2022年は、時代のムードを司る木星が12星座の「終わり」と「始まり」を行ったり来たり。
暮らしはどうなるの？～前編～

来年の暮らしを今年も占います！

4000年もの歴史を持つ西洋占星術。科学が発達した現代においてもなお、星々の動きは、私たちの未来を的確に照らし出しています。

西洋占星術師の村上さなえさんが占う「来年の暮らし方」は昨年、大人気の企画でした。ということで今年も2022年の星まわりと暮らしを占っていただきました。記事の最後にはお年玉プレゼントのお知らせもあります。

■“風の時代”をうけて、どうなる2022年？

「風の時代」が高らかに謳われた2021年。コロナ禍によるライフスタイルの変化もあり、時代の変わり目を感じ取った人は、多かったのではないでしょうか。

物質主義的「地」の時代から、知性とコミュニケーションを象徴する精神主義的「風」の時代へ。

例えば…
　リモートワークによる働き方改革
　慣例による忘年会・新年会などの廃止
　父親の育児参加、育休の増加
　形式にとらわれない冠婚葬祭　などなど

生活の中で当たり前とされていたことが、パンデミックをきっかけに、価値観に大きな変容をもたらしました。
この流れを受けて、2022年は、どんな年になるのでしょうか。星の流れを見ながら、暮らしとの向き合い方をご紹介しましょう。

■始まりの予感の前にやるべきこと

2022年、時代のムードをあらわす吉星・木星はまず情愛の水の星座に属する魚座を運行します。

この魚座は、12星座の一番最後に位置する「許しと癒やし」の星座です。今回、木星の動きは早いため5月には12星座のトップバッターである牡羊座入りします。これによって新しいサイクルのスタートです。
ところが10月には、再び、魚座へと逆戻り。木星が12星座の終わりと始まりの星座を行ったり来たりします。

この星の動きによって私たちは、新しい扉を開ける（牡羊座）前にもう一度取りこぼしたことがないか見直しをはかったり（魚座）。そんな動きになりそうな1年です。

■具体的な変化を2023年に待つ、はざまの年。

星のビッグイベントとしては、2023年には大変革の星・冥王星が水瓶座入りし、この移動によってさらなる「風」のうねりが生じます。前回、冥王星が水瓶座を運行している時代には、アメリカ独立戦争やフランス革命が起き、歴史を大きく動かしました。2023年以降冥王星はどんな“変革”の風を吹かすのでしょうか。

つまり、2022年は大きな変化を前にしての「はざまの年」。魚座と牡羊座を行ったり来たりする木星が、本格的に牡羊座入りするのは、2022年12月に入ってから。この1年は、新たな始まり（牡羊座）を見据えながらも、このコロナ禍で浮き彫りになった貧富の格差や分断、人権問題、メンタルケアなど、とりこぼした心の問題（魚座）にも向き合わなくてはいけません。

暮らしについて言えば、家族ひとりひとりの思いをしっかり受け止めながら、はじまりをサポートする、そんな動きが大切になると思います。新しい生活様式のなかでさまざまな戸惑いやメンタルの不調などが生じているはずです。これらを置き去りにすることなく、家族1人1人に対して、細やかな気配りが必要とされるでしょう。　2022年は、住空間に関する決断においても、家族の思いをきちんと確認して、リフォーム、引っ越しはもちろん、家具、大型電化製品の購入などにあたりましょう。もちろん、勝手に処分、断捨離しないように。

エレメント別にご紹介しますので、ご家族の分もあわせて参考にしてください。

明日は各星座ごとに説明をしたいと思います。