扉の向こうはワンダーランド!?
わたし流・トランクルームの使い方
トランクルームをご利用中の方にインタビュー。”モノとの上手な付き合い方”のヒントが隠されています。
Vol.8 「思わず足を運びたくなる“ギャラリー風”トランクルーム」
今回ご紹介してくれるのは・・・
Profile
KTさん
奥様、娘さん2人の4人家族。
- ハローストレージ使用歴: 約5年
- 利用している広さ:4.1帖
“通いたくなるトランクルーム”を意識した思い出の空間作り
トランクルームに入って、まずパッと目に入るのは壁一面に飾られた写真や似顔絵! ギャラリーのような華やかさで、一般的なトランクルームのイメージとは違いますが、なぜ飾ろうと思ったのですか?
「本棚などに大量のアルバムや写真、似顔絵があったのですが、家に居てもほとんど見る機会がないので、トランクルームを思い出がいつも見られる場所にしました。ただ荷物を置いているだけだと行くのが億劫になりますが、思い出のモノを綺麗に飾っていると、仕事帰りなどのちょっとした時間に立ち寄る気になると思ったのがきっかけです。」
新しい使い方ですね! 確かに、写真や似顔絵は自宅だと飾る場所に限りがありますし、結局まとめてしまったまま……という方も多いと思います。それにしても、たくさんの写真や似顔絵がありますね。
「似顔絵を描いてもらった経験がある人は少なくないと思いますが、私は写真や似顔絵が大好きなので、もう何十回も描いてもらっています。作品はすべてファイリングして、大切に保管しています。30代~40代の人は経験しているかと思いますが、昔はプリクラも好きで、若い時に沢山撮って手帳に貼って並べていました。その手帳も当時のまま残っています。最近のプリクラは結構目が大きくなったり顔が小さくなったりと加工が激しいので、今は全然撮ってないですけどね。(笑)」
似顔絵や写真のコレクターなのですね。見返すとその頃のライフスタイルや記憶を思い出せますし、自分の歴史を感じられる素敵な趣味だと思います。その中でも、特に大切にしている似顔絵はありますか?
「全部お気に入りなので選ぶのが難しいけど……、特に思い入れがあるのはこの似顔絵ですかね。私が29か30歳くらいのときから似顔絵を描いてもらい始めたのですが、最初に描いてもらった作品で、名刺にもこの画像をのせています。」
「あとはこの、馬に乗っている似顔絵もお気に入りです。この似顔絵を描いてくれた宮城さんという方は、似顔絵の世界大会で一位に輝いた方なんですよ! 私は大学生のとき馬術部だったので、大好きな馬に乗っている姿を描いてほしいとお願いしました。」
イラストを描いたのはこのかた:2013年ISCAカリカチュア世界大会 総合1位 宮城康助さん
まるでナポレオンの肖像画を彷彿とさせる、大迫力の似顔絵ですね。今はデジタルフォトフレームやクラウドでの保存など、場所を取らない方法もあると思いますが、現物や紙で取っておくことにこだわりがあるのでしょうか?
「こだわりというほどのものでは無いですが、手に取ってページをめくり、現物を触っていると、当時の思い出がより鮮明に思い出せるような気がします。忙しくて溜まってしまっていますが、いまスマホに入っている写真も全部印刷したいと思っています。」
人生の節目に撮影した大切な写真は見せる収納へ
写真館などで撮影する見開きのアルバムは、閉じた状態で保存するのが一般的ですが、あえて中が見えるように開いて飾っているんですね。
「結婚式や七五三など、家族の一大イベントで作るアルバムって何万円もしたりするじゃないですか。それが本棚の隅に閉じた状態でしまわれて、あまり目に触れる機会がないことがもったいないと感じてしまって。なのでアルバムはなるべく開いて、写真が見えるようにして棚に飾っています。」
トランクルームだからこそできる、贅沢なスペースの使い方ですね。アルバムや写真、似顔絵以外にも何か収納しているのでしょうか?
「スーツやスポーツ道具、雑貨などを入れています。私は多趣味なので、スポーツ道具では野球やスノーボード、ゴルフ、シュノーケリングの道具などが多いですかね。ほとんど私のモノですが、ベビーカーは妻の要望で入れています。もう娘たちも大きくなったので、誰かに譲るか捨てるかする方が良いと思ったのですが、妻はこのベビーカーには思い入れがあり捨てられないとのことで、きれいにして仕舞っています。」
いろいろな場所へ出かけるたびに使っていたベビーカーは、親子の絆や思い出を象徴するアイテムの一つなので、簡単に処分できない気持ちもわかります。
普段は、どういう時にトランクルームに訪れますか?
「先ほどお伝えしたように、思い出のアルバムなどを見にふらっと来ることもありますが、趣味のスポーツ(ゴルフ、スノーボード、シュノーケリング、野球など)を行う時に、その道具を取りに来ます。あとは、夏は冬用のスーツ、冬は夏用のスーツをトランクルームに入れているので、衣替えのタイミングに訪れています。」
整理整頓された部屋作りで子供の交友関係も良好に
トランクルームを使い始めたことで、ご家族の反応に何か変化はありましたか?
「今の家の間取りは家族4人だとスペースが少なくて、子供部屋は荷物でぎゅうぎゅうでした。今回、かさばるモノをトランクルームに移動出来たことで、家の中がすっきりと片付き、ゆとりのある子供部屋を作ることができました。子供は友達を呼びやすくなったと喜んでいて、頻繁に友達と勉強やゲームをして遊んでいます。」
「あとは、ゴルフやスノーボードなどのスポーツ道具を思う存分置けるようになったことです。妻に『これどこに置くの?』とか『これちょっと多すぎない?』と言われることが多々あったのですが、パタッと言われなくなりました。心おきなく新しくモノを買うことが出来るようになりました。トランクルームは“自分だけのスペース”という感覚で使っています。」
KTさん流、トランクルームの使い方
ポイント1 写真は磁石で壁に飾る
部屋の壁面は金属製の素材なので、磁石つきのフックや磁石で写真やフレームを飾っています。
ポイント2 スーツは洋服ラックに収納
大切なスーツに埃が被ってしまうことを防ぐために、ネットで洋服ラックを購入。組立も簡単で素材も軽いので、トランクルームに設置するのにぴったりです。
ポイント3 LEDライトを付けて室内を明るく
アルバムなどを見たり収納作業をするときなど、少し照明が暗いと感じたので、電池式のLEDライトをホームセンターで購入。絵のライティングにも一役買っています。
ポイント4 地震対策で紐を使用
地震などによるラックの転倒防止に、ビニール紐でラックと天井の網とを結んでいます。簡易的ですが、突っ張り棒より簡単に天井と固定することができます。2021年10月初旬にあった関東で最大震度5強の地震でも倒れていません。
居心地の良さを追求した“見せる”トランクルーム作りで、癒しの空間をライフスタイルに取り入れたKTさん。単なる荷物の収納場所ではなく、使い方次第でその可能性を広げられることを教えてくれました。人生を豊かにする趣味や思い出のモノたち。手放すことなく大切にしつづけられるのも、トランクルームのメリットの一つです。
全国のトランクルームを探すにはこちら
https://www.hello-storage.com/list/
テキスト:加藤 小夜香 写真:クラスル編集部