引っ越し時、大型家具・家電のみの配送はどうする?費用や手順・注意点を解説
引っ越しをする際に、大型家具や家電の配送をどうすればよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、引っ越し時の大型家具・家電の具体例や配送費用、手順、注意点などを詳しく解説します。
また、引っ越し時の大型家具や家電の一時置き場として、トランクルームの活用法もご紹介します。是非参考にしてください。
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大型家具・家電の具体例
家具・家電の内どんなものを大型と呼ぶのか、明確な定義はありませんが、一般的に以下のものは大型の荷物として扱われることが多くなっています。
項目 | 具体例 |
---|---|
大型家具 | ソファ・ベッド・テレビボード・タンス・キャビネット・本棚 オーディオラック・ベビーベッド・ダイニングテーブル・学習机 など |
大型家電 | 洗濯機・冷蔵庫・冷凍庫・衣類乾燥機・テレビ・エアコン 電子レンジ・掃除機・室外機・パソコン など |
大型家具は、ソファやベッドなどの大きくて重量のある家具を指します。大型家電は洗濯機や冷蔵庫、冷凍庫などのほか、デスクトップのパソコンなども含まれる場合があります。
大型家具や家電は、一般的な家庭ゴミとして出せないことが多く、自治体の粗大ゴミ回収や家電リサイクル法に基づいて処分する必要があります。
引っ越し時、大型家具・家電のみの配送はどうする?
引っ越しをする際に大型家具や家電のみを配送するにはどうすればよいのか、以下4つの方法をご紹介します。
- 配送業者に依頼する
- 引っ越し業者に依頼する
- 自分で運搬する
- 処分や売却をする
それぞれの方法を解説していきます。
配送業者に依頼する
新居に持っていく大型家具や家電のみであれば、配送業者に依頼して運搬してもらう方法があります。配送業者の中には大型の家具や家電専門の業者もあります。梱包まで行ってくれる業者もあるため、必要に応じて探してみるとよいでしょう。
また、運送保険に加入しており、万が一の際の補償を受けられるプランを提供している業者もあります。
引っ越し業者に依頼する
引っ越し業者に依頼して、大型家具や家電を運搬してもらう方法もあります。
引っ越し業者の中には、大型家具や家電のみを運搬したい方向けに、「大型家具・家電の引っ越し向けのプラン」や、単身者向けのプランを提供しているところもあります。大型家具、家電のみの配送で構わない場合は、こうしたプランを利用するのも1つの方法です。
家具や家電を含む荷物を一式で運搬したい場合は、家具や家電も含めたプランで見積もってもらうとよいでしょう。
自分で運搬する
近距離の引っ越しや荷物の少ない引っ越しの場合は、車を準備し自分で運搬することも可能です。ただし、大型家具や家電を運ぶのは労力と人数が必要であるため、家族や知人など手伝ってくれる人を探しておくとよいでしょう。
自分で運搬する方法は、運搬費用などを比較的抑えやすいメリットはありますが、以下のケースに注意する必要があります。
- 運搬中の家具や家電の破損
- 引っ越し先や車などへのキズや破損
自分で運搬した場合は、家具や家電が万が一壊れた際の補償がなかったり、万が一引っ越し先のマンションの壁などを傷つけた際に、原状回復費用などが生じたりすることがあります。このようなリスクも把握した上で、自分で運搬するかどうかを検討しましょう。
処分や売却をする
不要な大型家具や家電であれば、処分や売却を検討してもよいかもしれません。処分する際は、粗大ゴミ扱いになる場合が多く、事前に自治体へ回収の連絡が必要です。売却する場合は、リサイクル業者やフリーマーケットアプリなどを利用するとよいでしょう。
なお、以下の4製品は「家電リサイクル法」によって処分の方法が定められています。
- エアコン
- テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
家電リサイクル法の対象になる家電を処分する際は、捨てる手順や料金を事前に確認しておきましょう。
参照:経済産業省「家電4品目の「正しい処分」早わかり!|家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」
引っ越しで大型家具・家電のみを配送する費用の目安
大型家具や大型家電のみを配送する場合に気になるのが、配送費用です。前述した通り、配送業者や引っ越し業者では、大型家具や大型家電を運ぶ「専用プラン」を用意しているケースがあります。
サービスを提供する業者や配送距離によって費用は異なりますが、費用の目安は以下のとおりです。
- 配送業者:20,000円~
- 引っ越し業者:30,000円~
配送費用は荷物の量やサイズ、運搬距離により大きく変わってくるため、事前に見積もりを取るのがおすすめです。
引っ越し先の建物の構造によっては、クレーン作業が必要なケースもあります。家具のサイズが大きいと分解が必要なこともあり、その場合は別途費用がかかる可能性がある点に注意しましょう。
洗濯機の設置など、運搬以外の作業が必要な場合は、事前に相談しておくと安心です。
引っ越しで大型家具・家電のみを配送する手順
それでは引っ越しで大型家具や家電のみを配送する手順をみていきましょう。
- 配送方法を検討
- 発生する費用を確認
- 梱包・掃除
- 配送
手順ごとに解説していきます。
手順1|配送方法を検討
まずは大型家具や家電の配送方法を検討しましょう。前述した通り、配送する際の方法は業者に依頼をする、または自分で運搬する方法があります。
荷物の多さや大きさ、配送距離を考慮し配送方法を検討しましょう。
手順2|発生する費用を確認
配送業者に依頼する場合には相見積もりをとるのがよいでしょう。相見積もりとは複数の業者に見積もりを依頼し、費用やサービス内容の比較をする方法です。
自分で運搬する場合には、ガソリン代やレンタカー代など運搬にかかる費用を確認しておきましょう。
手順3|梱包・掃除
次に大型家具や家電の梱包を業者に依頼するのか、自分で行うのかを選択しましょう。自分で行う場合、梱包方法も確認する必要があります。
冷蔵庫や洗濯機は梱包前に水抜きと呼ばれる作業をしておく必要があります。水抜きの方法については後述します。
また、家具や家電ごとの掃除方法も事前に確認し、梱包前に済ませておきましょう。
手順4|配送
業者に配送してもらう場合は時間を指定します。自分で配送する場合は車に自分で荷物を入れて運びます。
引っ越しで大型家具・家電のみを配送する際の注意点
大型家具や家電は大きく重量があるものが多いため、比較的配送が難しい荷物です。引っ越しで大型家具や家電を配送する際には、以下の注意点をチェックしておくとよいでしょう。
- 事前に新居や家具・家電のサイズを測る
- 冷蔵庫・洗濯機を水抜きする
- 家具や家電、運搬経路などを保護する
それぞれ注意点を解説します。
事前に新居や家具・家電のサイズを測る
大型家具や家電を新居に配送する前に、部屋のサイズや家具や家電のサイズを事前に測っておくことで、家具や家電の搬入がスムーズになります。
部屋のサイズを測る際は、以下箇所の幅や高さなどを確認しておきましょう。
項目 | サイズを測る場所 |
---|---|
住居部分 | 玄関・キッチン・寝室口・洗面所の入口部分や廊下 |
特定部分 | 洗濯機置き場・冷蔵庫置き場・ベッドを置くスペース |
共有部分(※) | 共有部分のエントランス・共有部分の廊下・エレベーター・階段(エレベーターがない場合) |
引っ越し当日に、新居の入口が狭くて荷物が入らなかったり、スペースが狭く荷物を置けなかったりするケースがあります。引っ越し先に持っていく予定の家具や家電の幅、高さ、奥行きは必ず事前に採寸し、メモしておきましょう。
冷蔵庫・洗濯機を水抜きする
冷蔵庫や洗濯機を運ぶ前には、必ず水抜きをしておきます。水抜きとは、冷蔵庫の製氷機内にある氷や蒸発皿の水、洗濯機の洗濯槽やホースにたまった水を捨てる作業です。引っ越し前に水抜きをしておかなければ、運搬中に水が漏れる可能性があるため注意しましょう。
水抜きのタイミングは、目安として引っ越しの1〜2日前までがよいといわれています。
冷蔵庫は電源を抜き、ドアを開けて冷却器の霜取りを行い、水気をしっかり拭き取っておくとよいでしょう。
家具や家電、運搬経路などを保護する
家具や家電、運搬経路の保護をすることも大切なポイントの1つです。大型の家具や家電の運搬時は、毛布にくるむなどして保護することで破損を防ぎやすくなります。
また、家具家電だけでなく、運搬経路となる柱や壁、床、エレベーター、階段(エレベーターがない場合)などに養生テープや緩衝シートを貼り保護しておきましょう。配送業者や引っ越し業者に依頼した場合、これらの保護作業は業者が行ってくれるケースも多いといわれています。
引っ越し時の大型家具・家電置き場にトランクルームを活用しよう
引っ越し時の大型家具や大型家電置き場として、トランクルームを活用する方法があります。
「旧居の退去日と新居への入居日に間が空いてしまう」
「一人暮らしから一時的に実家などに引っ越すが、家具や家電の置き場がない」
「引っ越しに向け家具や家電を新たに購入したものの、旧居に置いておくスペースが足りない」
上記のような理由で、引っ越し時に大型家具や家電の置き場に悩むケースは、少なくありません。そのような場合にトランクルームを利用することで、一時的に荷物を収納することができます。
トランクルームを活用するメリットは、以下のような点があげられます。
- 空調設備つきのトランクルームもある
- 家具や家電以外の荷物も収納できる
- 荷物の運搬サービスを行っている場合もある
トランクルームのメリットについて詳しくみていきましょう。
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空調設備つきのトランクルームもある
トランクルームは、自宅の収納スペースの延長として利用できるサービスです。引っ越し時の大型家具や家電の一時避難場所として利用できます。
また、部屋に入りきらない荷物やシーズンオフの衣類や家電製品なども収納可能です。
屋内型トランクルームの中には空調・除湿設備のある物件もあり、温度変化や湿気が気になる家具や家電の収納にも向いている場合が多いとされています。
関連記事:屋内トランクルームの特徴は?メリット・デメリットや料金相場を解説
関連記事:トランクルームに家電は収納可能?注意点や必要な準備、運搬方法を解説
関連記事:トランクルームに家具を収納するには?選び方や収納前の確認点を解説
家具や家電以外の荷物も収納できる
引っ越しのための荷造りをしていると、荷物で住居スペースが圧迫されて生活しづらくなるかもしれません。
トランクルームのスペースに余裕があれば、家具や家電以外の荷物も一緒に収納することができるため、生活スペースにゆとりを持たせやすくなるでしょう。引っ越しまでの間の、荷物置き場として活用するのもおすすめです。
関連記事:トランクルームとは?使い方や選び方、メリットを徹底解説
荷物の運搬サービスを行っている場合もある
トランクルームは、荷物の出し入れを基本的に自分で行う必要があります。ただし、自宅からトランクルームへの荷物の搬出・搬入を行ってくれるトランクルームもあります。
ハローストレージの「ハロー宅配便」は、荷物の搬出・搬入をすべて専門のスタッフが対応してくれます。荷物の運搬手段でお困りの方や対応可能なエリア、費用などが気になる方は、下記のリンクより確認してみてください。
引っ越し時、大型家具・家電のみを配送する際は慎重に配送方法を検討しよう
ここまで、引っ越し時の大型家具や家電の具体例や配送費用、手順、注意点などを解説してきました。どういった方法で運ぶのか、どのくらいの費用がかかるのか、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
また、旧居の退去日と新居への入居日に、間が空いてしまう際の荷物の一時避難場所や、新居に入りきらない荷物の置き場所として、トランクルームの利用も検討しましょう。
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監修
エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄
2020年8月 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年5月 整理収納アドバイザー1級 取得
子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納の知識とトランクルームを掛け合わせ、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。