トランクルーム

トランクルームに空調設備はある?メリット・デメリットを解説

屋内型トランクルーム

トランクルームは荷物を収納するスペースを借りることができるサービスです。トランクルームは家電や衣類など、さまざまなものを収納することが可能です。

トランクルームには空調設備が備わっているのか気になる方もいらっしゃるでしょう。トランクルームには空調設備を完備したものもあり、温度変化や湿度に弱い荷物の収納にも向いている場合が多いとされています。

この記事では、トランクルームに空調設備があるメリットやデメリット、空調設備のあるトランクルームに入れた方がよい荷物の例、おすすめの湿気対策を解説します。トランクルームを検討されている方は参考にしていただけると幸いです。

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トランクルームの空調設備とは

トランクルームは大きく分けて屋外型と屋内型の2種類があります。屋外型のトランクルームは海上運送用の丈夫なコンテナを利用した収納スペースです。外に設置されており、基本的に空調設備は付いていません。

一方、屋内型のトランクルームは室内にあるため、空調設備やセキュリティ設備が充実しているものが多い傾向にあります。ただし、すべての屋内型トランクルームに空調設備が備わっているわけではないため、注意が必要です。

トランクルームに設置されている空調設備は、エアコン(冷房)、送風機、空気清浄機、換気扇、除湿機などが該当します。

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トランクルームに空調設備があるメリット

空調設備がないトランクルームと比較し、トランクルームに空調設備があるメリットをご紹介します。一般的に以下の5つのメリットがあるといわれています。

  • カビの発生を防ぎやすい
  • 劣化・故障を防ぎやすい
  • 悪臭を防ぎやすい
  • 結露が発生しづらい
  • 害虫を防ぎやすい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

カビの発生を防ぎやすい

空調設備があることで湿度を抑えることができるため、空調設備がないトランクルームと比較するとカビの発生を防ぎやすくなります。梅雨の時期などにカビや湿気に弱い荷物を入れる際には、空調設備があるトランクルームを利用するほうが安心です。

劣化・故障を防ぎやすい

屋外型のトランクルームは断熱材を使用している場合もあるものの、真夏ではどうしても温度が上がります。家電製品やパソコンなどの電子機器は高温に弱いため、高温の状況下に置いておくと、劣化・故障してしまう恐れがあります。

空調設備が備わっているトランクルームであれば適正な温度を維持できるため、高温による荷物の劣化を防げる可能性が高まります。

悪臭を防ぎやすい

締め切った空間で荷物を管理すると、カビが発生し、荷物に悪臭が染み付いてしまうことがあります。空調設備が整っている屋内型のトランクルームには換気扇が付いているため、室内に臭いがこもらず荷物に悪臭がつくのを防ぎやすくなります。

結露が発生しづらい

結露とは空気中の水蒸気が凝縮する現象のことです。結露の原因はさまざまで、外気と室内の寒暖差だけでなく、室内の湿度の高さも影響します。

空調設備のある屋内型トランクルームは、結露が発生しづらい構造になっています。

害虫を防ぎやすい

室内に発生する害虫は、ダニやシロアリ、クモ、ゴキブリ、アリ、ムカデなどさまざまです。特にダニはカビと同様に、空調の有無によって発生する可能性が大きく変わります。

空調のあるトランクルームは、高温多湿を好む害虫が比較的発生しづらい環境といえるでしょう。ただし、空調設備のあるトランクルームでも害虫が発生する恐れはあるので注意が必要です。

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トランクルームに空調があるデメリット

屋内型トランクルーム

荷物の劣化を防止し、清潔に収納するためには空調はとても重要です。一方で、空調設備があるトランクルームにはデメリットも存在します。

利用料金が高くなる傾向がある

空調設備のない屋外型トランクルームと比較して、空調設備がついた屋内型トランクルームは、利用料金が高い傾向があります。

例として、ハローストレージの空調設備がない屋外型トランクルームと空調設備がある屋内型トランクルームを1ヶ月レンタルした場合の月額使用料を比較してみましょう。

トランクルームのタイプ月額使用料の目安(※)
空調設備のない屋外型トランクルーム月額5,000〜13,000円程度
空調設備のある屋内型トランクルーム月額6,000〜23,000円程度
※2024年4月時点の情報です

このように、空調設備のある屋内型トランクルームのほうが月額使用料金はやや高くなる傾向があります。ただし、空調の有無のみで料金が決まるわけではないので、検討しているトランクルーム会社に問い合わせてみましょう。

また、屋内型であっても空調設備がないトランクルームも存在します。空調設備を求める方は契約前に空調設備の有無を確認しておきましょう。空調設備の有無に関しては運営会社のホームページでも確認することができます。

関連記事:トランクルームの料金相場は?料金を安く抑える5つのポイントも解説

空調設備のあるトランクルームが適している荷物の例

それではどのような荷物の場合、空調設備が必要なのでしょうか。ここでは、空調設備のあるトランクルームが適している荷物の例をご紹介します。

  • 電化製品
  • 本・書類・アルバム
  • 衣類や布製品
  • CD・レコード
  • オモチャ・雑貨・小物
  • 防災グッズ・非常用品

それぞれ詳しく見ていきましょう。

電化製品

電化製品は温度や湿度が高い環境下の場合、故障や劣化のリスクが高まります。電化製品の主な部品は金属製であるため、特に湿気が大敵だと言われています。

電子レンジ、洗濯機、扇風機、デジタルカメラ、CDコンポ、プリンター、パソコン、液晶モニタなどは高温や湿気に弱い電化製品の代表例です。

空調設備のあるトランクルームに収納することで、屋外型などと比較して湿気対策がしやすくなります。

本・書類・アルバム

紙は湿気に敏感であり、湿度の高い場所に長時間置かれた紙は波打ちや反りといった変形が起こります。波打ちとは湿度が高い場合に発生し、空気中の水分を吸い込むことで起こる現象です。一方で、反りは湿度が低い場合に発生し、乾燥して紙が空気中に水分を放出することから起こる現象です。

湿気による波打ちは、完全に元の状態に戻すのは困難だと言われています。そのため、本や書類、アルバムなどの紙類を収納する際には、空調設備が備わったトランクルームのほうが収納に向いている場合が多いでしょう。

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衣類や布製品

衣類や布団、カーテン、ぬいぐるみなどの布製品は、湿気によってカビが起きてしまう恐れがあります。そのため、空調設備が備わった屋内型トランクルームのほうが向いている場合が多いとされています。ただし、空調設備だけに頼るのではなく、防虫剤や除湿剤を併せて使用するなどの工夫も大切です。

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CD・レコード

CDやレコードを収納する場合も注意が必要です。CDやレコードを収納するのに適当な温度は10〜30℃、湿度は40%〜60%程度といわれています。

特にレコードやレコードジャケットは湿度やカビに弱いため、空調設備が整ったトランクルームに入れ、できるだけ変形や劣化しにくい環境で収納しましょう。

オモチャ・雑貨・小物

オモチャの電動パーツの配線や基盤は、湿度や温度の変化に弱い傾向にあります。また、木製のオモチャも湿気や急激な温度・湿度の変化に弱い傾向にあります。

思い出のオモチャやホビーの保存状態を維持するためには、空調設備のあるトランクルームを選択しましょう。

防災グッズ・非常用品

防災グッズや非常用品は通常自宅内に備えておくべきものですが、万が一自宅が被災した際にトランクルームにも置いておけば、いざというときの備えになります。また、非常用品である非常食は、ホコリやカビによって状態が悪くなることがあります。そのため、温度変化が少なく、風通しの良いところに収納するのがよいでしょう。

缶詰などであっても、熱で成分が分解され、劣化することがあります。直射日光に当たらず、空調設備のあるトランクルームであれば熱による劣化を防ぎやすくなります。

関連記事:防災グッズの収納場所や収納アイテム、トランクルーム活用法をご紹介

空調設備つきのトランクルームにおすすめの湿気対策

空調設備つきのトランクルームは、湿気などに弱い荷物の収納にも向いていることが多くなっています。しかし、トランクルームの空調設備だけでは十分でないこともあるため、自ら湿気対策を行うことも大切なポイントです。空調設備つきのトランクルームにおける湿気対策には以下のようなものがあります。

  • すのこを敷く
  • スペースに余裕を持って収納する
  • 除湿剤を利用する
  • 定期的な換気や掃除を行う

それぞれの湿気対策について詳しく見ていきましょう。

すのこを敷く

トランクルームを利用する際は、すのこを床に敷くことで湿気対策になります。すのこを敷くことで床と荷物の間に空間ができます。空間を作ることで空気の流れが生まれ、湿気がたまるのを防いでくれます。

床だけでなく、荷物と荷物の間にすのこを挟むのも効果的だと言われています。すのこは特に木製タイプのものが吸湿性に優れているため、湿気・カビ対策としてもおすすめです。

スペースに余裕を持って収納する

荷物を詰め込みすぎると湿気がこもりやすくなります。湿気がこもらないようにするために、荷物と荷物の間のスペースは余裕を持って取るようにしましょう。壁や床に直接荷物が触れると湿気がこもるので、前述したすのこや収納ラックなどを使って、距離を持たせて収納するのがポイントです。

除湿剤を利用する

湿気は空間中で下や四隅にたまりやすい傾向にあります。トランクルーム内の床や隅などに置き型タイプの除湿剤を置くと良いでしょう。衣類を衣装ケースに入れている場合は、衣類専用の除湿剤を衣装ケースの中に入れておくのがおすすめです。

ただし、除湿剤には使用期限があり、次第に効果がなくなってしまいます。使用期限は設置前に確認し、定期的な交換を心がけることが大切です。

定期的な換気や掃除を行う

空調設備があるトランクルームであっても、定期的な空気の入れ替えをする必要があります。荷物を長期間入れたままにせず、定期的にトランクルームに訪れて換気を行いましょう。また、ホコリや汚れがたまるとカビの発生原因になるので、トランクルーム内の掃除もしっかりと行うことが大切です。

空調設備のあるトランクルームで荷物を守ろう

ここまでトランクルームに空調設備があるメリットやデメリット、空調設備のあるトランクルームに入れた方がよい荷物の例、おすすめの湿気対策を解説してきました。

湿気や温度変化に弱い荷物の収納時は、環境を整えることが大切です。もし収納場所にお困りの場合は、空調設備のある屋内型トランクルームを活用するのも方法の1つです。本記事で紹介したメリットとデメリットを考慮しつつ、ご検討ください。

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監修

小川真澄さん

エリアリンク株式会社 マーケティング部
小川 真澄

2020年8月 整理収納アドバイザー2級 取得
2022年5月 整理収納アドバイザー1級 取得

子どもの時からお片付けや断捨離は大の苦手。整理収納アドバイザー2級の勉強を機に、お片付けには理論やセオリーがあり、身の回りを整理整頓すると生活がかなり快適になることに感動。お片付けのプロになりたいと思い立ち1級を取得。
大切な物を捨てずとも、整理収納の知識とトランクルームを掛け合わせ、より暮らしやすい生活を提案するために日々奮闘しています。

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