バイクコンテナとは?メリットやコンテナの選び方、湿気対策まで紹介

大切なバイクの収納スペースとして、バイクコンテナを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。バイクを安心・安全に収納するためには、まずバイクコンテナについて正しく理解することが大切です。
この記事では、バイクコンテナをバイク置き場にするメリットや選び方について解説します。さらに、バイクコンテナを「レンタルする場合」と「自作する場合」のそれぞれのメリットやデメリットに加え、バイクコンテナ使用時の湿気対策についても紹介します。ぜひ参考にしてください。
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バイクコンテナとは
バイクコンテナとは、屋外に設置される「バイク専用の独立した車庫」です。バイクコンテナの多くは金属でできた頑丈な構造となっており、鍵つきタイプのものもあります。
バイクコンテナには壁や屋根があるため、バイクが雨風や紫外線にさらされることがない点も特徴です。奥行きがあるものであれば、バイク関連のアイテムも一緒に収納できるでしょう。
「自宅にバイク置き場所がない」「屋外に置いておくのは盗難や劣化が不安」という方にとって、バイクコンテナは有効な選択肢の1つといえます。
バイクコンテナをバイク置き場にするメリット
バイクコンテナをバイク置き場として利用するメリットは、主に以下の3点です。
- 盗難やいたずらの防止になる
- 雨風などによる劣化防止になる
- バイク関連アイテムも収納できる
バイクコンテナは、単なるバイク置き場にとどまらず、快適なバイクライフをサポートする空間としても活用できます。それぞれのメリットについて、さらに詳しく解説しましょう。
盗難やいたずらの防止になる
バイクコンテナをバイク置き場にすることは、盗難やいたずら防止につながります。
屋外のバイク置き場は、言わば誰でもバイクに接触できる環境であるため、盗難やいたずらの被害に遭うリスクがあります。特に、人通りの少ない場所や夜間は、バイクが無防備な状態になりがちです。「自宅の敷地内に置いていたのに盗まれた」というケースも決して少なくありません。
一方、鍵つきのバイクコンテナであれば、無断で出入りできないため不審者のターゲットになりにくく、盗難やいたずら防止の効果が期待できます。
雨風などによる劣化防止になる
バイクのパーツの多くは金属製のため、湿気に弱くサビやすいといわれています。バイクを屋外に置いておくと、雨風や直射日光などの自然環境にさらされるため、劣化やサビの進行が早まりやすくなるでしょう。
バイクコンテナをバイク置き場とすれば、バイクが直接雨風にさらされることがないため、サビや劣化を防ぎやすくなるでしょう。
ただし、劣化防止にはバイクコンテナの利用だけでなく、定期的なメンテナンスやお手入れも欠かせません。大切な愛車を長く楽しむためにも、しっかりと対策をしておきましょう。
バイク関連アイテムも収納できる
奥行きのあるバイクコンテナなら、ヘルメットやグローブなどバイクに関連したアイテムも一緒に収納できます。こうしたアイテムをバイクとともに一箇所に収納しておくことで、出かける際の準備がスムーズになり、忘れ物の心配も減らせるでしょう。
バイク関連のアイテムは、かさばるものが多く、自宅内の収納スペースを圧迫する原因にもなります。バイクコンテナを活用すれば、自宅内の収納スペースにゆとりが生まれ、生活空間をスッキリ保ちやすくなります。
バイクコンテナを利用する方法
バイクコンテナを利用する方法は、大きく分けて以下の2通りです。
- レンタルする方法
- 自作する方法
まずは、それぞれの利用方法にどのような特徴があるのか解説します。自分の生活環境やニーズにどちらが適しているか判断しましょう。
レンタルする方法
レンタルする方法では、バイク専用に改良されたコンテナタイプのトランクルームを利用するのが一般的です。バイクコンテナタイプのトランクルームは初期費用や月額料金を払うとレンタルできます。
トランクルームのサイズによってはバイク関連アイテムを一緒に収納できます。また、トランクルームの場合、一部例外を除き365日24時間利用可能なところが多く、時間を気にせず自由にバイクの出し入れが可能です。
ただし、バイクの排気音は響きやすいため、深夜・早朝には騒音を出さないようにするなどの配慮は忘れずに行いましょう。
自作する方法
バイクコンテナやバイクガレージは自作でDIYすることも可能です。自作したバイクコンテナは、自宅の敷地内や庭に設置します。
ただし、バイクコンテナはそれなりに大きな建物のため、材料を調達して自作するのはハードルが高い作業になるでしょう。バイクコンテナの中には組み立て式のキットもありますが、コンクリートで基礎を作ったり整地作業を行ったりなど、それなりの知識や技術が必要です。
バイクコンテナの選び方

バイクコンテナと一口に言っても仕様はさまざまです。バイクコンテナを選ぶ際には以下を確認しておきましょう。
- 奥行き
- コンテナ周辺のスペース
- 設置場所
- 費用
バイクコンテナの選び方を詳しく見ていきます。
奥行き
バイクコンテナを選ぶ際は、「奥行き」を確認することが大切です。奥行きが狭いバイクコンテナはスペースに余裕がなく、バイクの出し入れがしにくくなります。バイク関連アイテムも一緒に収納したい場合には、奥行きに余裕のあるバイクコンテナを選ぶようにしましょう。
【バイクコンテナの収納例】

コンテナ周辺のスペース
バイクコンテナの「横幅」や「コンテナ前の通路幅」を必ず確認しましょう。横幅に余裕を持たせることで、バイクの出し入れがスムーズになります。
コンテナ前の通路幅が狭いとバイクを直進して出し入れすることができなくなります。通路の幅は「バイクの全長の1.5倍以上」、または「ラダーレールの長さ+バイクの全長以上」が目安です。
設置場所
バイクコンテナの設置場所も重要です。自宅から離れた場所に設置すると、必要なときすぐにバイクに乗ることができません。自宅の敷地内に設置するか、自宅に近い場所に設置されたバイクコンテナをレンタルするのがおすすめです。
費用
バイクコンテナを利用する場合には、レンタル、自作であっても当然コストが発生します。レンタルする場合には初期費用や月額料金、自作する場合は材料費や組み立てキットの費用がかかります。
レンタルするか自作するかは、費用面や設置の労力、コストパフォーマンスなどを考慮して選択しましょう。
バイクコンテナをレンタルするメリット・デメリット

引用:プレスリリース「若年層を中心に広がるバイク・自転車の収納ニーズ 盗難やいたずら対策など安全に収納するために「ハローストレージ」を活用」
※ハローストレージ調べ
ハローストレージが実施したトランクルームの「年代別利用実態調査」によると、10代の収納予定品目の1位は「バイク・自転車」(38.9%)でした。
通学や移動手段、あるいは趣味としてバイクや自転車を活用している方にとって、それらの収納場所としてトランクルームのニーズは高いことがわかります。
ここでは、バイクコンテナをレンタルする具体的なメリットとデメリットを紹介します。
参照:プレスリリース「若年層を中心に広がるバイク・自転車の収納ニーズ 盗難やいたずら対策など安全に収納するために「ハローストレージ」を活用」
参照:プレスリリース「ハローストレージの利用者を対象にトランクルームの利用実態を年代別に調査20~30代は「引越し」の一時利用、40~60代は「自宅の片づけ」に活用」
バイクコンテナをレンタルするメリット

バイクコンテナをレンタルする主なメリットは以下の2つです。
- 近隣トラブルの予防になる
- セキュリティ対策が整っているものもある
自宅の駐車場にバイクを置いている場合、エンジン音や夜間・早朝の使用音などが、近隣トラブルの原因になることも少なくありません。バイクコンテナをレンタルすれば、騒音が自宅周辺に響きにくくなるため、近隣トラブルの予防につながります。
ただし、バイクコンテナをレンタルして利用する場合でも、近隣への配慮を心がけマナーを守るようにしましょう。
また、トランクルーム運営会社が提供するバイクコンテナの中には、防犯カメラや警備員による定期巡回など、セキュリティ対策が整っている物件もあります。「自宅にバイク置き場がない」「屋外にしか置けず収納環境が気になる」という方には便利なサービスです。
バイクコンテナをレンタルするデメリット
バイクコンテナをレンタルするデメリットは以下のものが挙げられます。
- 自宅から遠い場所になる場合も
- 駐車場よりコストがかかることも
- メンテナンス作業は禁止
近くのバイクコンテナに空きがなければ、自宅から離れた場所のバイクコンテナを借りることになります。自宅から遠い場所にあるバイクコンテナは移動に時間がかかり、やや利便性に欠けます。そのような場合は、コンテナへの往復に自転車を利用し、バイクを使用している間は自転車をコンテナに置くことも方法の1つです。
費用面では、通常の駐車場よりもバイクコンテナのほうが、コストがかかることもあります。しかし、バイクコンテナには盗難やいたずら防止などのメリットもあるため、何を重視するかを考えて検討することが大切です。
レンタルしたバイクコンテナでは、コンテナ敷地内でのメンテナンス作業は原則禁止されています。良識をもった利用を心がけましょう。
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バイクコンテナを自作するメリット・デメリット
バイクコンテナは材料や組み立てキットを購入することで自作することが可能です。バイクコンテナを自作する際のメリットやデメリットを具体的に見ていきましょう。
バイクコンテナを自作するメリット
バイクコンテナを自作するメリットは以下のものが挙げられます。
- 組み立て費用が安くなる
- 自分好みにカスタマイズできる
バイクコンテナを自作する最大のメリットは費用が安くなることです。自分で組み立てることで、材料費のみの価格でバイクコンテナが作れます。自分で設計した場合は、コンテナのサイズや外装、内装を好みにカスタマイズできるのも魅力です。
バイクコンテナを自作するデメリット
バイクコンテナを自作するデメリットは以下のものが挙げられます。
- 組み立てが難しい
- 修理費用がかかる
- コンテナを設置する場所が必要
バイクコンテナは素人が自作するには難しい建築物です。組み立てキットのバイクコンテナもありますが、1人で組み立てるのは困難で労力もかかることが多いとされています。
修理や補修が必要な際には、当然費用は自分で支払う必要があります。また、サイズもそれなりに大きいため、設置するスペースを敷地内に確保する必要がある点もデメリットといえるでしょう。
バイクコンテナ使用時の湿気対策
バイクコンテナは密閉性が高いため湿気がこもりやすく、サビやカビが発生する原因になることもあります。そのため、使用時の湿気対策も大切なポイントの1つです。
ここでは、バイクコンテナの湿気対策として、以下4つのポイントを紹介します。
- ゆとりのあるサイズを選ぶ
- 定期的な換気をする
- 除湿アイテムを活用する
- 濡れたままバイクをしまわない
バイクの劣化をできるだけ防ぐためにも、ポイントをチェックしていきましょう。
ゆとりのあるサイズを選ぶ
バイクコンテナを使用する場合、湿気がこもらないよう、ゆとりのあるサイズを選びましょう。具体的には、コンテナの壁から5〜10cmほどバイクを離して置けるだけのスペースが目安となります。
バイクコンテナの壁は外気に触れているため、屋外の影響を受けやすい部分です。特に、冬は外との気温差で結露が発生しやすくなります。カビやサビの発生を防ぐためにも、コンテナの壁とバイクとの間に適切なスペースを確保しましょう。
定期的な換気をする
前述したとおり、バイクコンテナは密閉性が高いため、湿気がこもりやすい一面があります。湿気によるサビやカビの発生を防ぐためにも、定期的な換気をするようにしましょう。
晴れた日には扉を開けて、コンテナ内の空気を入れ替えつつ、湿気を逃すことが大切です。
特に、高温多湿な環境になりやすい夏や、結露が発生しやすい冬は、こまめな換気を心がけましょう。
除湿アイテムを活用する
バイクコンテナを使用する際は、以下のような除湿アイテムも取り入れましょう。
- すのこや除湿マット
- 炭や除湿剤
床とバイクの間にすのこを敷くことで、空気の流れが生まれるため、湿気対策になります。すのこには抗菌効果や調湿効果もあり、吸水性が高いとされている桐やヒノキなどの木製タイプが特におすすめです。すのこではなく、除湿マットを使用する場合は、定期的な交換を忘れずに行いましょう。
加えて、炭や除湿剤の設置も除湿効果が期待できます。なかでも炭は、除湿だけでなく防臭効果も期待できる点がメリットだといえるでしょう。
除湿剤は、コンテナのサイズに合わせて、数カ所に設置しておくことをおすすめします。
濡れたままバイクをしまわない
バイクコンテナ使用時は、濡れたままバイクをしまわないようにしましょう。
バイクに水分が残った状態では、コンテナ内に湿気がたまりやすくなるだけでなく、鉄が酸化しサビの原因になりかねません。
雨天時や海の近くでバイクを使用した後は、水滴を丁寧に拭き取ってからバイクコンテナに収納します。マフラーやホイールだけでなく、フレームの隙間やブレーキ周りなど、細かい部分まで丁寧に拭き取ることも忘れずに行います。
収納前のこのひと手間が、愛車のケアにつながるでしょう。
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バイクコンテナで快適なバイク生活を楽しみましょう
ここまで、バイクコンテナをバイク置き場にするメリットや選び方、レンタルまたは自作するメリット・デメリット、実践したい湿気対策について解説しました。
バイクコンテナを選ぶ際には、奥行き、コンテナ前のスペース、設置場所、費用などを確認しておくことが大切です。また、バイクコンテナ使用時には定期的な換気や除湿アイテムを活用し、湿気対策を行うことも忘れずに行いましょう。
「自宅にバイク置き場がない」「バイクコンテナの自作は難しい」という場合は、ぜひバイク専用のトランクルームの利用を検討してみてください。
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エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄
2020年 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年 整理収納アドバイザー1級 取得
2024年 防災士 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
災害大国の日本でお家の整理収納は非常時にも役立つという思いもあり、本格的に防災について学ぼうと防災士を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納 × 防災 × トランクルームで、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。