実家の片付けはどこからやる?片付けのコツや親と揉めないポイントを解説
実家の片付けをしたいけれど、「どこから手をつければ良いのか」「親と揉めないように片付けたい」などと悩む方は多いでしょう。
実家の片付けを成功させるためには、いくつかのコツをおさえる必要があります。また、捨てるべきかの判断は、本人でなければ難しい場合が多いため、親とコミュニケーションを取りながら片付けを進めることも大切です。
この記事では、実家の片付けを行う必要性や片付けの進め方を解説します。親と揉めないためのポイントについても紹介しますので、実家の片付けでお悩みの方は是非参考にしてください。
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実家の片付けの必要性
実家の片付けを行う最大の目的は、親が安心かつ快適に暮らせる環境を整えることです。
物が多く散らかった家の中は、転倒のリスクが高まります。高齢者の転倒は、捻挫や打撲、骨折などのケガを招く要因となり、通院や入院が必要となるケースも少なくありません。地震など災害発生時に床に物が散らばれば、さらにケガの危険性は増します。
実家の物を片付けておけば、転倒によるケガのリスクを軽減できます。片付けを進めることで家の中のスペースに余裕ができれば、将来的に在宅介護が必要となった場合も、介護用ベッドや歩行器などを導入しやすくなるでしょう。
また、親が元気なうちに片付けに取り組むことで、親自身で「捨てるべき」「残すべき」といった判断ができるため、子どもが物の整理に悩んだり、親子間で揉めたりといったことも少なくなるでしょう。
実家の片付けのステップ
実家の片付けを進める基本的なステップは、以下のとおりです。
- 親に片付けの相談・打診をする
- 片付けのスケジュールを決める
- 捨てる物の「基準」を決める
- 不用品の処分方法を確認する
- 片付け作業を進める
親と相談しながら片付けを進めるようにしましょう。もし、親が存命でない場合は、きょうだいや親族に相談をしてから片付けに取り掛かりましょう。
実家と距離が離れている、忙しく時間的な余裕がないといった場合は、専門の業者に片付けを依頼することも方法の1つです。
実家の片付けはどこからやるべき?片付けの進め方
実際に実家の片付けを進めるにあたり、どこからやるかは大切なポイントです。決まりはありませんが、以下の場所から進めるのがおすすめです。
- 子ども部屋
- 玄関や廊下など避難経路にあたる場所
- キッチンや水回り
場所ごとに詳しく解説します。
1.子ども部屋
まずは自分が使っていた子ども部屋から作業を始め、自分自身の物から片付けを進めていくのがよいでしょう。
親が自分の物を片付けることに抵抗感があっても、自分の物以外であれば抵抗感なく受け入れられる可能性があります。また、子どもの物を処分するついでに自分の物も処分してみようという気持ちになるかもしれません。
子ども部屋から片付けを進めることは、親の「捨てたくない」という気持ちを乗り越えるきっかけとなるでしょう。
また、キレイに片付いた子ども部屋を見て、片付けに良いイメージを持ってもらう効果も期待できます。
2.玄関や廊下など避難経路にあたる場所
続いて、玄関や廊下といった家の中の避難経路にあたる場所を片付けましょう。避難経路が片付いていれば、万が一の災害時にも避難がしやすくなります。
片付ける際は、「つまずいて転ばないよう、片付けておこう」 「災害が起きたときに、少しでも早く避難できるようにしよう」 など、声を掛けましょう。
片付ける理由を防災や安全のためとすることで、親の理解を得やすくなり、片付けもスムーズに進みます。
3.キッチンや水回り
キッチンや洗面台などの水回りのスペースは、日常的に使う場所のため、不要な物の判断がしやすい場所です。また、比較的範囲が狭いため、片付けを進めやすい場所でもあります。
キッチンや水回りの片付けは、生活のしやすさに直結し、片付けの効果を実感できます。片付けに対して前向きな気持ちを持つことができれば、ほかの場所の片付けもスムーズに行えるでしょう。
実家を片付けるときの3つのコツ
実家の片付けで大切なのは、「物の整理」をすることです。コツをおさえて、効率的に片付けを行いましょう。
実家を片付けるときのコツは、以下の3つです。
- 「捨てる基準」を決める
- 「思い出の品」は最後に取り掛かる
- 「保留スペース」を設ける
それぞれを具体的に解説します。
「捨てる基準」を決める
物を整理する際は、あらかじめ「捨てる基準」を決めましょう。
「1年以上使っていない」「壊れている」「サイズが合っていない」など、捨てる基準を事前に決めておくと、迷う時間を短縮でき、効率的に片付けられます。
「使える」ではなく「使っているか」を基準に考えると、判断がしやすくなります。似たような物をいくつも持っている場合は、数を絞ることも方法の1つです。
「捨てる基準」は、人それぞれ異なるため、必ず親と相談をしながら進めてください。
関連記事:断捨離のコツって?アイテムごとのコツや断捨離できない理由も解説
「思い出の品」は最後に取り掛かる
アルバムや手紙などの「思い出の品」は、片付けの最後に取り掛かりましょう。
思い出の品は捨てるべきか否かの判断が難しく、処分することに精神的な負荷も掛かります。片付けの最初に取り掛かると、作業がなかなか進まなくなる可能性もあるでしょう。
そのため、思い出の品は、片付けに慣れてくる終盤に整理を行うのがおすすめです。
また、思い出の品は、そう簡単に買い戻せません。処分が後悔につながる可能性もあるため、無理に手放す必要はないということも覚えておきましょう。
関連記事:思い出の品の収納方法とは?整理のコツや収納場所を解説
「保留スペース」を設ける
実家の片付けをスムーズに進めるためには、「保留スペース」を設けることも大切です。
捨てるべきか、残すべきかの判断をしかねる物は、一旦「保留スペース」に置いておくことで、片付けの手を止めずに済みます。
ただし、いつまでも保留にしていては片付けが終わりません。半年や1年以内など、保留期限を決めておきましょう。「期限が来るまでに1度も使用しなかった物は手放す」といったルールを設けておくと処分をしやすくなります。
「保留スペース」が足りないときは、トランクルームを利用するのもおすすめです。
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実家の片付けで親と揉めないためのポイント
実家の片付けを進めようとして、親と揉めてしまったというケースは少なくありません。こうした事態とならないようにするためにも、以下の3点をおさえておきましょう。
- 親の気持ちを尊重する
- コミュニケーションを欠かさない
- 親の物を無断で捨てない
親子間でスムーズに実家の片付けを進めるためにも、それぞれのポイントを解説していきます。
親の気持ちを尊重する
実家の片付けで親と揉めないためには、親の気持ちを尊重することが大切です。
子どもからすれば不用品に思えても、本人からすると大事な物の場合があります。「捨てた方がいい」「こんな物、いつ使うの?」といった一方的な言葉は、親の気持ちを否定してしまうため、避けた方がよいでしょう。
親の意見や気持ちを尊重し、最終的な「捨てる」「捨てない」の判断は、親自身にしてもらうことをおすすめします。
コミュニケーションを欠かさない
実家の片付けで揉める原因の多くは、親子のコミュニケーション不足です。
親の悩みや不安に耳を傾け、共感を示すことが大切です。家にある物について、昔話を聞くだけでもかまいません。話を聞くと、親の価値観や物に対する思い入れの程度もわかります。
片付けのメリットを伝え、その必要性を理解してもらうことも、親との揉めごとを避けるために有効です。「つまずくと危ないから、片付けておくね」と一言添えるなど、親子のコミュニケーションを欠かさないよう意識しましょう。
親の物を無断で捨てない
親の物は、決して無断で捨てないようにしましょう。
物にどのような思いが込められているかは、所有している本人でなければわかりません。親の物を無断で捨てた場合、不信感が生まれ、片付けが進まなくなる可能性があります。また、今後の親子の信頼関係に影響が出る恐れもあるでしょう。
どんなに小さな物であっても、捨てる場合は親の許可を必ず取るようにします。意見が食い違った場合は、感情的にならず、親の気持ちを尊重しながら結論を出しましょう。
実家の片付けにはトランクルームの活用もおすすめ
実家の片付けにはトランクルームの活用もおすすめです。
トランクルームとは、自宅の収納スペースの延長として利用できる収納サービスです。トランクルームには、屋内型と屋外型の2種類があります。屋内型トランクルームの中には、空調設備が整っている物件もあり、温度変化や湿気に弱い荷物などの収納に向いている場合が多いとされています。
実家の片付けで保留にした荷物や、処分したくない思い出の品などを、トランクルームに収納しておくことで、実家がスッキリと片付きます。また、自宅以外に荷物の収納スペースを設けることで、物を捨てたくないという親の気持ちにも寄り添いやすくなるでしょう。
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関連記事:トランクルームとは?使い方や選び方、メリットを徹底解説
実家の片付けはコツをおさえてコミュニケーションを大事にしよう
ここまで、実家の片付けの必要性やどこからやるべきか、片付けのコツや親と揉めないポイントについて解説しました。
実家の片付けは、捨てる基準を設けたり、思い出の品は最後に取り掛かったりなど、コツをおさえることで効率的に行えます。
親と揉めないためには、コミュニケーションを欠かさないことも大切です。
実家の片付けでどうしても捨てられない物がある場合や、処分すべきか判断に迷う物がある場合は、トランクルームの利用も検討してみてください。
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監修
エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄
2020年 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年 整理収納アドバイザー1級 取得
2024年 防災士 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
災害大国の日本でお家の整理収納は非常時にも役立つという思いもあり、本格的に防災について学ぼうと防災士を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納 × 防災 × トランクルームで、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。