身も心も軽く、時代と共に変わる
西洋占星術が教える「風の時代」の生き方、暮らし方
2020年末、大きな転換期到来!
4000年もの歴史を持つ西洋占星術。科学が発達した現代においてもなお、星々の動きは、私たちの未来を的確に照らし出しています。
そんな西洋占星術の世界において、2020年は、ビッグイヤーであり、大きな転換期であると考えられています。
profile
村上さなえ
雑誌編集者から占星術の世界へ。「ホロスコープは、自分のトリセツであり、未来のマップ!」ポジティヴなセミナーやコンサルテーションで人気。「30歳からの星占い(論創社)」ほか著書多数。
毎日の星模様は、ツイッター(@sanaemurakami)で。
http://www.sanaem.com
まずは、キーワードから。
「グレート・コンジャンクション」
この言葉を耳にしたことはありませんか。
コンジャンクションとは、 合(ごう)、天体同士が重なることを指します。なかでも「偉大なコンジャンクション」と呼ばれるのが、木星と土星の会合です。公転周期は、木星12年、土星29年ですから、およそ20年に一度起こる現象です。
このふたつの天体は、社会の動きを象徴すると言われてます。
つまり、20年に一度のタイミングで、木星と土星が顔を合わせ、今後の社会の方向性について打ち合わせすると考えてもらうと分かりやすいでしょう。次のグレート・コンジャンクションまで、およそ20年の世相をあらわすと言われてます。
「地の時代」から「風の時代」へ
さらにこれだけではありません。
今年12月22日に起きるグレート・コンジャンクションは、200年に一度の大きな切り替わり期でもあるのです。
古代ギリシャにおいて、この世界は、火、地、風、水の4つの元素の組み合わせでできていると考えられていました。古代ギリシャで大きく発展した西洋占星術は、12星座をこの4大エレメントに振り分けました。
通常、グレート・コンジャンクションは、火、地、風、水の同じエレメント内で、約200年間繰り返されます。西暦1800年頃、グレート・コンジャンクションは、地のエレメントに移りました。以降、木星と土星は、地の星座である牡牛座・乙女座・山羊座で、20年に一度の木星・土星会議を行っていたわけです。
前回、2001年の牡牛座をもって、約200年続いた地のエレメントのグレート・コンジャンクションが終了。いよいよ、「風」のエレメントの下、新たな時代を迎えます。
“もの”から“こころ”へ。豊かさの価値がかわる
地のエレメントが象徴してきたのは、物質的な豊かさや生産性、実績、安定、価値、形のあるもの等…。この200年は、産業革命を皮切りに、ものづくりや目に見える価値を重んじてきた、まさに「地」のテーマに邁進した時代でした。
そして、2020年12月22日、水瓶座で木星と土星が出会い、以降、約200年にわたる「風の時代」がスタートとなります。
「風の時代」に入るとどうなるか?
「風」は、知性とコミュニケーションを象徴し、情報、ネットワーク、思考、論理、交通、移動等も表します。
とりわけ、今回、グレート・コンジャンクションが起きる水瓶座は、平和と平等、自由と博愛の精神を象徴するだけに、物質的な金権主義、権力主義に終わりを告げ、人間性に基づいた時代へと大きく舵を切るでしょう。
私たちは、パラダイムシフトの真っ只中にいるのです。
#MeToo運動や、#BlackLivesMatter、LGBTQ、あらゆる差別やハラスメントをなくすために、世界各地で上げられている声は、時代の必然と言えるでしょう。
物質主義から精神主義へ。
豊かさの象徴が、“もの”から“こころ”へと移ることで、私たちの生活もゆっくりと変化していくでしょう。まずは、新しい時代にフィットするために、生活の見直しに着手してみませんか。今からできること、エレメント別にご紹介します。
大きな移行期を生きてることには、必ず意味があります。
存分に楽しみましょう。
エレメント別・トランクルーム活用術紹介!
火のエレメント
牡羊座 獅子座 射手座
新たな「チャレンジ」は、身体1つで。
「火」のエレメントの性質は、まさに燃えさかる炎のごとく。新たな課題にチャレンジするなど、情熱を燃やしたり、精神を高揚させることで、生きる実感を得ます。
「バイクの免許を取得する」「世界一周旅行」「サーフィンに挑戦」「三大名山に登頂!」
これまでも、大胆な思いつきを実行に移してきたのではないでしょうか。
経済観念も大胆。道具にお金を惜しみませんから、捨てるに捨てられない、高価なものがゴロゴロと生活空間を圧迫してるなんて人も多そうです。
マイブームが終わっているものは、トランクルームへ。バイクやアウトドア用品など大物は、屋外型トランクルームで、次の出番まで、スタンバっていただきましょう。アバウトなところがあるので、適正サイズをしっかりチェックして。
地のエレメント
牡牛座 乙女座 山羊座
「効率」を考える。時間も空間も無駄なく、使う。
実用性を重んじる「地」のエレメント。住環境においては、利便性の高さや安全性が、重要なチェックポイントになるでしょう。
他のエレメントに比べ、整理整頓への意識が高いので、同居人がだらしないと、イライラさせられている人も多いかも。ですが、すでに紹介したように、むやみにものを持たない時代が始まろうとしてます。今後、ものに囲まれている生活を変えることは、地のエレメントの人にとって、大きな課題となるでしょう。
良く言えば、経済観念が発達している、悪く言えばケチ(失礼)な面もあり、トランクルームの支出をもったいないと考える人も多いかもしれません。
トランクルームを借りる際は、手ごろな価格のサイズからスタートすることをおすすめ。駅近や住まいから近いといった利便性も大事なポイント。そうやって、少しずつ、空間をすっきりさせることで、大型の液晶テレビを設置したり、趣味のスペースを確保したり、リフォームのアイデアが生まれたり…。
片づけることで新しい時代にふさわしい、新たな楽しみを呼び込んで下さい。
風のエレメント
双子座 天秤座 水瓶座
ものを「情報」として整理する。
さあ、「風の時代」が始まろうとしています。
双子座・天秤座・水瓶座生まれにとっては、当然、自分らしさを発揮しやすい、つまり、生きやすい流れになっていくでしょう。
風のように何ものにもとらわれずに生きる、それが究極のテーマ。
大きな家も高価な車も、あなたの幸せの象徴にはならないはず。家の広さより人脈の広さ、高性能な車より、質の高い情報にこそ、価値を見出すはずでしょう。
今すぐ必要でないなら、とりあえず、トランクルームへ。そんな、ものとのクールな付き合いは、さすが風のエレメントならでは。
いざ、片づけにとりかかれば、ものの仕分けなど、サクサクと進められそう。「風」のエレメントは、情報整理術に長けていますので、トランクルームに入れるものは、すべて写真に撮って、デジタル化しておくことをおすすめします。SNSなど、使い途はたくさんありますから。
住まいに関しては、人が集まりやすいよう、リビングは常にすっきりとさせておきたいものです。
水のエレメント
蟹座 蠍座 魚座
「思い出」を陳列するという発想。
情愛の「水」の星座にとって、片付けとは、どちらかと言えば、苦手な作業かもしれません。
目の前の「片づけるべき対象」には、使ったときの思い出や、身にまとったとき、プレゼントされたときの思い出が詰まっているからです。ひとつひとつ手にとっては、記憶が蘇り、簡単に捨てられないし、段ボールにいれて、トランクルームに押し込むのも、抵抗があるかもしれません。作業も他のエレメントより時間がかかりそう。
「トランクルーム=段ボール」というありがちなイメージから、思い出を陳列する場所という具合に、ちょっと発想を変えてみませんか。
トランクルームにキャビネットを設置し、マイルーム化させてしまうのです。自分の思い出にどっぷり浸れる、ロマンチストの多い「水」の星座には、ぴったりの使い途では?
あの扉の鍵を開ければ、私の世界がある。それだけでも、日常、大きな意味がありそう。快適に過ごせるよう、折りたたみの椅子もお忘れなく。