生き方

「片付けられない女が、結婚するための方法」

Vol.3   片付けは気がついた方がやればいい?に待った!

あなたは片付けが得意ですか?
「男性は掃除や片付けが苦手」 「女性は片付けが得意」 という価値観を持っていたり、女性がその全般をこなすのが当たり前の家庭もまだまだ多いのではないでしょうか?
男性もそのせいか片付けられない女性は、ダメな女と思って、結婚相手にも避けたがるとか!?
そんなの困りますよね。じゃあどうしたらいいのか、一緒に考えて行きたいと思います。

夫婦の「片付けのタイミング」が違うことがストレスを生み出す

小さい時から 「ほんと片付けないね」って母によく言われていましたが、大人になって結婚した後も「なぜ片付けないの?」と夫に言われているわたし。

でも聞いてください!
わたし的には片付けは確かに下手だけど、片付けてはいるつもりなんです。。一応。

前回でも書きましたが、片づけの基本作業としては、出したものを定位置に戻すというこの一連の行動。新しいものの位置を決めるという行為は、私の中では「クリエイト行動」なので、それはまた別なんですが、元々モノに所定位置があるものは、片付け下手なわたしも出来ます。

じゃあ一方で「片付けていない」と思われているのはなぜなのでしょうか?
そう思われている理由の一つに「片付けをしなきゃ」と思って始めるタイミングが人によって大きく違うってことが挙げられるのではないかと思うのです。

「なんだか散らかってるね、家」
わたし
「そう?どのあたりが?」
「モノがいっぱい出てるじゃない、これ必要なの?」
わたし
「んと、まだそのDM読んでなくって・・・」
「じゃあこれは?」
わたし
「また後でつかうかな?と思って」
「・・・・」   テキパキと片付けを始める

これが我が家の日常です。。。

部屋の片付けをしよう、と思うのは、その人が不快に感じる状態になっているからだと思うんです。それに人を招き入れる場合でも、きてもらう人に快適に過ごしてもらいたいからするものですよね。

その快適、不快に思うレベルに個人差があるんです。

我が家を例に出してみます。
以下図解すると散らかり指数MAXが10とし、レベル10は足の踏み場がなく散らかっている、全体を見渡した時に空間がなくモノで埋まっている状態とします。

▶︎夫  :
レベル3で不快。
レベル3は全体を見渡した時に、空間が3割埋まっている状態。
▶︎わたし:
レベル8で不快。
レベル8は全体を見渡した時に、空間が8割埋まっている状態。それまで不快と感じない。

だから夫は、私の不快レベル8指数までいかない、レベル3で不快を感じて片付けを始めるので、こまめに片付けをしていることになります。

わたしは自分が不快と感じるレベル8の不快指数まで行かないうちに、夫が勝手に片付けてくれるので、ずーっと不快を感じず快適な暮らしをさせてもらっているという状態。わたしは「片付けよう」と思うタイミングがこないから、もちろん片付け始めないのですが、よって夫は私を“片付けない人”っていう認定をしてくる。

この図式です!!

よくよく考えてみると、元カレと付き合ってる時は、元カレがレベル9くらいだったのか、私が片付けを結構していたんですよね。

不快に思うタイミングが早い夫が片付けてくれるんだから、それでよくない?って思うかもですが、それだと結婚という共同生活を続けることはできないんです。

「片付け下手」が結婚生活を続けるためにすること

もちろん、片付けなんて極力したくないし嫌だけど、共同生活をするわけなので相手への配慮も大切。

では、どうすればいいのでしょうか?

①夫の不快指数レベルがどれくらいなのかを知ろう

まずは、どれくらい散らかったら夫は「不快だ」 と思うのかを観察することが必要です。
そして、自分との差はどれくらいなのか? を知り、夫の片付け不快指数の限界に到達する前に対処をすることで、夫がストレスを感じることを防げるからです。

②夫の不快に感じる&感じない傾向を探ろう

タイミングの次は夫がどうなれば不快感を感じないのか、そのラインを探ります。
例えば我が夫の場合、とりあえず見える場所にモノがちょこちょこ散らばっていると嫌なようで、棚などの中に入れて見えなくなったら良さそうだ、という傾向を把握しました。
わたしが我が家で自由にしていい場所は、自分のデスクと化粧品棚とクローゼット。ここはわたしの聖域として、かろうじて許してもらえているようで、そこ以外にわたしのものが散乱した場合は、移動させればとりあえず良さそうだと気がつきました。

このように、夫の不快を感じるタイミングと、夫がどうすれば不快に感じないのかが分かれば、嫌な片付けも、省エネでやれるというメリットがあるのです。

棚の中に見えないようしまうことで夫が大丈夫だったら、極論棚の中はぐちゃぐちゃでも、夫を不快にさせないって意味合いで言うとOKなわけですよね✨

片付け下手でしかも片付け嫌い人が、毎日毎日隅々までキチンと片付けなきゃ、、って思ったら憂鬱だしそんなの無理!ってなりがち。
でも、その辺りに散らばってるもの、デスクの見えないとこにインさせればいい!と思うと、なんとか出来るかも・・って思えませんか。

片付けに関して重くとらえず 「省エネなお片付け」=「手抜きお片付け」で、一緒に暮らす夫も100%満足ではないにしろ、ストレスを減らすことができるんです。

お互いが歩み寄り、続けられるルールで結婚生活を持続させる

片付けなど 「気がついた方がやったらいいじゃない」 という、一見素敵そうな提案をよく耳にしますが、先に気がつくのが夫だとずーーーっと夫が片付けをやるはめになります。
それは妻にとって楽かもですが、お互いが悪いなと思ったり、いつも自分ばかりという感情を抱きがちです。
だからこそ価値観の違うもの同士が暮らす中では、ほどよいルールって必要だと思うんです。

片付け上手な人も、苦手で下手な人に、完璧を求めたってできないし、かといってやらなくっていいのかってことでもない。相手の快適不快を知り、お互いが出来るほどよいルールを作り継続していけることが、結婚という共同生活を続ける上で必要なことだと思います。

ライター 朝比奈 朋

片付け下手なのに、片付けに関わる仕事の依頼が来たり。
片付けが下手なのに、片付けについて毎日考えているアンチ断捨離派。

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