プロに習う大掃除レッスン
火まわり第2回
今年の汚れは今年のうちに!「キッチンお掃除」
~大掃除でさわやかな年明けを迎えよう~
一見キレイなキッチン!でもよく見たら油でベタベタ!?
毎日キレイに使っているつもりのキッチン。「年末の大掃除なんて必要ないわ」なんて思っていませんか? でも、レンジフードの中やコンロまわり、蛇口やシンクの縁など細かい汚れが蓄積してしまっているものです。そこで今回は、メディアでも多数取り上げられている家事代行サービスのタスカジさんにご協力いただいて、場所別の掃除方法とおすすめアイテム、プロならではの裏技まで徹底解説します! すっきりさわやかな年明けを迎えるためにも、早めに着手してみてください。
キッチンの汚れは大きく分けて「火まわりの汚れ」と「水まわりの汚れ」の2種類
- 火まわりの汚れは
レンジフードは油汚れの巣窟! 油とホコリが混じってベトベトになり、放っておくと頑固なギトギト汚れになってしまいます。コンロも同じように、調理中にハネた油や、吹きこぼれが加熱されてできた焦げ付きが蓄積し、頑固なこびりつきになってしまいます。
- 水まわりの汚れは
シンクなどの水まわりは、生ゴミや雑菌が繁殖してできたドロドロ汚れと、水が乾いてできる水垢が主な汚れです。こちらも放っておくとヘドロや詰まりの原因になってしまいます。
このように、キッチンには2種類の汚れが混在しているので、汚れごとに使う洗剤を分けて掃除することが重要です。
教えてくれるのは…
タスカジアンバサダー ハウスキーパー machamachaさん
今回お掃除を習うのは・・・
フリーライターMさん
保育園に通う2人の息子さんと旦那さまの4人暮らし。目に見える部分はなるべくこまめに拭いていますが、コンロやグリルは気づいた時に掃除する程度。レンジフードに至っては、2年以上掃除した記憶がないとのこと。
掃除を始める前に…
必ず用意するものはこの2つ!
- 普通の雑巾、ミクロ繊維マイクロファイバー雑巾
- ゴム手袋
日頃の食器洗いだと手袋を使わないという人もいるようですが、掃除では強い洗剤を使うことになるので、手荒れを防ぐためにもゴム手袋は必須。雑巾は水拭き用、乾拭き用の2種類を用意。例えば水拭き用は白、乾拭き用はカラーなど、色を分けておくと便利です。仕上げの磨き上げには、吸水性に優れたマイクロファイバークロスがおすすめ。
それではいよいよ、場所別の掃除方法を徹底解説!
年末の大掃除の中でも、特に重点的に掃除すべき場所の掃除方法をmachamachaさんに教えてもらいましょう。
ガスコンロ
コンロやコンロ周りは、日々のお料理後にお掃除する方も多いと思いますが、キレイにしたつもりでも日々蓄積した汚れはどんどん頑固な汚れへと変貌します。そんな蓄積汚れの落とし方を見てみましょう。
使用マストアイテムはコチラ
コンロは油汚れとコゲ汚れの2種類が混ざり合っているので、『キッチンマジックリン』で油を落とし、こびりついたコゲは『ジフ クリームクレンザー』で研磨します。
- キッチンマジックリン
油汚れ全般に使えるアルカリ洗剤。コンロはもちろん、調理台の上にも使えます。 - ジフ クリームクレンザー
汚れを浮き上がらせる界面活性剤と、その汚れを削り落とす研磨剤が合わさった洗剤。クレンザーには固形や粉など様々ありますが、クリームタイプは粒子が細かいのでやさしく磨けます。 - ラストラーレスポンジ
ステンレスの糸で仕上げたスポンジ。焦げ付き汚れを落とすのに適しています。 - DAISOの『銅・フライパンのコゲ落とし』
銅製品全般に使える、コゲ落とし専用のスポンジ。薄いので力が入れやすく、細かい部分のコゲがスルスル落ちます。machamachaさんも愛用しています! - キッチンペーパー
汚れがひどい部分に洗剤を染み込ませて湿布したり、使い捨ての雑巾としても使えます。 - 歯ブラシ
細かい部分を磨くのに便利。 - ラップ
実は汚れ落としの裏技に使えるんです!
手順① ゴトク、バーナーキャップ、排気口カバーを外します
まずはガスコンロの元栓が閉まっていることを確認する。開いたままだとガス漏れしたりなど危険なので、必ず確認しましょう!
家庭用のガスコンロは意外と掃除しやすく設計されているものも多いので、外せる部品はすべて外します。
手順② 部品に『キッチンマジックリン』をかけ、油汚れを浮かせる
部品をシンクなど広い場所に広げ、『キッチンマジックリン』をまんべんなく吹きかけます。いきなりゴシゴシ磨くより、少し置いて汚れを浮かせてから掃除した方が結果的には時短になります。
手順③ つけ置き中に、天板と調理台を磨きます
つけ置いている時間を無駄にせず、この間にコンロの天板と調理台をキレイにしましょう!
1.目の細かいスポンジで、”軽〜く”なでるように汚れを浮かせましょう。
POINT!
コンロのフチやバーナー部分は、歯ブラシを使えば洗剤が行き渡り汚れが落としやすいですのでオススメです。
裏技!
狭い場所はキッチンマジックリンを吹き付けてからキッチンペーパーで湿布。こうすれば汚れが浮くので、力を入れずにキレイになりますよ。
2.汚れが浮いたら、水拭き+乾拭きで拭き上げ
3.調理台の上はもちろん、天板と調理台の境目や角の部分も忘れずに拭きましょう!
裏技!
ラップを使えば汚れ落としが驚くほど簡単に!
調理台に調味料を直置きすると、ハネた油が固まって頑固な汚れになってしまうことも。こんな場合は『ジフ クリームクレンザー』を使用。汚れ部分に直接垂らし、丸めたラップでこすりましょう。ラップの表面がツルツルしているので、クレンザーの研磨粒子が直接汚れに密着し、驚くほど”スルッ”っと汚れが落ちますよ。
Before
After
手順④ つけ置きしていた各部位を磨く
つけ置きが効いて落としやすくなった状態ですが、頑固なコゲが残っている部分もチラホラ。汚れの残り具合を見ながら使うアイテムを変えてキレイに落としていきましょう。部位・汚れ度合いごとにおすすめの洗剤&アイテムを紹介しながら、磨き上げの手順をレクチャーします。
おすすめアイテム
軽度のコゲにはこれ!
力を入れずに落とせる『ラストラーレスポンジ』
スポンジに繊維状のステンレスが織り込まれているので、表面を傷つけることなく汚れを落としてくれるんです。フライパンや鍋洗いにも便利なのですが実はゴボウやジャガイモの皮を剥いたりもでき、掃除だけでなく色々な用途があるのでとってもおすすめ。100均で手軽に買えます。
1.『キッチンマジックリン』を追加で吹きかけ、コゲが残っている部分を『ラストラーレスポンジ』でゴシゴシ。こすっていると次第に感触が変わり、コゲが落ちたことが分かります。
おすすめアイテム
もっとガンコなコゲにはこれ!
クレンザー+コゲ専用スポンジで応戦
『キッチンマジックリン』で落ちないコゲには 『ジフ クリームクレンザー』がオススメ。そしてDAISOの『銅・フライパンのコゲ落とし』とセットで使うのが最強です。ガンコなコゲつきも軽く数回こするだけでサラリと落ち、グリルの網1本1本も磨きやすいので重宝しますよ。
2.ラストラーレスポンジで落ちない部分はクレンザー+『コゲ落とし』の出番。こびりついたコゲに追いゴシゴシ!
3.クリームクレンザーを含ませた『銅・フライパンのコゲ落とし』で1本1本丁寧に磨いていきましょう
4.『銅・フライパンのコゲ落とし』は薄いのでバーナーキャップなど細かい部品も磨きやすいんです
手順⑤ 部品を水洗い→乾拭きして、コンロにセットする
汚れが取れたら、洗剤が残らないようにしっかりと洗い流します。水滴が残ると水跡になり、せっかくキレイにしたのに後味悪い…。乾いた雑巾でひとつひとつていねいに、面倒がらずに乾拭きを。自然乾燥で良いでしょとそのままセットすると、水跡が残るだけでなくコンロ内の故障にもつながりかねません。
ガスコンロは火力が強くお料理が楽しいけれど、お手入れが面倒なのが難点…。でも、「揚げ物をした日は五徳を洗う」など自分なりのルールを決めておけば、頑固なコゲにはなりにくいはず。お料理と掃除はセットと考えて、こまめに掃除することも大切です。
こんなにキレイになって大感激!
コンロやグリルの頑固なコゲに関しては若干諦めていました…。洗剤の使い方や100均のスポンジで新品みたいに蘇るんですね! これからは今回教えていただいたことを実施して、定期的につけ置き掃除していきます!
コンロ
Before
After
Before
After
グリル
Before
After
細かい部分のコゲが取れてスッキリ!
どうでしたでしょうか?
油汚れは放っておくとどんどん頑固になり、その分お掃除も大変になってしまいます。大掃除気分が高まる年末に、キッチンを一度リセットしてみてはいかがでしょうか?
つけ置きや便利グッズなど、プロの技を参考に自分で試してみるのもよし、タスカジさんにお願いしてみるのもよし!キレイにして新年を迎える準備を是非してみてください。
作業を終えてmachamachaさんから一言
Mさん宅のキッチンは、パッと見キレイ&ディスプレイもオシャレで素敵でした。でもよく見るとレンジフードやコンロや壁に油汚れが…。オススメアイテムも購入されたとのことで、簡単なテクニックでキレイになるので是非お掃除してみてください!
Mさんのようなテレワークママのお宅こそ私の本領発揮!ママがお仕事している間に面倒なお掃除を全部引き受けます♪ 土日でもご依頼いただけるので、忙しいママもぜひご利用くださいね!
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家事代行マッチングサービス『タスカジ』
https://taskaji.jp
多彩な家事スキルを活かして働くハウスキーパー(=タスカジさん)と、家事をお願いしたい人とをつなぐ、シェアリングエコノミーの家事代行マッチングサービス。掃除・洗濯から料理、整理収納やチャイルドケア(保護者同伴)まで、幅広い家事をお願いできます。プロフィールとレビューを見て依頼者自身が自分にピッタリのハウスキーパーを見つけて依頼できるのが特徴で、ハウスキーパーと直接やりとりして希望を伝えることで、自分や家族に合ったサービスや細かい要望もオーダーすることができます。入会金・登録料は一切不要なので、お試し感覚で気軽に始めることも可能!
お申し込みは簡単!
HPを開いて最寄駅を入力すれば来訪可能なタスカジさんが出てきます。(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県のみ対応)
さらに代行してほしい家事や日程など細かい検索条件を入力して絞り込めます。1時間あたり1,500円〜、1回3時間で利用可能。(金額はタスカジさんによって異なります)
依頼には、必要なときだけ来てもらう「スポット」と毎週・隔週などで来てもらう「定期」があり、ライフスタイルによって使い分けることができます。
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掃除以外の料理や整理収納など全分野でご利用可能です。
※キャンペーンの詳細はタスカジのHPでご確認ください。
※タスカジは、ご依頼者様宅の道具・洗剤をお借りして実施可能な、ご依頼者様が通常行っている日常的な家事を代行するサービスです。ハウスクリーニング(専用洗剤・機器材を持ち込み、普段ご自宅では難しい分解洗浄等を行う)とは異なります。
撮影/kurasul編集部 取材・文/住中理美