トランクルーム

ドレスを収納する際の注意点は?上手に収納するコツや収納場所も解説

パーティードレス

ドレスを持っている方の中で、正しいドレスの収納方法が分からず困っている方も多いのではないでしょうか。この記事ではドレスを収納する際の注意点や上手に収納するコツ、最適な収納場所を解説します。

ドレスの収納方法でお悩みの方は、是非参考にしてください。

ドレスを収納する際の注意点

ドレスは通常の衣類より高価なものも多いため、出来るだけ状態を劣化させずに収納したい方も多いのではないでしょうか。ドレスを収納する際には以下の点に注意しましょう。

  • カビの発生に注意
  • シミに注意
  • 型崩れに注意

それぞれの注意点を具体的にご紹介します。

カビの発生に注意

ドレスを収納する際に多いトラブルがカビの発生です。カビが発生しやすい環境は湿度が高い環境(湿度70%以上)や風通しの悪い環境、ホコリが多い環境といわれています。

カビが1度発生してしまうと、クリーニングに出したとしても取り除くのは難しいとされているため注意が必要です。

シミに注意

ドレスの収納前にはシミがないか確認しておくとよいでしょう。シミにはジュースやお酒などで付いた水溶性のシミ、食事などで付いた油性のシミがあります。シミが付いたドレスを収納前に取らずに保管しておくと、シミが浮き出てしまう場合があります。

型崩れに注意

ドレスは間違った収納方法をしてしまうと型崩れを起こしやすい衣類の1つです。ドレスの形に合っていないハンガーの使用やクローゼットに平置きすると型崩れを起こす原因になります。
肩紐の細いドレスはハンガーに吊るしたままだとラインを崩すこともあるので、脇に付いてある補助紐を使って収納するとよいでしょう。また、真空パックを使用しての収納は型崩れやシワの原因になりやすいため、注意する必要があります。

ドレスを上手に収納するコツ

先述したカビやシミ、型崩れなどのトラブルを防止するために、以下の5つのコツを押さえておくとよいでしょう。

  • 陰干ししてから収納する
  • カバーをして収納する
  • 防虫剤を設置する
  • 内側に折り畳まない
  • 紙を挟む

それぞれの収納する際のコツを解説します。

陰干ししてから収納する

ドレスを収納する前にクリーニングに出される方も多いのではないでしょうか。クリーニング後はすぐにクローゼットに収納せずに、1日程度陰干しするとよいでしょう。

収納後も定期的な陰干しをすることで、湿気対策になります。通気性のいい場所で陰干しすることで、カビが発生するリスクを下げることができます。

カバーをして収納する

ドレスを収納する際には、衣類カバーをかけましょう。カバーはクリーニング後に付いてくるビニール製のカバーではなく、通気性の良い不織布の衣類カバーがおすすめです。

また、衣類カバーは湿気だけでなく、ホコリや汚れからドレスを守ってくれます。大切なドレスを収納する場合には、1着ずつ収納できるタイプの衣類ケースを使用することで服同士の擦れも防ぐ事ができるためおすすめです。

防虫剤を設置する

動物性繊維や植物性繊維のドレスは虫食いが発生しやすい衣類ですが、化学繊維のドレスでも汚れや皮脂が付いていると虫食いの原因になります。虫食いを防ぐためには仕舞い洗いをするだけでなく、防虫剤を利用するとよいでしょう。

防虫剤には種類が豊富にあるため、置き場所やドレスの素材によって適切なものを選ぶことが大切です。

内側に折り畳まない

パールやネックレスなどのビジュー付きのパーティードレスは、ビジューが生地に引っかかりやすく、内側に折り畳んでしまうと傷が付く可能性があります。ビジュー付きのパーティードレスを収納する場合には、ビジューが外側に向くように収納し、カバーを付けておくとよりよいでしょう。

紙を挟む

結婚式用のパーティードレスなどのレースを切り替えるドレスは、レースが破損しやすいドレスの1つです。衣装ケースで収納する場合は薄い紙やハンドタオルを挟んで破損やシワの発生を防ぎましょう。

ドレスの収納場所

ドレスは使う機会が私服に比べて少ないため、長期間保管しなければなりません。複数のドレスを収納するためには、広いスペースが必要であり収納場所でお困りの方も多いのではないでしょうか。

ドレスの収納場所は主に以下のような場所です。

  • ウォークインクローゼット
  • 押入れ
  • トランクルーム

それぞれの収納場所の特徴をみていきましょう。

ウォークインクローゼット

比較的広いスペースを確保できるのが、ウォークインクローゼットです。ウォークインクローゼットでドレスを収納する場合にはハンガーに吊るし、余裕をもって収納するようにしましょう。

また、湿気対策を行いカビやシワが発生しないように注意する必要があります。

押入れ

押入れにドレスを収納する場合には、衣装ケースに入れて収納するのが一般的です。特に桐素材の衣装ケースは虫食いや変色に強いとされています。

衣装ケースにドレスを入れる際に、ドレスを折り畳む場合はシワ対策として折り目部分に紙やハンドタオルを挟むのがおすすめです。

トランクルーム

ドレスの数が多い場合、自宅の収納スペースが狭い場合には、トランクルームを利用するのもおすすめです。トランクルームとは自宅の収納の延長として利用出来る収納スペースで、主に屋内型と屋外型の2種類があります。

ドレスのような劣化をできるだけ避けたい衣類の収納には、空調設備が整った屋内型のトランクルームが屋外型のトランクルームよりも向いている場合が多いです。トランクルームにはさまざまなサイズが用意されているので、収納したいドレスの数にあった広さのトランクルームを選択することも可能です。

ドレス別の最適な収納方法

ドレスにはパーティードレスやウェディングドレスなどさまざまな種類があり、形状や素材によって最適な収納方法も異なります。ここからは以下の種類のドレスに関して最適な収納方法を解説します。

  • ハンガーにかけるための紐がついているドレス
  • ロング丈のドレス
  • ウェディングドレス

上記のようなドレス別の最適な収納方法を、それぞれ解説します。

ハンガーにかけるための紐がついているドレス

両脇にハンガーにかけるための紐がついているドレス、丈の短いドレス、シフォン素材のような薄手で型崩れ・シワが付きやすいドレスは、ハンガーに吊るして収納するのがおすすめです。ハンガーはラバー付きの滑りにくいものや横幅が広いものを使用することで型崩れを防止することができます。

また、クローゼットは通気性が悪くなる傾向にあるため、防湿剤や防虫剤を使用して対策を行いましょう。

ロング丈のドレス

ハンガーでかけると床についてしまうようなロング丈のドレスやパンツドレス、長袖で襟ぐりが狭いドレスなどは衣装ケースに入れて収納するのがおすすめです。

先述した通り、防虫性や腐食防止に優れた桐素材の衣装ケースを利用するとよいでしょう。また、折り畳む場合には、折り目部分に紙やハンドタオルを挟むとシワ対策になります。

ウェディングドレス

ウェディングドレスはカビや変色の発生を防ぐために、風通しの良い直射日光の当たらない場所での収納がおすすめです。クリーニング後に付いてくるビニール製のカバーは必ず外し、ウェディングドレス専用の長期保存パックを利用してクローゼットや押し入れに収納するとよいでしょう。

ウェディングドレスのような使用頻度の低いドレスは、トランクルームへの収納もおすすめです。

ドレスの収納スペースにお困りの場合

屋内型トランクルーム

ドレスの収納スペースにお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。自宅の収納ではキレイに収納するスペースが確保できない場合には、トランクルームを利用するとよいでしょう。

自宅のクローゼットに収納できないドレスなどの衣類を収納することができ、いつでも取り出しが可能です。ご自宅の収納スペースに不安がある方は是非検討してみてください。

デリケートなドレスは適切な方法で収納しよう

ここまでドレスを収納する際の注意点や上手に収納するコツ、最適な収納場所を解説してきました。ドレスはデリケートな衣類であるため、適切な方法で収納することが大切です。

また、ご自宅にドレスのスペースがない場合にはトランクルームなどを活用するのもおすすめです。

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監修

小川真澄さん

エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄

2020年8月 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年5月 整理収納アドバイザー1級 取得

子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納の知識とトランクルームを掛け合わせ、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。

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