トランクルーム

レコードの正しい保管方法は?|大切なコレクションを守る収納術

レコードをコレクションとして集める方もいらっしゃるでしょう。大切なレコードはできるだけ劣化させずに保管したいものです。

この記事では、レコードが劣化する要因、劣化を抑えて保管するのに適した保管方法や保管場所、日常的なお手入れの方法まで解説します。レコードの保管・収納でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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レコードの素材の特徴と劣化する要因

レコードの劣化を抑えて適切に保管するためには、まずレコードの素材の特徴を理解することが重要です。それぞれの素材がどのような環境で劣化しやすいかを把握すれば、適切な対策を立てられます。

  • レコード盤の素材の特徴
  • レコードジャケットと内袋の素材の特徴
  • レコードの劣化を進める要因

レコード盤の素材の特徴

レコード盤は主にポリ塩化ビニル(PVC)で作られており、熱と圧力に弱いという特徴があります。平積みによる重みや温度変化は盤の反りを引き起こし、一度反ってしまうと元に戻すことは困難です。また、盤面の溝は音楽情報を物理的に刻んでいるため、傷やホコリの付着は再生時のノイズや音飛びの原因となります。

静電気もレコードの大敵で、ホコリを吸着しやすくなるだけでなく、再生時にパチパチと音が発生する要因になります。特に乾燥した環境では静電気が発生しやすく、定期的な静電気対策が必要です。また、化学的な劣化が進行するため、酸性物質との接触を避ける必要があります。

レコードジャケットと内袋の素材の特徴

レコードジャケットは紙製のため、湿気によるカビの発生や変色が起こりやすい素材です。印刷インクが湿気と反応してレコード盤に移ることもあり、これを「インク写り」と呼びます。ジャケットとレコード盤が直接接触している状態では、時間の経過とともにインクが盤面に付着してしまいます

レコードの内袋は静電気を防止したり、レコード盤を傷から守るという重要な役割を果たしています。

内袋の素材は大きく分けて紙製、ポリエチレン製、不織布製の3種類があります。紙製は通気性があり、安価である一方で、湿気を吸収してカビの温床となる可能性があります。ポリエチレン製は防湿性と耐久性に優れています。不織布製は柔らかくレコードを傷つけにくいですが、価格が高めです。

レコードの劣化を進める要因

レコードの劣化を進める主な要因は、高温多湿な環境と直射日光です。温度が25℃を超える環境では盤の反りが発生しやすく、湿度が60%を超えるとカビが繁殖する危険性が高まります。日本の夏季は特に注意が必要で、エアコンによる温度管理と除湿剤による湿度調整が欠かせません

また、紫外線や振動、衝撃もレコードの劣化を進める要因として挙げられます。

レコードの保管・収納方法

大切なレコードを長期間良い状態で保管するためには、適切な環境で保管することが重要です。

レコードの保管方法として、次の5つを紹介します。

  • 温度と湿度を適切に保つ
  • 直射日光と熱源を避ける
  • 地震による転倒や落下の対策をする
  • 害虫対策をする
  • トランクルームを利用する

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温度と湿度を適切に保つ

レコードの収納に理想的な環境は、温度18〜22℃、湿度30〜45%とされています。この範囲を維持することで、レコード盤の反りやカビの発生を防げます。温度変化が激しい場所ではレコード盤が膨張と収縮を繰り返し、反りの原因となるため、一定温度の維持が重要です

湿度管理には除湿剤が効果的です。シリカゲルタイプの除湿剤をレコード棚の近くに配置し、定期的に交換することで安定した湿度を保てます。梅雨時期や夏季には除湿機の併用も検討しましょう。逆に冬季の乾燥時には加湿器を使用し、湿度が30%を下回らないよう注意が必要です。

温湿度計を設置すれば、日々の環境変化を把握できます。デジタル式の温湿度計なら最高値と最低値も記録でき、季節ごとの対策を立てやすくなります。

直射日光と熱源を避ける

直射日光はレコードジャケットの色褪せや盤の変形を引き起こすため、窓際での収納は避けるべきです。遮光カーテンやブラインドを使用し、収納場所への光を遮断することが重要です。特に西日の当たる窓際は温度上昇が激しく、レコードの収納には適していません

暖房器具やテレビ、オーディオ機器などの発熱する電化製品の近くも避けましょう。これらの機器は局所的に温度を上昇させ、レコードの劣化を加速させます。最低でも1メートル以上離し、熱がこもらないよう風通しを確保することが大切です。

屋根裏や床下収納も温度変化が激しく、湿気がこもりやすいためレコードの収納には向いていません。1階の北側の部屋や、温度変化の少ないクローゼット内が理想的な収納場所です。

地震による転倒や落下の対策をする

地震対策として、レコードラックや収納ボックスは壁に固定し、転倒を防ぐ措置が必要です。高い場所への収納は落下の危険があるため、できる限り低い位置に配置しましょう。レコードが落下すると破損するだけでなく、怪我をする危険性もあります。

害虫対策をする

ダニや紙魚などがレコードジャケットを食害することがあります。防虫剤の使用や定期的な清掃により、害虫の発生を予防できます。ただし、防虫剤の成分がレコードに悪影響を与える場合もあるため、天然由来の防虫剤を選ぶか、適度な距離を保って配置することが重要です。

トランクルームを利用する

レコードを自宅に収納するのは、エアコンや除湿機を使用できるため温度や湿度を調整しやすく、日常的な管理がしやすいため、頻繁に再生するレコードには適しています。ただし、自宅の収納スペースには限りがあるため、大量のコレクションには不向きな場合があります

自宅の収納スペースにレコードが入りきらない場合は、トランクルームの利用も収納方法の選択肢になります。

トランクルームには屋外型と屋内型があり、屋内型のトランクルームには空調設備がある物件もあるため、湿気や紫外線に弱いレコードなどの収納に向いている場合があります。

屋外型トランクルームは、コンテナタイプの独立した収納スペースで、屋内型より費用が抑えられるメリットがありますが、空調設備がない場合が多いため、レコードの収納には注意が必要です。

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レコードの保管・収納時の注意点

レコードの品質を維持するためには、日々のメンテナンスと適切な環境で保管・収納することが重要です。レコードの保管・収納時に注意すべきポイントを4つ紹介します。

  • レコードの再生後にはクリーニングをする
  • 耐荷重や通気性を重視した収納用品を選ぶ
  • 長期保管や搬送時の環境を整える
  • カタログ化とラベリングをする

レコードの再生後にはクリーニングをする

レコードを再生した後は、必ずクリーニングを行いホコリや静電気を除去します。レコードクリーニング用のブラシを使い、盤の回転方向に沿って軽く拭き取ります。溝に対して垂直にブラシを動かすと傷の原因となるため、音溝へ沿うよう、円周状にブラシを動かしましょう

静電気対策には、帯電防止効果のあるクリーニング液を使用します。市販のレコード用クリーニング液をマイクロファイバークロスに少量つけ、ブラシと同様に音溝に沿って拭き取ります。アルコール系の洗剤は盤面を傷める可能性があるため、専用クリーニング液の使用をおすすめします。

頑固な汚れは、ぬるま湯に中性洗剤を数滴混ぜ、柔らかいブラシで優しく洗浄します。洗浄後は十分に乾燥させ、水分が完全に除去されてから収納しましょう。

耐荷重や通気性を重視した収納用品を選ぶ

レコードラックは耐荷重性を重視して選びましょう。LP盤は1枚約150〜200グラムの重量があり、大量に収納する場合は相当な重量になります。木製ラックは見た目が美しく音響特性も良いですが、金属製ラックの方が耐荷重性に優れています

レコードは垂直に立てて保管するのが基本です。ただし、詰め込みすぎると取り出し時に傷がつきやすく、緩すぎると倒れる危険があります。理想的には、指1本分程度の余裕を持たせて収納しましょう。

収納ボックスを使用する場合は、通気性の良い素材を選びます。プラスチック製のボックスは密閉性が高く湿気がこもりやすいため、木製や紙製のボックスが適しています。ボックス内にも除湿剤を配置し、湿度管理を徹底しましょう。

長期保管や搬送時の環境を整える

長期間使用しないレコードは、保護袋に入れてから収納ボックスに収めます。内袋は静電気防止タイプのポリエチレン製に交換し、外袋も厚手のものを選びましょう。ジャケットとレコード盤を別々に収納することで、インク写りを防止できます

長期保管する場合は、温湿度計を設置し、温度や湿度が適しているかを定期的にチェックしましょう。

搬送時は衝撃から守るため、緩衝材で包み垂直状態を保ちます。段ボール箱の底に緩衝材を敷き、レコードを立てた状態で固定します。横にして重ねる平積みは歪みや反りの原因になるため避けましょう。また、搬送中の振動にも注意が必要です。

カタログ化とラベリングをする

レコードの数や種類が多い場合には、カタログ化とラベリングが重要です。アーティスト名、アルバム名、発売年、レーベル名などの情報をデータベース化し、検索しやすくします。デジタルカタログを作成すれば、離れた場所からでも収納状況を把握できます

ラベリングを行う際は、レコード盤やジャケットに直接貼らないようにしましょう。収納ボックスやラックの外側にラベルを貼り、内容を明記します。インデックスカードを使用すれば、レコードを傷めることなくラベリングができます。

ジャンル別、アーティスト別、年代別など、自分の音楽の嗜好に合わせて分類方法を決めます。定期的に分類の見直しを行うことで、より快適な収納環境を整えることができます。

レコードの保管・収納場所にお困りなら、トランクルームも検討しよう

ここまで、レコードが劣化する要因や劣化を抑えて保管する方法、保管場所、注意点などを解説してきました。

レコードの保管には、温度や湿度を適切に保つことや日常的なお手入れが重要です。

また、レコードの数が多く収納場所にお困りの方は、トランクルームを活用してみるのもおすすめです。

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監修

小川真澄さん

エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄

2020年 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年 整理収納アドバイザー1級 取得
2024年 防災士 取得

子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
災害大国の日本でお家の整理収納は非常時にも役立つという思いもあり、本格的に防災について学ぼうと防災士を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納 × 防災 × トランクルームで、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。

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