バイク専用トランクルームのメリットや選び方のポイントを解説
トランクルームは荷物を収納するだけでなく、バイク専用のガレージのような使い方をすることができます。この記事では、バイクの収納方法やバイク専用トランクルームのメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。
他の収納方法とも比較しますので、トランクルームでバイクの収納を検討している方は、是非参考にしてください。
バイクの収納方法
そもそもバイクを収納する際の場所として、主に以下の5つが挙げられます。
- バイク専用トランクルーム
- バイクコンテナ
- 屋内駐車場
- 屋外駐車場
- ガレージ・車庫
それぞれの特徴を具体的にみていきましょう。
バイク専用トランクルーム
トランクルームとは、日常的に使わない荷物や書籍、衣類、法人の事務機器などを収納するための貸しスペースのことを指します。トランクルームには屋外型、屋内型、バイク専用トランクルームなど複数のタイプがあり、バイク専用トランクルームにはバイク収納に特化したコンテナで作られたボックスタイプや、屋外駐輪場タイプ、ガレージタイプがあります。
監視カメラや厳重なロック、盗難防止バーなどが備わっているバイク専用トランクルームもあります。セキュリティ対策をされたい方は事前によく確認しておきましょう。
また、一部例外を除いて24時間バイクの出し入れが可能な物件がほとんどのため、時間を気にせずバイクに乗ることができます。ただし、トランクルームが住宅地にある場合は夜間の騒音には注意が必要です。
バイクコンテナ
バイクコンテナとはバイクを収納するのに特化した専用のコンテナのことで、前述のとおりボックスタイプのバイク専用トランクルームもコンテナで作られているためバイクコンテナと呼ばれることもありますが、バイクコンテナは自作できるものもあります。
汎用のコンテナと違いバイク専用の仕様になっているので、バイクの出し入れやヘルメットなどのバイク関連のアイテムを一緒に収納できるものもあります。
屋内駐車場
屋内駐車場は屋内に設置されているバイク用の駐車場のことを指します。例えばマンションの地下に設置されている駐車場などが挙げられます。天候の影響を受けにくいため、バイクの状態を保ちやすい傾向にあります。
セキュリティレベルも高く、契約者しか入れない場所にバイクを収納できるので盗難やいたずらのリスクも低い傾向にあります。
屋外駐車場
屋外駐車場は、屋外にあるバイク用の駐車場です。しかし屋外に設置されているため、盗難やいたずらのリスクが高く、風雨や紫外線などでバイクが劣化しやすい点には注意が必要です。
ガレージ・車庫
自宅などに敷地があれば、ガレージや車庫を設置する方法もあります。ガレージや車庫は屋根があるため、屋内駐車場と同様に雨や雪などの影響を受けづらくなります。防犯カメラなどを設置すればセキュリティを高めることも可能です。
スペースの広いガレージや車庫ではバイク関連のアイテムや工具を一緒に収納できるだけでなく、メンテナンス作業も庫内で行えます。ただし、ガレージや車庫を設置するスペースの確保や、設置に高額の費用がかかる点は注意しましょう。
バイク専用トランクルームのメリット
バイク専用トランクルームには安全性、機能性、利便性を兼ね備えたボックスタイプ、ガレージタイプなどがあります。バイク専用トランクルームに収納するメリットは以下になります。
- 盗難やいたずらを防げる
- 雨風や紫外線による劣化を防げる
- 近隣トラブルを防げる
- バイク関連のアイテムも収納できる
それぞれのメリットを具体的に解説します。
盗難やいたずらを防げる
バイク専用トランクルームの中でも特にボックスタイプや屋内駐車場タイプには、セキュリティ面に配慮したものが多くあります。二重ロックやバリカー(盗難防止用にバイクをつなぐ車止め)、電動シャッター、防犯カメラ、専用キーによる認証など、セキュリティ対策が万全なものも用意されています。盗難やいたずらから大切なバイクを守りたい場合に、バイク専用トランクルームは有効です。
雨風や紫外線による劣化を防げる
バイクを劣化させる原因に雨風や紫外線があります。塗装がされていないフレームに雨や紫外線があたるとサビやひび割れ、変色が発生します。バイクを収納する際には、屋内に収納することが重要になります。
ボックスタイプや屋内駐車場タイプのバイク専用トランクルームなら屋根があるため、雨風や直射日光による紫外線からバイクを守ってくれます。
近隣トラブルを防げる
バイク専用トランクルームを利用することで、自宅からバイクを出し入れする必要がなくなります。排気音などで近隣の方に迷惑をかけることを避けられるので、トラブルを防ぐことができます。住宅地から離れたバイク専用トランクルームなら、時間を気にせずバイクを出し入れできるのもメリットです。
バイク関連のアイテムも収納できる
バイク専用トランクルームのサイズによってはバイク関連のアイテムやパーツ、工具などを一緒に収納できます。バイク専用トランクルーム内にラックを設置すれば、より荷物を整理しやすい空間を作ることも可能です。
バイク専用トランクルームのデメリット
バイク専用トランクルームは多くのメリットがある反面、デメリットもあります。バイク専用トランクルームに収納するデメリットは以下になります。
- 周辺スペースに余裕が必要
- 自宅から遠くなる可能性もある
- 駐車場よりコストがかかりやすい傾向
それぞれのデメリットを具体的に解説します。
周辺スペースに余裕が必要
バイク専用トランクルームを選ぶ際には、サイズをしっかりと確認することが大切です。バイクを収納する際には全長・横幅・高さだけでなく、コンテナ前のスペースの確保も必要になります。周辺スペースが狭いとバイクの出し入れが困難になることも少なくありません。
物件を選ぶ際には、バイクを出し入れしやすい周辺スペースが確保されているか、スロープや専用ラダーレールの有無も確認しておきましょう。
自宅から遠くなる可能性もある
自宅近くにバイク専用トランクルームがない、もしくは空きがない場合は、自宅から遠い場所のものを利用することになります。自宅から離れていると移動に手間がかかり、バイクに乗りたい時すぐに乗れない事態に陥ります。通勤や通学などで頻繁にバイクを出し入れする場合には、自宅近くのバイク専用トランクルームの空き状況をしっかりと確認してから借りるようにしましょう。
駐車場よりコストがかかりやすい傾向
バイク専用トランクルームのデメリットにはコストがかかりやすい点が挙げられます。バイク専用トランクルームは、一般的な屋外にある月極駐車場よりも月額料金が高い傾向にあります。
ただし、月極駐車場よりも防犯性が高かったり、雨風や紫外線からバイクを守れるというメリットもあるため、予算と照らし合わせて検討するようにしましょう。
バイク専用トランクルームと他の収納方法を比較
バイクの収納方法であるバイク専用トランクルーム、屋内駐車場、屋外駐車場、ガレージ・車庫の4つの駐車場の一般的な特徴を比較してみましょう。
なお、バイクコンテナはバイク専用トランクルームと同義であることが多いため、今回は比較対象に含めていません。
項目 | バイク専用トランクルーム (※ボックスタイプ) | 屋内駐車場 | 屋外駐車場 | ガレージ・車庫 |
---|---|---|---|---|
セキュリティ | ◎ | ○ | × | ◎ |
バイクの状態 | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
コスト・料金 | △ | △ | ◎ | × |
近隣トラブル | 〇 | △ | △ | △ |
それぞれの項目について具体的にみていきましょう。
セキュリティ
セキュリティ面で優れているのはバイク専用トランクルームと屋内駐車場、ガレージ・車庫です。特にバイク専用トランクルームでは金属製または鉄製の丈夫なコンテナに収納でき、中に入ることができるのは自分だけのため、非常にセキュリティ面で優れています。
一方の屋外駐車場は誰でも侵入できる傾向にあるため、盗難やいたずらのリスクは高いといえます。セキュリティ対策を万全にしたい方は、ボックスタイプのバイク専用トランクルームを検討するのがよいでしょう。
バイクの状態
劣化を防ぎ、バイクの状態を良好に保ちやすいのはバイク専用トランクルームと屋内駐車場、ガレージ・車庫です。これらには屋根があるため、風雨や紫外線などの影響を受けにくい傾向があります。
一方、屋外駐車場は基本的に屋根はないため、サビや汚れが付きやすくなります。バイクを風雨や紫外線などから守るためには、バイク専用トランクルームや屋内駐車場、ガレージ・車庫がよいといえます。
コスト・料金
屋外駐車場は、バイク専用トランクルームや屋内駐車場と比較すると安価に借りることができる傾向にあります。しかし月額料金は駐車場の立地や条件によって異なるため、事前に確認が必要です。
ガレージや車庫は設置できる敷地が必要な上、設置工事が非常に高額になります。ガレージや車庫は法律上「建築物」にあたり、固定資産税もかかるので注意が必要です。
コストや料金を抑えたいなら屋外駐車場がおすすめですが、セキュリティの低さやバイクの劣化のしやすさも考慮する必要があります。
バイク専用トランクルームや屋内駐車場、ガレージ・倉庫は、屋外駐車場に比べてコストがかかりやすい傾向にはありますが、セキュリティ、バイクの劣化防止の面で優れています。バイク関連のアイテムを一緒に収納することもできるといったメリットもあるので、予算を踏まえて検討しましょう。
近隣トラブル
バイクの排気音は周りに響きやすく、近隣トラブルの原因になることもあります。近隣トラブル回避のために、マンションやアパートによってはバイク駐車不可の物件も存在します。
また、住居と同じ敷地内にある駐車場やガレージ・倉庫では、通りに出てからエンジンをかけるなど気を遣う方もいらっしゃるでしょう。バイク専用トランクルームは住居と別の土地にあるため、住居と同じ敷地内にある駐車場と比較すると騒音による近隣トラブルのリスクを抑えることができます。
しかし住居と離れているバイク専用トランクルームであっても、他の利用者や近隣の方への配慮として、出し入れの際には細心の注意を払いましょう。
バイク専用トランクルームの選び方のポイント
バイク専用トランクルームは、セキュリティ面やバイクの劣化を防ぐだけでなく、近隣とのトラブル回避ができるメリットがあります。そこでバイク専用トランクルームを選ぶ際に、チェックすべき以下5つのポイントをご紹介します。
- 立地
- トランクルームのサイズ
- 出し入れのしやすさ
- 専用ラダーの有無
- セキュリティ
選び方のポイントをそれぞれ詳しく解説します。
立地
基本的には、乗車場所の近くに設置されているものを選ぶとよいでしょう。乗りたいときにすぐ乗れるだけでなく、バイクのメンテナンスや状態の確認がしやすくなります。
トランクルームのサイズ
バイク専用トランクルーム選びにおいて、サイズも大切です。バイク専用トランクルームを選ぶ際には、幅と奥行き(全長)を事前に確認しておきましょう。
バイク専用トランクルームには様々なサイズがあり、下記が目安となります。
サイズ | 幅 | 奥行き(全長) | 高さ |
---|---|---|---|
1.5帖 | 110cm | 210cm | 197〜230cm |
2帖 | 140cm | 210cm | 197〜230cm |
2.5帖 | 180cm | 230cm | 197〜230cm |
バイクを出し入れする際はバイクだけでなく、バイクと一緒に自分もバイク専用トランクルームの中に入る必要があります。自分が入る幅も考慮すると2帖以上が安心です。バイクのサイズによっても変わるため、事前に内覧するとよいでしょう。
バイク専用トランクルームの高さは、バイクに乗った状態で無理なく入ることができるかという点も確認しておきましょう。
出し入れのしやすさ
バイク専用トランクルームにおいて、バイクの出し入れのしやすさも重要です。バイク専用トランクルームの通路に十分な幅がない場合は、バイクの出し入れに手間がかかってしまいます。事前に通路の幅も確認しておきましょう。
通路の幅は「バイクの全長の1.5倍以上」、または「ラダーレールの長さ+バイクの全長以上」が目安となります。
また、バイク専用トランクルームの設置場所は砂利よりもアスファルトの方が出し入れしやすいため、地面の確認もしておくとよいでしょう。
専用ラダーレールの有無
専用ラダーレールとはバイクを出し入れする際に使用するはしごのことを指します。バイク専用トランクルームはラダーレールがあるものの方が出し入れがしやすくなります。
バイク用ではないトランクルームにバイクを収納することも可能ですが、専用ラダーレールが無い、または専用ラダーレールが有料オプションになる可能性があるため、注意が必要です。
セキュリティ
セキュリティ対策がしっかりされたバイク専用トランクルームを選ぶとよいでしょう。防犯カメラ、二重ロック、警備員による定期的な巡回、設置場所の人通りや治安もチェックしておきましょう。
いたずらや盗難にあった場合の保険が用意されている場合もあるため、補償内容を確認し検討するのもよいでしょう。
バイク専用トランクルームを上手に活用しよう
ここまでバイクの収納方法やバイク専用トランクルームのメリット・デメリット、選び方のポイントを解説してきました。バイクの収納方法の選択肢はマンションやアパートの駐車場だけでなく、バイク専用トランクルームもあります。
収納方法を比較すると、特にボックスタイプのバイク専用トランクルームはセキュリティ面やバイクの状態を保つことに優れているといえます。また、バイク専用トランクルームを選ぶ際には、立地、サイズ、出し入れのしやすさ、専用ラダーの有無、セキュリティを事前に確認しておくとよいでしょう。
自分の状況を考慮し適切な収納方法を検討しましょう。
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※2022年3月期 指定領域における市場調査
調査機関:日本マーケティングリサーチ機構
屋内型、屋外型の合計掲載物件数・屋外型の掲載物件数において物件数 No.1
レンタルスペースの物件数の情報をWeb で公開している 8 社を対象として、物件数を No.1 検証調査
全国のバイク専用トランクルームを探すにはこちら
https://www.hello-storage.com/list/
監修
エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄
2020年8月 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年5月 整理収納アドバイザー1級 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納の知識とトランクルームを掛け合わせ、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。