トランクルームに家電は収納可能?注意点や必要な準備、運搬方法を解説
トランクルームは荷物を収納できるスペースを提供するサービスです。自宅やオフィスに入りきらない荷物や、使う頻度が少ない荷物を収納するのに適しており、近年注目されています。
そんなトランクルームに家電を収納したい方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、トランクルームに家電はそもそも収納できるのか、収納する際の注意点や運搬前の家電別お手入れ方法、運搬方法を解説します。
トランクルームに家電の収納を検討している方は是非参考にしてください。
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トランクルームに家電は収納できる?
トランクルームに家電を収納することは基本的に可能です。しかし、トランクルームに収納できない家電もあります。具体的に収納できる家電、収納できない家電の例をみていきましょう。
トランクルームに収納できる家電
トランクルームに収納できる家電の例は以下のようなものが挙げられます。
- 扇風機
- 加湿器
- テレビ
- 炊飯器
- パソコン
- 冷蔵庫
- 洗濯機
扇風機や加湿器などの季節家電や、使用しなくなった家電の収納場所としてトランクルームは活用できます。
トランクルームに収納できない家電
トランクルームに収納ができない家電もみていきましょう。
- 石油ストーブ
- 石油ファンヒーター
- その他引火する恐れがある家電
トランクルームの運営会社にもよりますが、発熱・引火する恐れがある家電は収納できないケースが多いです。石油ストーブや石油ファンヒーターの燃料となる石油が発火しやすいため、トランクルームでの収納ができない可能性が高い家電といえます。
トランクルームに家電を収納するシーン
ここからはトランクルームに家電を収納するシーンを3つご紹介します。
- 引っ越しや家の建て替え時
- 転勤などで家電の置き場に困っている時
- 季節家電で生活スペースが圧迫されている時
具体的なシーンを確認し、家電の収納にも上手にトランクルームを活用しましょう。
引っ越しや家の建て替え時
引っ越しをする際に転居先への入居日が退去日に間に合わないケースがあります。その際に家電の一時的な置き場としてトランクルームを活用することができます。
また、家の建て替え時やリフォームの際の家電置き場としても利用することができます。
※トランクルームには最低利用期間が定められている場合があります。一時的な収納場所としてトランクルームを利用する際は、最低利用期間が定められているかを確認しましょう。
関連記事:引っ越し時のトランクルーム活用法!利用メリットや注意点も解説
転勤などで家電の置き場に困っている時
転勤の場合、荷物を転勤先に持っていくケースもありますが、転勤先に家電などがついていれば家電を持っていかないケースもあります。
そういった場合、部屋を借りたままにするのではなく、トランクルームを一時的な置き場として利用することができます。トランクルームに家電などの荷物を収納することで、アパートやマンションを借り続けるよりも割安になる場合があります。
季節家電で生活スペースが圧迫されている時
扇風機や加湿器、こたつなどの季節家電は自宅の収納スペースを圧迫してしまう傾向にあります。収納スペースに1シーズンしか使わない季節家電が収納されていることで、生活スペース上に物が溢れかえる原因になります。
季節家電もトランクルームに収納することで、生活スペースに物が散らかることを防ぐことができます。
家電収納用のトランクルームを選ぶ際のポイント
家電を収納する用のトランクルームを選ぶ際のポイントをご紹介します。ポイントは下記の3つです。
- 設備
- 広さ
- 出し入れのしやすさ
スムーズに家電を収納するために事前に確認しておくとよいでしょう。
設備
トランクルームによって空調設備やセキュリティ設備の充実度に差があります。収納時に高温多湿をなるべく避けたい家電は、空調設備が備わったトランクルームを選ぶなど、収納する家電に合わせて設備を確認しておきましょう。
広さ
家電を収納する際には、当然ですがトランクルームの広さも確認しましょう。トランクルームの広さの目安を下記にまとめます。
収納する家電 | 広さ |
---|---|
扇風機、ヒーターなどの小型家電 | 1~1.5帖 |
冷蔵庫・洗濯機などの大型家電 | 2~3帖 |
なおハローストレージでは、収納予定の荷物を選択することで、荷物量に合ったトランクルームのサイズを教えてくれる「収納シミュレーション」をご用意しています。荷物の量に合ったサイズを把握するためにも、活用してみてください。
出し入れのしやすさ
トランクルームに家電を収納する場合には、トランクルームの間口と通路の広さを確認する必要があります。トランクルームの間口や通路が狭い場合は、家電の出し入れに手間がかかってしまいます。
利用前に下見ができるトランクルームもあるため、下見をして家電の出し入れのしやすさを確認しておくとよいでしょう。
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トランクルームに家電を収納する際の注意点
トランクルームに家電を収納する際の、事前に確認しておきたい3つの注意点をご紹介します。
- 家電の汚れを落としておく
- 家電は購入時の箱などに入れる
- 荷物の配置
家電の劣化を防ぐためにも以下より紹介する注意点を確認しておきましょう。
家電の汚れを落としておく
トランクルームに家電を収納する前には、家電に付着した汚れやホコリを落としておきましょう。汚れやホコリが付いたまま収納すると、故障や劣化の原因になります。
家電別の詳しいお手入れ方法や収納前の準備方法は、後述するので参考にしてください。
家電は購入時の箱などに入れる
家電を収納する際には、購入した時の箱などに入れて収納するのがおすすめです。購入した時の箱を捨ててしまった場合には、段ボールなどを利用しましょう。家電は箱に入れることでコードのひっかかりやホコリの付着を防止してくれます。
荷物の配置
トランクルームに家電を収納する際は、荷物の配置を決めておきましょう。例えば、家電を積み重ねてしまうと、安定感が悪くなり小さな揺れでも落下する危険性があります。
スペースの都合で積み重ねが必要な場合には、転倒防止のゲルマットやベルトなどで固定しておくと安心です。
トランクルーム運搬前の家電別のお手入れ・準備方法
トランクルームに運搬する前に家電のお手入れや準備をしておくことが大切です。家電ごとに適切な方法は異なりますが、今回は以下の家電についてお手入れや準備方法を解説していきます。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- テレビ
- 扇風機・サーキュレーター
- 加湿器
- 電気ストーブ
- こたつ
- ホットカーペット
- パソコン
1つずつ詳しく見ていきましょう。
冷蔵庫
冷蔵庫をトランクルームに収納する際は、収納する2日前までに以下の手順でクリーニングをしておきましょう。
- 電源を抜いて製氷機を掃除
- 水受けタンクの水を捨てる
- 冷蔵庫の汚れを水拭き後に乾拭き
- 家電用のアルコールスプレーで除菌
また、トランクルームに収納する際は冷蔵庫内に乾燥剤を入れるとよいでしょう。
洗濯機
洗濯機の洗浄もトランクルームに収納する2〜3日前までには、終わらせておくとよいでしょう。洗濯機は本体の汚れやホコリを綺麗にした後に、水抜きが必要です。
- 洗濯槽を空にして蛇口を閉め、標準コースで1分程度運転
- 止まったら電源を切って給水ホースを外す(バケツを用意)
- 最短の脱水コースで運転して内部をから拭き
- 排水口から排水ホースを抜き、ホースの水を出す
- ホースや電源コード、アース線をまとめて運びやすい状態に
水抜きの手順は機種によっても違うため、取扱説明書を確認しながら行いましょう。
テレビ
テレビをトランクルームに収納する際には、運搬前に掃除と画面の保護をしておきましょう。
- 通気口やコードの差し込み口のホコリを掃除機で吸い取る
- 乾いたやわらかい布などで画面や枠部分を拭いてホコリや汚れを取る
- 画面の破損を防ぐために保護パネルやカバーをする
テレビの画面に水や洗剤などを吹きかけると、拭き跡が残ったり故障の原因になるため避けましょう。
扇風機・サーキュレーター
扇風機やサーキュレーターはホコリや汚れを落とし、購入時の箱に入れて運搬するのが一般的です。
- ホコリや汚れを掃除機などで取り除く
- 雑巾などで水拭きし乾かす
- 電池式タイプの場合は電池を抜く
- 購入時の箱に入れる
- 箱がない場合はホコリ防止でカバーをかける
トランクルームに収納する前には電池を抜いておきましょう。電池は直射日光が当たる場所や湿度の高い場所に収納すると性能・寿命の低下、液もれ、破裂などの原因になります。
加湿器
加湿器はしっかりと乾かしてから収納するのが鉄則です。運搬する2日前までにはタンクやフィルターを掃除し乾かしておきましょう。
- 取扱説明書で清掃方法を確認
- 加湿フィルターやタンクを洗浄する
- しっかりと乾かしてから購入時の箱に入れる
- 箱がない場合はホコリ防止でカバーをかける
加湿器のお手入れ方法はメーカーや型番によっても異なるため、取扱説明書をよく読んでから行うことが大切です。間違ったお手入れをしてしまうと故障の原因になるので注意しましょう。
電気ストーブ
電気ストーブはお手入れをせずに保管してしまうと故障や破損、火災などにつながる恐れがあります。しっかりと準備をしてからトランクルームに収納しましょう。
- 電源を切りコンセントを抜いて、温度が下がるのを待つ
- ホコリや汚れを掃除機で吸い取る
- 汚れがひどい場合は薄めた洗剤を布に付けて拭き、しっかりと乾かす
- 購入時の箱に入れる
- 箱がない場合はホコリ防止でカバーをかける
取扱説明書をよく読み、故障につながらないようお手入れすることが大切です。
また、石油ストーブや石油ファンヒーターは危険物としてトランクルームに収納できない場合もあるので事前に確認しておきましょう。
こたつ
こたつのお手入れをする前には本体の電源を切り、熱を冷ました上で以下の手順で行います。
- ヒーター部分は掃除機でゴミやホコリを取り除く
- テーブルは拭き掃除をして汚れを落とし、カバーなどをかける
- こたつ布団は洗濯表示に従って洗濯を行う
- コンセント部分はビニールなどに入れておき、邪魔にならないようにする
こたつを片付けるのに最適な時期は一般的に最低気温15度以上とされています。気温を参考として、春ごろを目安にトランクルームへの移動を進めるのがおすすめです。
ホットカーペット
トランクルームにホットカーペットを収納する際には、以下の手順でお手入れします。
- 掃除機をかけ汚れやホコリを取り除く
- 汚れがひどい箇所は水拭き
- 「高温モード」や「ダニ退治モード」などでしっかりと乾燥させる
- 折り畳む
- 段ボールやビニール袋に入れて汚れを防ぐ
折り畳み方はホットカーペットによって異なるので、取扱説明書を確認しておきましょう。
パソコン
パソコンを収納する前には以下のお手入れと準備を行います。
- データのバックアップを必ず取る
- 電源を落とす
- ディスプレイ部分を画面掃除用のクロスやクリーナーで拭く
- ホコリが付着しやすいファンなどはブラシやエアダスターでホコリを払う
- ディスプレイに保護パネルをつける
- 購入時の箱やビニールなどに収納し、一緒に乾燥剤や防虫剤を入れておく
パソコンは長期間使用していないと故障する可能性もあるため、半年や1年に1度電源を入れ正常に起動するか確認しましょう。
トランクルームに家電を運搬する方法
最後にトランクルームに家電を運搬する方法を4つご紹介します。
- 台車や荷台で運搬
- 車で運搬
- 配送業者を利用
- 運搬サービスを利用
自分の環境にあった適切な運搬方法を選択しましょう。
台車や荷台で運搬
自宅から近いトランクルームを利用する場合は、台車や荷台を使って自分で運ぶことができます。レンタカーやその他サービスを利用することもないため、最も費用のかからない運搬方法といえます。
トランクルームが2階以上にある場合は、事前にエレベーターの有無、エレベーターのサイズなどを確認しておきましょう。
車で運搬
トランクルームが自宅から遠くにある場合や、重い家電を運搬する場合は車で運ぶのが最適です。事前にトランクルームの駐車スペースの有無を確認しておきましょう。
配送業者を利用配送業者を利用して、荷物を運んでもらうこともできます。配送業者によっては、荷物の搬出からトランクルームへの搬入まで行ってくれます。しかし、費用が発生する点は注意が必要です。
運搬サービスを利用
トランクルームの運営会社によっては、運搬サービスを提供している会社もあります。運搬作業が困難な人に向いているサービスです。利用予定のトランクルームが運搬サービスを提供しているか確認しておくとよいでしょう。
置き場所に困った家電はトランクルームに収納しよう
ここまでトランクルームに家電はそもそも収納できるのか、収納する際の注意点や運搬前の家電別お手入れ方法、運搬方法を解説してきました。発火の恐れがない家電はトランクルームに収納することが基本的に可能です。
一定期間使用予定のない家電は、トランクルームをうまく活用することで生活スペースを確保することができます。
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監修
エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄
2020年8月 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年5月 整理収納アドバイザー1級 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納の知識とトランクルームを掛け合わせ、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。