トランクルーム

トランクルーム徹底活用法!Vol.2

収納用品で使い勝手をUP!

思い出のものや特別な日に使いたいものなど、普段は使わないけれど捨てられないものは,トランクルーム を活用しましょう。カテゴリーごとに収納ボックスや収納ケースなどに入れ、見やすく取り出しやすくしておけば、我が家のもうひとつのクローゼットとして使えます。前回の「棚使いの基本」に続き、「収納グッズ選びの極意」について、ご紹介します。

“探しやすさ”を考えた収納にする

闇雲に収納グッズを用意しても、収納したい物に入れ物が合っていなければ、使い勝手が悪く、スペースも無駄になりがちです。まずは、使うときに探しやすいカテゴリーに物を分類しましょう。

●カテゴリー分けの例

<持ち主ごと>
父 母 兄 姉 妹 弟 祖父 祖母 ペット

<季節ごと>
夏もの…衣類、水遊び関係、扇風機 など
冬もの…衣類、スキー関係、暖房 など
季節行事…お正月用品、雛人形、鯉のぼり、五月人形、ハロウィン、クリスマス など

<アイテムごと>
家電製品、キャンプ用品、お菓子作り、趣味のもの、思い出の品、アルバム、子供の作品、本、CD、DVD、衣類 など

収納グッズを用意する

棚の用意ができ、カテゴリー分けができたら,収納ボックスや収納ケースを用意します。

小物なら引き出しやカゴ、書類なら書類ボックス、衣類なら衣装ケースといった具合に、入れる物の大きさや形、重さに合わせて選びます。このとき、棚の奥行きや幅に合わせることも忘れずに。思いつきでバラバラと買うのではなく、同じサイズ、色で揃えると、見た目も整然とします。

また、できるだけ定番品を選ぶのもポイントです。
なぜなら、同じカテゴリーの物が増えたとき、買い足そうとしたら同じものが買えなかった…なんてことが起こりがちだからです。その点、定番品ならいつでも同じものが買えるので、必要になったときに買い足せば、余計な買い物をしなくてすみます。

また、同じメーカーの商品はモジュールを合わせている場合が多いので、棚と同じメーカーで揃えるというのもひとつの手です。

▲長年、同じ商品展開をしている無印良品の収納グッズがおすすめ。

ポリプロピレンケース・引出式・浅型・ホワイトグレー(約幅26×奥行37×高さ12cm)¥890(税込)
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4547315253579

ダンボール・ボックス・フタ式(約幅26×奥行37×高さ32cm)¥990(税込)
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4549738980865

PPクローゼットケース引出式・大(約幅44×奥行55×高さ24cm) ¥1,490(税込)
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4547315276943

▲ネットでの注文も可能。

収納ケースに合う形・大きさにして入れる

使いやすい収納とは、探しやすく出し入れしやすい収納のこと。
例えば、衣類なら、収納ケースの幅と高さに合わせてたたみます。高さに合わせるのは、縦に収納するためです。平らに重ねて入れると、引き出しを開けたとき、一番上の衣類しか見えず、探す手間が増えてしまいます。しかし、縦に入れておけば、引き出しを開けただけですべての衣類が見渡せ、欲しい服がさっと取り出せるのです。どんなアイテムの場合も、探しやすさと出し入れしやすさを念頭に置いて、入れ方を考えましょう。

▲衣類は、収納ケースの幅に合わせて、すべて同じ大きさになるようにたたむ。
▲たたんだ衣類を縦に入れると、引き出しを開けたときにすべての衣類がひと目で見渡せ、探す手間が省けます。
▲スカーフは引き出しの幅にたたみ、柄が見えるように少しずつずらして入れます。
▲ネクタイは、クルクルと巻いて整然と並べておくと、必要なモノがすぐに取り出せます。

引き出しや収納ボックスにラベリング

中に入っているものが外から見て一目で分かるように、引き出しや収納ボックスにラベリングをしておきましょう。パソコンで打ち出したものを貼ってもいいし、マスキングテープにマジックで明記して貼るだけでもOK。

その際に、持ち主もわかるように色違いにする、あるいは名前も併記するなどしておくのもおすすめです。 これだけで探す手間が省けます。

▲季節や持ち主で文字の色を変えればより一層わかりやすい

引き出しを入れ替えるだけで衣替えも!

トランクルームに収納するのはいいけれど、収納ボックスだと季節ごとに入れ替えるのはひと苦労ですよね。

そんな悩みは意外にも簡単に解決できます。

夏物、冬物の衣替えにトランクルームを利用するなら、自宅とトランクルームで同じ引き出しにするのがお勧め。引き出し部分を入れ替えるだけで簡単に衣替えができます。その手軽さからいうと収納ボックスより引き出しケースで引き出しごと交換のほうが優れているかもしれません。

大事な書類は書類ボックスを利用

大事な書類の収納には頑丈な書類ボックスがおすすめ。
A4サイズの書類が無駄なく収まります。ファイリングされていない雑多な書類を入れる場合は、さらにファイルボックスを使って入れておけば書類も曲がらず、出し入れもより簡単になります。

自分で持ち運びやすいサイズがポイント

いざトランクルームへGO! となったときに気がつくのが荷物の重さ。
ついつい大きな収納ボックスや収納ケースを選びがちです。しかし、あまり欲張りすぎず、気持ち小さいサイズにしておくと、トランクルーム への搬入搬出が楽ちんです。特に書類など、重い荷物は、自分で打ち運べる程度の大きさ、重さに抑えておくのがポイントです。

Point

収納グッズを選ぶときの3つのポイント
  1. 棚に合うサイズの収納グッズを選ぶ
  2. 入れる物に合った大きさ・形・重さの収納グッズを選ぶ
  3. 探しやすく、出し入れしやすいように収納する

トランクルームの収納も自宅の収納も考え方は同じ。いつも3つのポイントを押さえて収納を考えましょう。

カメラマン/野地康之 取材・文/福井順子

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