌の胞子が付着した表面で繁殖が始まります。特に有機物はカビの栄養源となるため注意が必要です。有機物とは例えば衣類や紙類、革製品や木製の家具などです。
ほこりの蓄積
ほこりもカビにとって重要な栄養源となります。ほこりには皮脂や繊維くず、有機物が含まれているためです。定期的な清掃が行われていないトランクルームでは、床や壁にほこりが蓄積し、カビが繁殖しやすい環境が作られます。
荷物の出し入れ時にもほこりは舞い上がり、収納物の表面に付着します。段ボール箱や布製品は特にほこりが付きやすく、湿度と組み合わさることでカビ発生のリスクが高まります。
換気が不十分な環境では、ほこりが舞い上がってもすぐに下に落ち、同じ場所にたまります。この状態が続くと、目に見えない微細なカビ菌も一緒に蓄積され、条件が整った時に一気に繁殖する原因となります。
収納物別の被害
収納する荷物の種類によって、カビ被害の現れ方は異なります。衣類は繊維の奥までカビが浸透し、洗濯でも完全に除去できない場合があります。特に天然繊維の衣類は合成繊維よりもカビが発生しやすい傾向にあります。
木製家具では表面に黒や緑のカビが発生し、木材の内部まで菌糸が広がることがあります。革製品はカビが発生すると変色や硬化が起こり、修復が困難になります。書籍や書類はページが湿気でふやけ、カビの胞子で健康被害のリスクも高まります。
家電製品では内部の回路に湿気が侵入し、動作不良や故障の原因となります。金属製品でも湿度が高いと錆が発生し、カビと相まって劣化が進行します。段ボール箱もカビの栄養源となるため、長期間の収納には適しません。
健康や資産価値への影響
カビによる被害は荷物の劣化だけでなく、健康面でも深刻な影響があります。カビの胞子を吸い込むとアレルギー反応や呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があります。特に免疫力が低い方や既存の呼吸器疾患がある方は注意が必要です。
経済的な損失も大きな問題です。高価な衣類や家具にカビが発生すると、修復費用が購入価格を上回る場合があります。また、アンティーク品や思い出の品など、金銭的価値以外の価値があるものは代替が不可能です。
トランクルーム内でカビが大量発生した場合、清掃費用や除菌費用が発生することもあります。また、隣接する他の利用者の荷物にも被害が及ぶ可能性があるため、トランクルーム内でのカビ対策には注意をしましょう。
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カビが出にくいトランクルームの選び方
カビ対策で重要なのは物件選びです。立地や設備、管理状況を事前に確認することで、カビのリスクを大幅に軽減できます。
トランクルームの物件を選ぶ際に確認しておくべきポイントを5つ紹介します。
- 屋内型・屋外型の特徴
- 温度・湿度管理設備
- 立地・構造の確認
- 管理状況の把握
- 補償・保険の内容
屋内型・屋外型の特徴
トランクルームは大きく分けて屋内型と屋外型の2種類があります。屋内型トランクルームの中には、ビルやマンションの一部に設置されたものや、トランクルーム専用に設計した一棟型のものがあります。屋内型トランクルームの中には空調・除湿設備のある物件もあるため、屋外型に比べてカビが発生しにくいとされています。
屋外型トランクルームは屋外に設置した海上運送用のコンテナを利用したものです。屋外に設置されているため、屋内型と比較すると温度変化の影響を受けやすいとされています。特に夏場の高温や冬場の急激な温度変化により結露が発生しやすくなります。ただし、風通しが良い立地にある物件では自然な空気循環が期待できます。
屋内型を選ぶ場合でも、地下や半地下にある物件は湿気がこもりやすいため注意が必要です。屋外型を選ぶ場合は断熱性や換気設備の有無を確認しましょう。また、屋外型でも屋内型でも、必要に応じて追加の湿度対策を検討しましょう。
関連記事:屋外型トランクルームとは?メリットや収納に向いているもの、注意点を解説
関連記事:屋内トランクルームの特徴は?メリット・デメリットや料金相場を解説
温度・湿度管理設備
空調設備がある物件は平均より料金が高めに設定されていることが多いですが、カビ対策としては効果的です。空調設備があることによって温度変化が起こりづらいため、カビが発生しにくい環境を維持できます。24時間空調が稼働する物件では、季節を問わず安定した環境を保てます。
空調設備がない物件でも、換気設備がある場合は自然な空気循環によりある程度の湿度調整が可能です。換気扇や通気口の位置と数を確認し、空気の流れが確保されているかチェックしましょう。
設備の有無だけでなく、実際の稼働状況も重要です。契約前に見学時間を調整し、実際に空調や換気設備が動作している状態を確認することをおすすめします。メンテナンス頻度や故障時の対応についても事前に確認しておくとよいでしょう。
立地・構造の確認
トランクルームの立地は湿度に影響します。河川や池の近く、低地にある物件は湿度が高くなりがちです。また、北向きや日当たりの悪い場所では乾燥しにくく、カビのリスクが高まります。
建物の構造も重要な要素です。鉄筋コンクリート造の建物は断熱性が高い一方で、湿気がこもりやすいため結露が発生しやすい場合があります。木造建築は通気性や温湿度の調整に優れていますが、断熱材や建物自体の構造によっては外気温や湿度の影響を受けやすい場合があります。
雨水の浸入リスクも確認が必要です。屋根や壁の防水状況、排水設備の整備状況を見学時にチェックしましょう。過去に浸水被害があった物件では、湿度が高くなりやすい傾向があります。
管理状況の把握
物件の管理状況はカビ発生の可能性に直結します。定期的な清掃や点検が行われている物件では、温度や湿度の変化への対策が可能です。また、管理スタッフが常駐している物件では、問題が発生した際の対応も迅速です。
共用部の清掃が行き届いているかも判断材料になるため、清掃頻度と内容を確認してみるものよいでしょう。床や壁の拭き掃除、換気設備の清掃、ほこりの除去などが定期的に実施されているかが重要です。
補償・保険の内容
カビ被害に対する補償内容は事業者によって大きく異なります。天災や設備の不備による被害と、利用者の管理不足による被害では補償の扱いが変わります。契約書の補償条項を詳しく確認し、疑問点は契約前に明確にしておきましょう。
任意の保険加入を推奨している事業者もあります。保険の補償範囲、免責事項、保険料を比較検討し、加入を判断しましょう。
被害発生時の報告手順と対応プロセスも確認が必要です。発見から報告、調査、補償までの流れを理解し、必要な書類や手続きを把握しておくことで、実際の被害時にスムーズに対応できます。
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トランクルームでできる具体的なカビ対策
目に見えないカビへの対策は、利用開始後にも十分に実施することでリスクを軽減できます。収納前の準備から定期的なメンテナンスまで、一貫した対策が重要です。
ここからは、トランクルームの利用時にできるカビ対策を6つご紹介します。
- 収納前の手入れと乾燥を徹底する
- すのこやラックを使い通気性を良くする
- 温湿度計を設置する
- 除湿剤を設置する
- 定期的に点検と掃除を行う
- カビが生えたときの除去手順
収納前の手入れと乾燥を徹底する
荷物を収納する前の準備がカビ対策の基本です。衣類は洗濯・クリーニング後に完全に乾燥させてから収納します。わずかな湿気でも長期間の収納中にカビの原因となるため、乾燥は特に重要です。
家具や家電は表面の汚れやほこりを除去し、アルコール系のクリーナーで拭き取ります。木製品は木材専用のクリーナーを使用し、金属部分はサビ防止剤を塗布することも効果的です。
段ボール箱を使用する場合は、新品を使用するか、使用済みの箱は十分に乾燥させてから使用します。湿気を含んだ段ボールはカビの温床となるため、プラスチック製の収納ケースの使用も検討しましょう。書籍や書類は除湿剤と一緒に密閉容器に入れることで湿気から保護できます。
すのこやラックを使い通気性を良くする
床や壁に直接荷物を置くと湿気の影響を受けやすくなります。そのため、すのこやスチールラックを使用して荷物を浮かせることで通気性を良くします。ヒノキすのこは天然の防虫・防菌効果があり、桐すのこは軽量で湿度調整機能に優れています。
すのこやラック自体も定期的な清掃が必要です。カビや汚れが付着していると、せっかくの対策が逆効果になる可能性があります。年に数回は取り出して清掃し、必要に応じて交換しましょう。
温湿度計を設置する
湿度管理の目安は50%以下を維持することです。デジタル湿度計を設置して数値を定期的に確認すると安心です。最近のデジタル湿度計は最高値・最低値の記録機能があり、不在時の環境変化も把握できます。
温度は15〜25度の範囲が理想的です。温度変化が激しい環境では結露のリスクが高まるため、断熱材や保温材を活用して温度変化を抑えることも有効です。
スマートフォンと連携できるセンサーを使用すれば、遠隔地からも湿度と温度を監視できます。異常値を検知した際にアラートが届く機能があれば、早期の対応が可能になります。データの蓄積により、季節ごとの傾向を把握し、予防的な対策も取れます。
除湿剤を設置する
除湿剤はシリカゲル系と塩化カルシウム系があり、それぞれ特徴が異なります。シリカゲル系は繰り返し使用でき、塩化カルシウム系は吸湿力が高い特徴があります。狭いスペースや密閉容器内ではシリカゲル系が適しています。
竹炭や活性炭も自然な除湿・消臭効果があります。化学系の除湿剤と併用することで、より安定した湿度管理が可能です。定期的な天日干しにより効果を回復できるため、経済的な選択肢としても優秀です。
定期的に点検と掃除を行う
できれば月に1回は収納スペースを訪れ、環境の確認と簡単な清掃を行うと良いでしょう。湿度計の確認、除湿剤の交換、床や壁の拭き掃除を定期的に実施し、カビの原因を早めに発見することで大きな被害を防ぐことができます。
季節の変わり目にはより細かく点検を行えると良いです。梅雨前には除湿対策を強化し、冬前には結露対策を確認します。荷物の状態もチェックし、異常があれば早急に対処します。
清掃時には必要な道具を準備します。マイクロファイバークロス、アルコール系クリーナー、ほうきとちりとり、懐中電灯などです。作業記録をつけることで、問題の傾向を把握し、より効果的な対策を立てることができます。
カビが生えたときの除去手順
カビを発見した場合は速やかに対処することが重要です。まず換気を行い、マスクと手袋を装着して安全を確保します。軽度のカビであればアルコール系のカビ取り剤で除去できます。
除去作業では乾いた布でカビを拭き取り、その後アルコールで殺菌します。水分を使用するとカビが広がる可能性があるため注意が必要です。除去後は除湿剤を増量し、換気を十分に行います。
広範囲にカビが発生している場合や、貴重品にカビが付着している場合は専門業者に相談しましょう。無理な除去作業により被害が拡大することもあります。除去作業後は原因を特定し、再発防止策をとることが大切です。
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カビ対策を行ってトランクルームを活用しよう
トランクルームのカビ対策は、物件選びから日常的なメンテナンスまで総合的なアプローチが必要です。湿度管理と定期的な点検により、大切な荷物をカビから守ることができます。
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調査機関:日本マーケティングリサーチ機構
※屋内型、屋外型の合計掲載物件数・屋外型の掲載物件数において物件数 No.1
※「指定領域」=レンタルスペースの物件数の情報をWeb で公開している 8 社(エリアリンク社独自調査。2022年3月時点のウェブ上での屋内型、屋外型の合計掲載物件数・屋外型の掲載物件数上位8社)を対象として、物件数を No.1 検証調査
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監修

エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄
2020年 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年 整理収納アドバイザー1級 取得
2024年 防災士 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
災害大国の日本でお家の整理収納は非常時にも役立つという思いもあり、本格的に防災について学ぼうと防災士を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納 × 防災 × トランクルームで、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。

