トランクルーム

トランクルーム徹底活用法!  Vol.4

トランクルームの衣類収納(レディース編)

クローゼットの中に、着ていない服はありませんか?シーズンオフの服や冠婚葬祭用の服、またはおしゃれ着、思い出の服などなど。ふだん着ていない服がいっぱいあるのなら、トランクルームを活用して、クローゼットをすっきり快適にしましょう。今回は、ハンガーにかける衣類のトランクルーム収納ポイント、レディース編をご紹介します。

着ていない服をピックアップする

まずはじめに、自宅のクローゼットをチェックし、着ていない服をピックアップしてみましょう。

シーズンオフのコート、ジャケット、スカート、パンツ、シャツ、ブラウス、ワンピース、冠婚葬祭でしか着ない服、出番のないおしゃれ着、それからサイズアウト気味の服、高価なブランド服、思い出の服などなど…。
ピックアップしてみると、着ていない服のほうが多いかもしれません。

ピックアップした服をクローゼットの片側に寄せて、着ていない服の量を把握しましょう。

トランクルームを選ぶ

着ていない服の量がわかったら、次にトランクルームを探しましょう。
今回は、約4畳の部屋を使用しましたが、0.5畳くらいの狭い部屋から8畳などの広い部屋までバリエーションがありますので、衣類の量に合わせてちょうどよい広さの部屋を選びましょう。

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部屋を借りたら、ハンガーラックを置く場所を決め、サイズを測ります。

今回は、柱と梁によって窪んだ部分をラックの置き場所にすることにしました。
写真に記したように、窪み部分の幅と高さを測ります。衣類の場合、奥行きは60cm程度必要です。

ハンガーラックを選ぶ

次はハンガーラックを選びます。ハンガーラックにはいろいろな種類がありますが、選ぶポイントは、以下のとおりです。

ハンガーラック選びのチェックポイント
  1. 幅が変えられるか
  2. 高さが変えられるか
  3. 1段か2段か
  4. 移動式(キャスター)か固定式(つっぱり)か
  5. カバーつきか

今回は、もっとも汎用性のある1段と2段のコンビで、かつ幅も高さも変えられるラックを使うことにしました。

このハンガーラックは、全体の幅と高さが変えられるので、置き場所に合わせて設置することができます。
また、1段と2段のコンビになっており、2段のほうは手持ちの服の丈に合わせてパイプの高さが変えられます。婦人服は、衣類によって丈が異なるので、丈に合わせてパイプの高さを変えられるものがおすすめです。

↓使用したのはこちら

パイプの高さを決める

効率よくかけるためには、同じくらいの丈の衣類をまとめます。

今回は、左側の上段に丈が短めのトップス、下段に丈が長いボトムスをかけることにしました。
ブラウスとスカートをそれぞれかけてみて、パイプの高さを決定します。

パイプの高さはネジ(上)を開け閉めするだけで簡単に調節ができます。全体の高さもネジ(下)で調整できます。

100均グッズでパイプを1本追加

右側はパイプが1本しかないので、長い丈の服が少量しかない場合は、下がデッドスペースになりがちです。

そんなときは、パイプを1本追加してみましょう。
100均グッズを使えば、誰でも手軽に簡単にパイプハンガーが作れます。

100均で購入するものは、S字フック4個、チェーン2本、突っ張り棒1本です。
チェーンの長さは上段にかけたい洋服の丈に合わせます。衣類は意外と重いので金属製がおすすめです。
突っ張り棒もパイプハンガーやかける服の量に合わせて選びます。

左側と同様に、洋服をかけて高さ調節をします。

丈を見ながら長さを調節し、S字フックにチェーンをかけます。

右側に衣類をかけて収納完成!

右側の上段のパイプには、コートやパーカーなどのアウターをかけました。

パーカーの下に、丈の短いスカートやキュロットなどをかけることによって、スペースを無駄なく使えました。

8割収納で通気性をよくする

衣類をかける際、ついギュ〜ギュ〜にかけてしまいがちですが、詰めすぎは通気性が悪くなるのでNG!
かけすぎないのがポイントです。

婦人服のためのハンガー選び

衣類収納で、実はとても重要なのがハンガーです。
服の形にハンガーが合っていないと形崩れの原因となります。

よくありがちなのが、肩のハンガー痕。

少しの時間では気になりませんが、長時間合わないハンガーにかけていると、自重によって痕がしっかり付いてしまいます。
ひとたび痕が付いてしまうと、着用したときにも肩がとんがってハンガーの痕がわかり、みっともないことになります。

おすすめのハンガーはコレ!

●トップス

トップス用におすすめなのが、女性のなだらかな肩の形状に合わせて作られた肩が丸いハンガーです。このハンガーなら、肩がとんがったりしません。
しかも、滑り止め加工がしてあるので、ツルツルしたブラウスや肩ひも付きの衣類も落ちにくくなっています。

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ジャケット、コート

ジャケットやコートはしっかりとした厚手の素材が使われていることが多いので、潰れたり形崩れがおきると厄介です。ハンガーも厚みがあるタイプのものにかけて形崩れを防ぎましょう。

スカート、パンツ

スカートやパンツにはピンチタイプのハンガーがおすすめ。ウエスト部にピンチの痕がつくのが気になる場合は、間に厚めの布を挟むなどするとよいでしょう。

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  • スカート、パンツハンガー/Can Do  110円

ほこり、湿気対策をする

当たり前のことですが、衣類をトランクルームに長期収納する場合には、クリーニングに出すなどしてきれいな状態にしてから収納します。

そして、気になるのがほこりと湿気対策です。

衣服ごとに不織布カバーをかけたり、ラック全体をカバーして衣類をほこりや湿気から守りましょう。手持ちの布をハンガーパイプの上にかけるだけでもほこり避けができます。

不織布カバー

大切な衣類は1着ずつカバーをかけておくと安心。クリーニング店の両面ビニールは通気性が悪いのでNG!通気性のよい不織布タイプのカバーにかけ直しましょう。 

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前面は透明ビニール、背面は不織布の衣服カバーです。中が見えるのに通気性がよい、というのが魅力。
カバーする衣類に合わせて、下部はカットしてもOKです。

ラックカバー

ラック全体をすっぽりとカバーするタイプ。上部が透明ビニールになっているので、何がどこにかかっているかも見えます。衣類の量が多かったり、出し入れが頻繁にある場合には、こちらがおすすめです。

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布をかける

特別なものを用意しなくても、家にある布をパイプの上からすっぽりとかけるだけでもOKです。

湿気取り

さらに、湿気が気になる場合には、市販の湿気取りを部屋の片隅に置いておきましょう。
トランクルームは上部がオープンになっているので、置き型と吊り下げ型と両方用意しておくと安心です。

まとめ

トランクルームに衣類を収納する場合は、次の3つを念頭に置いて計画しましょう。

Point

  1. スペースや収納量に合わせて使い勝手のよいラックを選ぶこと
  2. 形崩れを予防するハンガーを選ぶこと
  3. ほこりと湿気対策をすること

この収納ポイントは、自宅でも活用することができますので、まずは自宅のクローゼットからチャレンジしてみてもよいかもしれません。次回は、バッグ編をお届けします!

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取材・文/福井順子  撮影/野地康之

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