在宅時間長時間化の住宅事情。狭さと息苦しさを解決する救世主はトランクルーム!
コロナ禍で在宅時間が増え、住宅環境の見直しに迫られている方も多いのではないでしょうか? その悩みの多くはスペースに関するものです。収納力オーバーのモノが溢れ雑然として気が休まらない、あるいは在宅勤務となったので仕事をするスペースを作らないといけない、など。 実際に住宅環境を改善したいという人たちの間では、住宅の借り換えや買い替えも行われているようですが、それは大きな出費を伴います。
出費を抑えつつ自宅に新たなスペースを確保したいということなら、トランクルームの活用をお勧めします。トランクルームは、自宅の外にモノを収納できる設備。建築用のコンテナを利用した屋外タイプから建物の中に個室を設けたタイプなど。大きさもさまざまです。これを利用すれば、引越し代もかからず、住み慣れた土地を離れる必要もなく自宅のスペースを広げることができるのです。
とはいえ身近ではないトランクルーム。本当に活用するメリットがあるのか? 現在トランクルーム を利用している女性240人にアンケートを実施しました。
kurasul data
調査概要
- 調査目的: トランクルーム利用満足度の把握
- 調査対象: トランクルーム利用中の20歳以上の女性
- 有効回答数: 本調査240サンプル
- 調査方法: インターネット調査(Surveroidを利用)https://www.surveroid.jp/
- 調査時期: 2021年3月29日(月)~ 3月30日(火)
- 調査実施会社: エリアリンク株式会社
トランクルーム利用者が感じている一番のメリットは、“家が広くなる”こと
それでは、トランクルームを利用している方が具体的にどんなメリットを感じているのか、回答を見てみましょう。
- 「季節ごとに使うモノが部屋にないから、自宅がスッキリした」(30代)
- 「部屋のスペースが増えた」(20代)
- 「トランクルームを使って収納が増えたので、大切なモノを処分しなくてすんだ」(20代)
- 「モノが少なくなって快適な家になった」(30代)
やはり自宅のモノをトランクルームに“収納する=減らす”ことで、快適性が上がったとの声が多数でした。
トランクルームには、自宅スペースの拡張だけではない副産物の効果があった!
荷物が片付き自宅が広々とすることは誰もが想像できることですが、トランクルーム収納はそれ以上の効果をもたらしてくれているようです。「本格的断捨離前の自分の気持ちの整理ができた」(50代)、「しっかりいるものとそうでないものを分ける事ができた」(30代)。このようにトランクルームは、必要なモノかを判断したり、あるいは迷う気持ちを整理したりというようなクッション役を果たしている面があることもわかりました。
また、「普通は季節用品を収納するスペースがないので、一年ごとに処分をして新たな品物を購入することを繰り返してきた。トランクルームを契約したことで、捨てずに保管ができるようになったので、商品を大切に使用したいという思いが芽生えるようになった」(20代)といったモノに対する気持ちの変化も聞かれました。
トランクルームの収納力満足度は80%超え!
ではトランクルーム利用者の収納力に対する不満はどうなんでしょうか。
調査前、kurasul編集部では「トランクルームを使っている人の自宅はモノに対して狭いのではないか?」という仮説を持っていました。ところが、意外にも自宅の収納力に不満を持っている人は1割程度。「モノが溢れて仕方がない!」といった気持ちで使い始める人は少ないようです。
トランクルームを使い始めた理由を聞いてみると、引っ越しや家のリフォームなど、一時的利用が動機だとわかりました。実際に使ってみて便利さに気づき、活用が続いていると想像できます。
そしてトランクルームの収納力に「とても満足」している人は36.3%、「まあまあ満足している」人は46.3%と、80%の人が満足している結果がでています。
一方で、利用中のトランクルームに対する不満については「価格」と答えた人が半数を超えました。その他の不満としては「サイズが狭い」「暑さや湿気が気になり、保管品質に不満」「出し入れがしにくい」などがあがりました。
便利ではあるものの、より使い勝手のいいトランクルームが求められているようです。
使うほどにわかる! トランクルームの便利さ
さらに今回のアンケートで興味深い結果がでました。それはモノの出し入れ頻度と満足度の関係。満足度は出し入れの頻度に大きく比例することがわかったのです。
今回の調査では、月に1回程度トランクルームからモノを出し入れする人が32%ともっとも多く、週に1回以上出し入れする人の15.8%とあわせて、利用者の半数近い人が月に1回以上はトランクルームに通っていることがわかりました。
「トランクルームに入れたら入れっぱなし」「使用頻度の低いから入れている」わけではないようです。
トランクルームの良い点についての自由回答でも、以下のような声が寄せられました。
- 「家具の収納ができるため、不必要に捨てる必要がなくなった。使いたいときに取りだしできるため、利用しやすいと感じた」(20代)
またkurasul 編集部でも
- 「衣類を季節ごとに分けてトランクルームに。自宅近くのトランクルームにしたので、思ったより気軽にちょこちょこ行っています」(30代)
- 「レジャー関連のものやアウトドアスポーツのものを入れています。そのため毎週末トランクルームに行っています。家族4人分だと相当な場所をとるのでトランクルーム を利用してよかったです。家もきれいになりました」(40代)
さらに、出し入れの頻度別に満足度を調査すると、出し入れの頻度が高いほど「とても満足」の割合が高いことがわかりました。
よく出し入れする、つまりトランクルームを上手に活用している人ほど、「トランクルームは便利だ」と感じているのです。
トランクルームを活用して毎日を快適便利に
今回の調査から、自宅収納に不満はないと思っていた人でも、トランクルームを使ってみると満足度が高いことがわかりました。当たり前ですが、住環境が少しでも広くなったり整えば気持ちがよくなるからでしょうか。そしてさらに「使いこなせるようになれば便利度もアップする」ようです。自宅収納とトランクルームを別々に考えるのではなく、モノや使い方に応じて柔軟に使い分ける方法を検討してみてはいかがでしょうか?
トランクルームの活用で、自宅環境を快適にアップデートできますよ。
モノを減らす、持たない生活がトレンドになっていますが、「必要なモノは手近に」「一時的に不要なモノは遠くに」と置き場所を使い分けることで、モノを大切する心が養われるかもしれません。
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リサーチ・構成/村上美里